技のデパート舞の海！頭にシリコンを埋め角界へ！猫だましに騙された！

舞の海 秀平（まいのうみ しゅうへい）。本名は長尾 秀平。
1968年2月17日生まれ。青森県西津軽郡鰺ヶ沢町舞戸町出身。
血液型B型、左利き。

身長171cm、体重101kg。（現在の体格は身長169cm、体重85kg）

得意手は、左差し、下手投げ、内無双、切り返し。
関取時代はその技の多彩さと軽快さから、「技のデパート」（旭鷲山入幕後は「技のデパート・本店」）や「平成の牛若丸」と呼ばれた。

地元青森の鰺ヶ沢第一中学校、木造高等学校を卒業後は、日本大学経済学部に進学した。
各校ではいずれも相撲部に所属していた。

大学卒業後の進路として社会科の教員を選び、山形県の高校教員採用試験にも合格していたが、大学、同郷の後輩である成田晴樹の急死を契機として一転大相撲入りを志すことになる。
これには母親から大反対されるが、母子の縁を切ることで入門を許された。

苦労の末に、相撲界へ進もうとした矢先、まさかの事態に陥る。
身長が日本相撲協会の新弟子検査基準に足りず、不合格となってしまうのだ。

その絶望的な状況でも諦めず、驚きの行動に出る。
当時169cmだった為、なんとか合格しようと手術で頭にシリコンを埋め、身長をかさ増しして2度目の新弟子検査で合格を勝ち取った。

また、目溢しを期待して当時角界のNo.2であった9代出羽海が師匠を務める出羽海部屋を選んだという話もある。

ちなみに後年、後頭部の痛みが出るようになって、2009年にシリコンを除去する手術を受けたそうだ。

合格後は、学生時代の「全日本相撲選手権大会」でベスト32に残った実績が認められて幕下付出（60枚目）資格を取得した。

初土俵は1990年5月場所。四股名は本名である『長尾』だった。
この場所の成績は6勝1敗と優れたものだった。
13日目の取組で唯一6戦全勝だった栃天晃が星違いの琴の若に敗れたため、1敗力士8人による幕下優勝決定戦に出場した（準決勝で、優勝した林に敗れた）。

1997年に結婚。
披露宴はテレビでも放送され、高視聴率を獲得した。
当日は徳光和夫が司会を務め、角界（相撲界）だけでなく、巨人で活躍した中畑清やバレーボールの川合俊一など有名人が多く列席し、盛大に披露宴が行われた。
ご祝儀だけでも1億円を超えたそう（披露宴にも数千万円が掛かっている）。

奥さんは一般の方で、夜のお店で出会ったそう。
付き合い始めは九州と東京の遠距離恋愛だったが、結婚前提として付き合っていた舞の海が東京に呼び寄せた。

奥さんには、前夫との間に2人の子供がいて、舞の海は最初子供達との距離を感じていたよう。
しかし、披露宴で舞の海が「3つの幸せ」を手に入れたとスピーチした。それは奥さんと2人の子供達を指していた。そこからグッと距離が近まったとのこと。
ちなみに披露宴の日は上の子の誕生日だという。

その後、新たに男の子が生まれ5人家族になった。

小兵力士が大関や横綱に勝つと館内は非常に盛り上がる。
その代表格は舞の海だと思う。

最近は横綱が猫だましをしてしまうが・・・。

またこういったエンターテイメントを分かった力士の出現を願う！