『クレヨンしんちゃん』のかなり怖いクレヨンホラー劇場「殴られウサギ(なぐられうさぎ)」シリーズ

『クレヨンしんちゃん』のかなり怖いクレヨンホラー劇場「殴られウサギ(なぐられうさぎ)」シリーズ

桜田母子(桜田ネネ・ネネちゃんとママ・桜田もえ子)が密かに隠し持つウサギのぬいぐるみの「なぐられうさぎ」。二人はストレスを解消するためにうさぎのぬいぐるみを殴ったり蹴ったりしています。これは「クレヨンしんちゃん」の定番です。この桜田親子の定番的なお約束と「なぐられうさぎ」の変遷をおさらいします。特にホラー回の「なぐられうさぎ」シリーズは本気の怖さ。子供たちが「消して!見たくない!」と本気で嫌がってしまうトラウマ級。実は殴られウサギの声はしんのすけと同じ人なんですね。


桜田母子(桜田ネネ・ネネちゃんとママ・桜田もえ子)が密かに隠し持つウサギのぬいぐるみの「なぐられウサギ」

常にうさぎのぬいぐるみを懐にひそめ、嫌なことがあると殴ってストレスを発散している。そんなストレス解消をするネネちゃんの姿を物陰から目撃したよしなが先生が心配のあまり、家庭訪問をする始末であった。 

だが、この癖はもともと母親のもので、ネネもその光景を見るたび「いつものママじゃなーい」と泣きわめいていたが、いつしか「いつものネネちゃんじゃなーい」と友人に言われるようにまでなってしまう。

ネネちゃん(桜田ネネ)とネネのママ(桜田もえ子)は常にうさぎのぬいぐるみを懐にひそめ、嫌なことがあると殴ってストレスを発散している

桜田ネネの母。28歳。清楚な容姿の美人。人前では優しいが、裏表が激しく陰湿で計算高い性格。みさえと同じく見栄っ張りで便秘気味。

作る料理は常に「しつこいお味」でしんのすけから指摘されており、みさえ、ひろし、ネネちゃんのパパも認める発言をしている。

桜田家に押しかけてくるしんのすけの迷惑によりネネちゃんのママの怒りが頂点に達した時、部屋にこもってウサギのぬいぐるみをサンドバックの代わりにして殴ることでストレスを解消していた。 

最近では密かに持ち歩くことも増えている。当然、野原一家に出会った後のストレス解消のためである。

桜田母子(ネネちゃんとママ)が密かに隠し持つウサギのぬいぐるみの「なぐられウサギ」

「ネネちゃんのママ」(桜田 もえ子)の最大の天敵「しんのすけ」

最高に楽しみにしていた特上の大トロやいくらを食べられず、莫大なショックを受け、ネネちゃんのママは精神崩壊してしまった。

しんのすけは、ネネちゃんのママの大好物の特上の寿司ネタ(大トロ、ウニ、アナゴ、一番の好物は「いくら」)ばかりをピンポイントで正確に食べていく。

「ネネちゃんのママ」(桜田 もえ子)が暴れて、ネネが「いつものママじゃなーい」と泣き出すことが定番

ネネちゃんのママが外出時にしんのすけと出くわすと、怒りがマックスになったところで、トイレに入り、「ボスッ!ボスッ!・・・」と「なぐられうさぎ」を殴打することになる。

うさぎのぬいぐるみは家中の各所に隠してあり、時には外出の際にも持っていく。空気を入れて膨らませる非常用のうさぎもある。

「ネネちゃん」(桜田ネネ)もひまわり及びあいの登場を境に凶暴化し、「なぐられうさぎ」をサンドバックにすることが増える。

しんのすけの妹「ひまわり」も桜田母子(ネネちゃんとママ)を翻弄する。ひまわりの登場もネネちゃんの凶暴化に影響している。

ネネちゃん(桜田 ネネ)は5歳児とは思えないほどおませな女の子。自分が設定を考えるリアルおままごとが大好きだが、しんのすけ達からは不評である。

ひまわりは、回転テーブルを半回転させる作戦を思いついている。0歳児なのに、すでに非常に高いステージに到達している。末恐ろしい。言葉はしゃべれないが、相手の言葉は、どういうわけか、かなり理解ができているようだ。運動能力と状況判断力も0歳児とは思えない。

ひまわりは、ネネちゃんのプレミアムお子様中華ランチのゼリーを狙う。

中華の回転テーブルをまわす。この程度は容易にできる。フェイク行動を伴う撹乱戦法も得意。

ひまわりは狙い通りにプレミアムお子様中華ランチのゼリーを面前に止める。さすがのネネちゃんもひまわりの判断力と行動力にビビル。

ひまわりもしんのすけ同様に桜田母子の天敵になっていくのだろう。

ひまわりのゼリーください光線に屈してしまうネネちゃん「ネネ、お姉さんだから、ヒマちゃんにゼリーあげる・・・」

明らかに、「酢乙女あい」(すおとめ あい)の登場を境に、「ネネちゃん」(桜田ネネ)は凶暴化していった。

しんのすけ以外の男子はお嬢様の「酢乙女あい」の虜になってしまう。酢乙女あいと張り合うほどに凶暴化していくネネちゃん。

酢乙女あいの転入以来ネネちゃんまでもがストレス解消に隠し持っていたウサギのぬいぐるみをサンドバックにすることが増えた。

酢乙女あい(すおとめ あい)の登場を境に、「ネネちゃん」(桜田ネネ)は凶暴化していった。

酢乙女あいの転入以来、ウサギのぬいぐるみをサンドバックにすることが増えた。

ネネちゃんのストレス解消のほとんどの原因が酢乙女あいにあることは、彼女のボディガードでもある黒磯も知っている。

ネネ「(怒りの文句を言いながら)ボスッ!ボスッ!・・・」

ドラえもんのジャイアンに相当する凶暴さのネネちゃん

マサオくんの作った「ハザードマップ」(危険な場所の地図)には「ネネちゃんの家」も記載されている。

「ネネちゃん」(桜田ネネ)が凶暴化したとき、いつも餌食になるのは、マサオくん

クレヨンホラー劇場のホラーなキャラクター「なぐられうさぎ」が主役のエピソードの紹介(5作品) 最後の2作品が飛びっきり怖い。

クレヨンしんちゃんにおいて放送されたホラー系の話です。中にはギャグ率の高いものや、ホラー系より不可思議系の話がでるのもあります。

このクレヨンホラー劇場の中で「ウサギシリーズ」「しんこちゃんシリーズ」と視聴者の精神をえぐるような怖さを与える話がたびたびつくられた。

クレヨンホラー劇場の第1話「呪いのフランス人形だゾ」(1997年8月8日放送) クレヨンホラー誕生の瞬間であった。

「殴られうさぎ」が主人公となり、桜田親子の二人に復讐をするホラー。

2003年6月7日「殴られうさぎの逆襲だゾ」
2003年12月6日「ネネちゃんのうさぎがしゃべったゾ」
2006年8月25日「なぐられウサギたびたびだゾ」

以上の話はDVD「みんなで選ぶ名作エピソード ふるえる恐怖編」に収録されている。

2014年8月29日「レジェンド オブ なぐられウサギだゾ」
2015年9月11日「なぐられうさぎ〈泡〉だゾ」

最後の2作品が飛びっきり怖い。子供向けとしては怖すぎる。

ホラーなキャラクター「なぐられうさぎ」が主役のエピソードの紹介

「しあわせうさぎ / なぐられウサギ」が動く際には夜空に不気味な赤い月が浮かぶという怪現象が起こる。

2003年6月7日放送「殴られうさぎの逆襲だゾ」 恐怖の殴られうさぎシリーズの元祖。

「殴られウサギの逆襲だゾ」(2003年6月7日放送回) 
ある日ネネちゃんとママはいつも通りにうさぎを殴っていたが、その夜にネネちゃんはそのうさぎが動いている様子を目撃してしまう。 
うさぎがホラーキャラと化して登場した初の回。

ネネちゃんのママ「はい、桜田です。ああ、あなた・・・えっ、残業で会社に泊まるから、夕食はいらないですって・・・(今、作っちゃったとこなのよ!)」

番組が始まって30秒で、早くも、ダークサイドに落ちたネネちゃんママのウサギのぬいぐるみへの殴打の連発。これは不吉な話になりそう。

ネネちゃんのママ「もう・・・もっと早く連絡しなさいよね!ふん・・・ふん・・・(ウサギの叩かれる音:ボスッ!ボスッ!)・・・」

「ま・ほー少女もえP」のストーリーに納得がいかず、怒り出すネネ。

ネネちゃん「何書いてるんだよ・・脚本・・・プロデューサー、演出!やる気を出せよ!・・・ボスッ!ボスッ!・・・」

真夜中、二人の前に、殴られウサギが出現する。プリンを食べている。

殴られウサギ「へへん、私を殴るときと、ずいぶん態度が違うのね」

ネネちゃん「ママー、ネネたち悪い夢を見ているのよね」 殴られウサギ「夢なんかじゃないよ」 ママ「じゃあ、どっきり?」 ウサギ「どっきりじゃないの、これが現実なの」

ネネちゃんとママに恨みを晴らすべくこき使う展開

ネネはマッサージをする。ママはジュースを入れる。

殴られウサギ「すべてのぬいぐるみの名にかけて、あなたたちを許すわけにはいかないわ。あなたたちはね、罰が当たるのよ」

ママ「う、うさぎ・・・」

殴られウサギ「そう、そうよ、うさぎよ。うさぎはニンジンジュースと決まっているでしょ。」

ネネのママが入れたジュースを払いのける。殴られウサギ「ニンジンジュースに決まっているでしょ!私を何だと思っているの!」

ママ「ごめんなさい、今、切らしてて・・・」 うさぎ「ニンジンは?」 ママ「ニンジンはありますけど・・・」 うさぎ「だったら作ればいいでしょ!」

この後も、なぐられうさぎに、こき使われ続けるネネとママ。

なぐられうさぎは、自分の性格が歪んで悪くなってしまったのは、ネネたちのせいだと責める。

殴られウサギ「ビデオでもつけなさいよ!気がきかない(ネネが即座にビデオをつける)!バカ!あたしに何を見せる気!”うさぎとかめ”といったらウサギにとって一番屈辱的なお話じゃないの!」

夢オチ・・・しかし二人とも同じ夢を見ているとは?ビビル二人。

玄関の呼び出しチャイムが鳴る「ピンポーン!」 ネネちゃん「パパー」 ネネちゃんのママ「あなたー」

このホラー劇、いくらかギャグ率があります。

しんのすけ「よっ!遊びにきたぞう」

ネネのママ「ネネちゃん、私たち同じ夢見たの・・・」

(しんのすけの声)「ねえ、二人とも、殴ってえー」

ネネとママ「ごめんなさい」

ここでは、しんのすけが、殴られウサギを動かしていた。

BGMもかなり怖いです。子供が見たらトラウマになる怖さ。

しんのすけ「おあ?どうしたの?」

2003年12月6日放送「ネネちゃんのうさぎがしゃべったゾ」

「ネネちゃんのウサギがしゃべったゾ」(2003年12月6日放送回) 
赤い月が出たある夜に、シロは動いているぬいぐるみのうさぎと出会う。

ネネちゃんはたくさんのウサギのぬいぐるみをコレクションしている。各ぬいぐるみごとに、異なるプロレス技をしかけるのだ。

なぐられうさぎが、ひまわりに何かメッセージを発したのか?ひまわりは、みさえが窓を開けたタイミングでうさぎを外(庭)に放り出す。

なぐられうさぎの意図通りに?庭へ着地した。

(不気味な赤い月が照らしている)なぐられうさぎ「いい月ね・・・・元気?」

なぐられうさぎはシロとコミュニケーションをする。なぐられうさぎ「私は名前がないの・・・」

野原家で飼い犬のシロと会話し続ける。なぐられうさぎ「職業は、殴られ屋。痛みがわからない私にはピッタリな職業なのかしら」

ぬいぐるみがひとつ足りないことに気づいたネネちゃんが、しんのすけの家に探しに来た。

なぐられうさぎ「なんかお腹すいたわ。このままじゃ飢え死にしちゃう」

シロが渡したビーフジャーキーを放り捨てて、草を食べる。なぐられうさぎ「私はベジタリアンよ」

自分を殴る自虐行為に走るなぐられうさぎ「痛みを知らない私を殴って何が楽しいのかしら」 自分を殴り続ける。

ネネちゃん「うさぎちゃん!」 シロは殴られうさぎに「(ネネのところへ)行ってやりなよ」と諭す。

ネネは、なぐられうさぎを発見する。ネネ「あった、うさぎちゃん!」

うさぎを背負って帰っていくネネちゃん

なぐられうさぎは、ネネの首に腕をガッチリ回していく

子供向きなのに、後味が悪い、嫌な思わせぶりな終わり方で終わる。

なぐられうさぎの赤い目が見えたところ(不気味な雰囲気が漂っている)で、思わせぶりに終わる

2006年8月25日放送「なぐられうさぎ たびたび だゾ」

「なぐられうさぎ たびたび だゾ」(2006年8月25日放送回) 
ある夜うさぎに追いかけられる怖い夢を見たネネちゃんは、うさぎを捨てようと決意するのだが・・ 
この回よりうさぎが現在の表記に変更。画面サイズもビスタサイズとなっている。

なぐられうさぎ「私を殴って癒された?ねえ、ねえ」 ネネ「いつも殴って、ごめんなさい!」

なぐられうさぎ「癒されたの?私を殴って癒されたの?どれだけ癒されたの?まだ足りないの?ねえ、ねえ」

うさぎに追いかけられる怖い夢を見た・・・ネネちゃん

なぐられうさぎが、なぜ、こんなところに? ネネちゃん「うう・・・ひいい・・・」

ネネ「もう、あなたに頼らずに生きていくの」 うさぎを捨てようと決意するのだが・・

ネネ「さようなら」 袋の中のウサギがバタバタ暴れている?!

なぐられうさぎ「捨てさせない!離れない!」 ネネ「イヤー、イヤー」

「なぐられうさぎ」と「ネネ」、嫌な依存関係ができちゃったなあ・・

なぐられうさぎは、あわてて逃げて、車に惹かれそうになるネネを助ける。うさぎ「あなたの怒りが、私の存在意義なのなら、私は離れない」

そう振ってきたか・・・

ネネちゃんは、かくれんぼをしようと、しんのすけを誘い、なぐられうさぎが入っているリュックを押入れに置き去りにして、しんのすけの家から逃げ出す。

ひまわりがなぐられうさぎと遊んでいる。みさえは、しんのすけに、ネネちゃんに返しなさいと言う。電話をするが桜田母子は、ネネのうさぎではないと言う。

しんちゃんの家に逃げ込むネネちゃん。

深夜になって、なぐられうさぎは、目が赤く光り、動き出す。なぐられうさぎは、足にまとわりついた「ひまわり」の相手をせず、ふり(蹴り)おとす。なぐられうさぎ「オチビちゃん、あんたに私は必要ないの」

野原家には、なぐられうさぎは必要ない。

なぐられうさぎは、玄関で酔いつぶれているヒロシを踏みつけていく。ひろし「みさえちゃん、今日は、酔っ払ってしまいました。ごめんなさい、ごめんなさい・・・」

1作目では、単純な復讐として、桜田親子をこきつかいました。

2作目では、自分の存在意義を見出せなかった職業、殴られ屋のウサギがネネとの依存関係の大切さに気がつきました。自分にはネネしかいないと。

今回は、ネネとウサギは深い依存関係にあり、離れられない・・・お互いに不可欠な存在であることが確認されました。ネネの怒りがある限り、なぐられうさぎは離れない。そういう覚悟が深まりました。

どんどんと発展している「なぐられうさぎ」シリーズ・・・どこまで続くのか。

なぐられうさぎは、桜田家へ歩いて帰っていく。うなされるネネ「ううう・・・うぐぐぐ・・・」 なぐられうさぎ「ネネちゃんに怒りがある限り、私は離れない」

2014年8月29日放送の「レジェンド オブ なぐられウサギだゾ」 最強レベルの恐ろしさのホラー回・トラウマ級

「レジェント オブ なぐられうさぎだゾ」 (2014年8月29日放送回) 
新しいうさぎを欲しいと言うネネちゃん。その夜にうさぎが動き出してネネちゃんの体の中に入っていく。夢かと思った翌朝、うさぎがぶら下げていたペンダントをしていたネネちゃんは・・

なぐられうさぎ「へへ・・・久しぶりね」

なぐられうさぎ「ねえ、他のうさぎがいいの?私じゃ駄目なの?あなたの気持ちを知りたいわ」

ネネの体の中に、なぐられウサギが入り込んでいく・・・ネネちゃん「いやあーーー」

ネネちゃん「ああ・・・嫌な夢を見た」

にんじんジュースをほしがる・・・すでに、なぐられウサギに体内に入り込まれた影響が出ています。

ネネちゃん「ネネ、にんじんジュースが飲みたい」

ネネが外そうとすると・・・なぐられウサギの声「外しちゃ駄目」

ネネちゃんは声を無視して、なんとか首から赤玉ネックレスを外した。

ネネのママ「あら、そんなのして寝たの?」 ネネ「した覚えないんだけど・・・これママのよね?」

おうちで外したはずの赤い玉のネックレスが、いつのまにかネネちゃんの首にかかっていた。

ネネちゃん「おうちで外したはずなのに!」 赤い玉のネックレスが首にかかっている=なぐられうさぎに憑依されている状態

よしなが先生が、亀を持ってきた。

よしなが先生「亀さんの絵を描きましょう」

なぐられウサギは亀が大嫌い。

なぐられうさぎが憑依しているネネちゃん「どうしてもですか?」

ネネの視界がゆがむ・・・

なぐられウサギの声「亀なんて描いてられないわよね」

なぐられウサギだらけの風景に・・・

なぐられウサギの声「そう思わない?」

なぐられウサギがネネに近づいてくる・・・ネネちゃん「あなた、本当にネネの中に・・・」

よしなが先生「ネネちゃん?ネネちゃん?どうしたの?」

なぐられウサギの幻術?のようなもので体を乗っ取られて、無意識に、言わされているような感じ。まさに憑依されている。本格的ホラーです。

ネネちゃん「そんな卑怯者の絵は、描きたくありません」 全員が驚いて「えっ?」

この顔はヤバ過ぎです。泣き出す子が続出です。テレ朝への苦情の電話も鳴ってそうだな・・・

ウサギにとって「ウサギと亀」の物語は一番屈辱の物語。

ネネちゃん「亀は昼寝をしているウサギを起こしてやるべきだったのよ・・・それに浦島太郎をたぶらかして、彼の人生を無茶苦茶にしちゃったし」

怖いホラー回ですが、あいかわらずのギャクセンスです。

ウサギはベジタリアンなので、ハムは取って・・・というのはナイスなギャグですね。2作目ではビーフジャーキーでした。

なぐられウサギの声「待って、私はベジタリアンよ。ハムは取って!」 ネネちゃん「あなた、いつまでネネの中にいるの?」

ネネちゃんの首がグルグル回ったり(エクソシストのオマージュかな・・・)と怖い演出です。

これは子供にはヤバい。この回は、子供向きには、あまりにも怖すぎて、たぶん、再放送できないですよ。DVDなどソフトにも収録されないかも・・・

ネネちゃんの体が「なぐられウサギ」に徐々に乗っ取られて、だんだんウサギのぬいぐるみの体に・・・

なんとか、赤い玉のネックレスを引きちぎることに成功したネネちゃん。

なぐられうさぎ「よくも邪魔したわね」

エクトプラズム状態のようなウサギが浮遊しまくる・・・

よしなが先生「ネネちゃん!大丈夫?」

ママに連れられて、ネネちゃんは、早退して帰ることになる。

(なぐられうさぎの声)「大人の体って重たくて嫌」・・・今は、ネネちゃんのママに憑依している

救われる落ちが全くなくて、怖いだけで、そのまま終わるの回。しかも後味が悪い終わり方・・・これはひどい。

かなり泣いた子が続出でしょう。

(なぐられうさぎの声)「でも、いいや。もう少ししたら、またネネちゃんの中に入っちゃおう。へへ・・・」

2015年9月11日放送の「なぐられうさぎ〈泡〉だゾ」 なぜ、ネネちゃんが、ここまで悲劇のヒロインになるのか?

「なぐられうさぎ〈泡〉だゾ」 (2015年9月11日放送回) 
ある夜、ネネちゃんはうさぎに呼びかけられ、殴ることを催促される夢を見て目を覚ました。翌日はプールの日だったため、ネネちゃんは頑張って再び眠りにつくことにした。

そして翌日。ネネちゃんは幼稚園に行ったものの、プールはやっていなかった。しんのすけとみさえの会話で、プールの日が今日ではなく明日だと知ったネネちゃんは、ストレス発散のためにうさぎを取り出して殴りだした。すると、うさぎが動きだし、もっと自分を殴るように催促してきて・・

赤い月が現れた・・・また、なぐられうさぎのホラーが始まる・・・今回は、いきなり怖い演出だ・・・

怖い森の中をさまようネネちゃん・・・何かが動いている・・・なぐられうさぎが出た・・・

なぐられうさぎを殴るところで目が覚める。ネネ「何?今の夢?」

今日は、プールの日。まだ誰も幼稚園に来ていない・・・

しんのすけとみさえの会話で、プールの日が今日ではなく明日だと知ったネネちゃんは、ストレス発散のためにうさぎを取り出して殴りだした。

プールの水面に、なぐられウサギの影が映る・・・不吉じゃ

なぐられうさぎの声「へへ・・・私をもっと殴って」

なぐられうさぎ「私を殴って気持ちいいでしょ。そうやって、もっと私を殴るの。」

なぐられうさぎ「殴れば殴るほど、ネネちゃんは、私を認めるの。そして、私たちは離れられない関係になってゆくの」

なぐられうさぎ「さあ、もっと私を殴って、私の存在を認めて、楽になるのよ・・・怒りのギブ・アンド・テイクしましょう」

なぐられうさぎ「ああ、蹴りもいいわね・・・へへへーもっとー」 なんとか巴投げのような感じで、なぐられウサギをプールに吹っ飛ばすネネちゃん。

なぐられうさぎ「うさぎは、水が嫌いなのにー!」

ネネちゃんは、これで、なぐられうさぎを倒したと考えている。急いで家に帰り、震えながらベッドの中に入る。

なぐられうさぎの体が溶けていく・・・泡になったが、小さな泡のウサギに分裂したようにも見えるが・・・

翌日・・・ネネちゃん「なんで起こしてくれないの?」

ネネ「今日こそプールだわ!」

とても小さな透明の泡状態のなぐられウサギが、風間くんたちの体内に入り込んでいく(口や耳から)・・・

水中を浮遊しているウサギに体を通りすがられると、憑依されてしまうシステムのようだ。

プールの中を泡状態のなぐられウサギが浮遊している・・・

なぐられうさぎの透明な分身が全員に憑依して操られているようだ。

全員がネネちゃんの所に近づいてくる「ネネちゃん、私を殴って」 ネネちゃん「いつものみんなじゃない」

ネネちゃんが後ずさりすると・・・よしなが先生が立っている

しんのすけ「ネネちゃん、オラのお尻を殴ってー」 全員「ここよ、ここを殴って」

園児たち「殴って、殴って、殴って、殴って・・・」

さすがにネネちゃんが気の毒になってくる・・・

ネネちゃんは逃げるが、みなに囲まれてしまう・・・全員「殴って、殴って、殴って、殴って・・・」

全員「殴って、殴って、殴って、殴って・・・」

ネネちゃん「いやーー」 ネネちゃんは透明化している泡のなぐられウサギに強力なボディーブローを入れる

泡のなぐられウサギは破裂した・・・全員の体内から小さな泡のウサギも抜けていく(逃げ出していく)

全員、憑依されている間の記憶はないようだ。

そして殴られウサギに憑依され精神を支配されていた全員の意識が元に戻る。

赤い月の影響で、雰囲気や水が赤く見えているのかもしれない。

赤い水の流れがプールに集まり、溶けていた殴られウサギの体が復活していく・・・

なぐられうさぎ「へへー、ネネちゃんに殴ってもらったおかげで、復活できたわ。水に濡れると体がバラバラになるから嫌なのよね。」

今回も、オチなしで、ひたすら怖い回。子供が泣きまくりだ・・・今回も子供に見せるのはキツイのではないだろうか・・・

今回は、ホラーとして描画も演出もかなり凝っている・・・

なぐられうさぎ「今、帰るわよネネちゃん。体が乾いたら、また殴ってね。へへー」

なぐられうさぎシリーズは、トラウマなストーリーを通じて、おもちゃや動物を大切にしましょう!重苦しいストーカー的行為はやめましょう、陰湿ないじめはやめましょう、殴る・蹴るといった暴力反対・・・といったことも諭しているのでしょうか?

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