70年代颯爽と登場したロックンロール・ベース・ウーマン、スージー・クアトロ!!

70年代颯爽と登場したロックンロール・ベース・ウーマン、スージー・クアトロ!!

当時はベースを弾きながらロックンロールを歌う女性ミュージシャンは珍しかった時代です。その先駆者スージー・クアトロ。可愛い顔に革ジャン、セミロングヘアーというビジュアル面も見逃せません!!!


Suzie QuatroからSuzi Quatroへ

Suzi Quatro

スージー・クアトロ。本名をスーザン・ケイ・クアトロッチオ(Susan Kay Quatrocchio)といい
1950年6月3日 ミシガン州デトロイトに生まれています。名前からも分かるように、父親がイタリア系です。

1965年、スージー・ソウルの芸名で、姉らと共にバンド、ザ・プレジャー・シーカーズ(The Pleasure Seekers)で活動を開始。
1970年6月にライブで歌っているところをプロデューサーのミッキー・モストに認められ、72年7月、ミッキー・モストのレーベルRAKレコードからシングル「Rolling Stone」を発表し、ソロ・デビュー。
その際に、芸名をSuzie Quatroに変更しています。

1972年リリース

Rolling Stone

美しくいい曲ですが、地味だからでしょうか、商業的に成功を収めることは出来ませんでした。しかし、こうした曲はスージー・クアトロ本来の持ち味ではないかと思います。
とてもよく似合っています。

とはいえ、ミュージック・ビジネスは容赦ありません。73年にはロック路線へのイメージチェンジを余儀なくされ、芸名もSuzie QuatroからSuzi Quatroに変更し(スージーのEがなくなりました)スターへの道を駆け上っていくことになります。

栄光の70年代

路線変更は成功し、セカンド・シングル「キャン・ザ・キャン」はイギリスをはじめヨーロッパ各地でナンバー・ワンに輝く大ヒットとなりました。

やはり、スージー・クアトロといえば、先ずはこの曲でしょう。

キャン・ザ・キャン

そして、ご機嫌なロックンロールが詰め込まれたファースト・アルバム「サディスティック・ロックの女王」が発売されます。
おそらく一般的なスージー・クアトロのイメージは、音的にもビジュアル的にもこのアルバムに尽きるのではないでしょうか。

【収録曲】
  1. 48クラッシュ
  2. グリセリン・クイーン
  3. シャイン・マイ・マシーン
  4. オフィシャル・サバービアン・スーパーマン
  5. アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン
  6. プリミティヴ・ラヴ
  7. キャン・ザ・キャン
  8. オール・シュック・アップ
  9. スティックス・アンド・ストーンズ
10. スキン・タイト・スキン
11. ゲット・バック・ママ
12. ロッキン・ムーンビーム
13. シェイキン・オール・オーヴァー

サディスティック・ロックの女王

シングルは「48クラッシュ」(全英3位)、「デイトナ・デモン」(全英14位)と立て続けてヒットしました。

前年の流れを引きついだ戦略は1974年も大当たりをし、「悪魔とドライブ」(全英1位)、「トゥ・ビッグ」(全英14位)、「ワイルド・ワン」(全英7位)とスージー・クアトロは黄金期を迎えます。

同年発売されたアルバム「陶酔のアイドル」も充実の内容です。

【収録曲】
1. ワイルド・ワン
2. キープ・ア・ノッキン
3. トゥ・ビッグ
4. クロンダイク・ケイト
5. サベージ・シルク
6. ムーヴ・イット
7. 旅立てジャック
8. トラブル
9. キャット・サイズ
10. ショット・オブ・リズム・アンド・ブルース
11. フライデイ

陶酔のアイドル

聞いていて、とても気持ちのいいロックンロールですね。これぞスージー・クアトロという感じですが、ここから徐々に音楽の幅を広げていきます。

イメージ・チェンジ

1975年発売の3枚目のアルバム「ママに捧げるロック (Your Mama Won't Like Me)」は、それまでのイキのよいロックンロールとは若干趣が違っています。
人気の方もこの年を境に徐々に落ちてくるのですが、このアルバムは素晴らしいです。隠れ名盤とでもいいましょうか、力作であることに間違いはありません。

【収録曲】
  1. I BIT OFF MORE THAN I COULD CHEW
  2. STRIP ME
  3. PARALYSED
  4. PRISONER OF YOUR IMAGINATION
  5. YOUR MAMMA WON'T LIKE ME
  6. CAN'T TRUST LOVE
  7. NEW DAY WOMAN
  8. FEVER
  9. YOU CAN MAKE ME WANT YOU
10. MICHAEL

ママに捧げるロック

痛快なロックンロールは皆無で、地味なジャケと共に何かとっつきにくいスージー・クワトロのサード・アルバムである。 しかし、アルバムとしてはリマスター再発シリーズを聴いた中では、手応え充分な作品でかなり聴きこんだ。 キーボードが、ブリブリ絡むファンキーなロックンロールが全開で、マーク・チャップマン&ニッキー・チンのコンビの曲D1、D2、D5はやっぱりツボを押さえたカッコ良さがあるけれど、他のスージーとレン・タッキーの自作(D8を除く)も味わい深い。 特に、D4「プリズナー・オブ・ユア・イマジネーション」は変化に富んだ展開で、途中のメロディアスなブリッジも効果的な曲、スージー、カッコイイ!! ペギー・リーのヒット作でプレスリーもカバーしたというD8「フィーバー」は、抑制されたソウルフルなボーカルを聴く事ができる。 ラストD10「マイケル」もストリングスとコーラスが美しい曲。

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Amazon.co.jp: スージー・クアトロ : ママに捧げるロックンロール - ミュージック

とにかくカッコイイ収録曲の「ママのファンキー・ロックン・ロール」ですが、なぜ大きなヒットにならなかったのか不思議でたまりません。

ママのファンキー・ロックン・ロール

なかなかヒット曲に恵まれなくなったスージー・クアトロですが、1985年に久々の全英トップ10に入る「涙のヤング・ラブ」を発売します。
しかし、これはファースト・アルバムの頃のイギリスの香りがするロックンロールではなく、もう完全にアメリカの音になっています。
にも関わらず、スージー・クアトロはこの曲も含めアメリカでヒットすることがありませんでした。

アメリカでの初ヒットは、翌1979年にクリス・ノーマンとデュエットした「Stumblin' In(邦題・メロウな二人)」です。この曲は全米4位の大ヒットを記録することとなりました。

念願のアメリカでの成功でしたが、残念ながら長くは続きませんでした。そして徐々に音楽シーンから遠のいていきます。

現在は、1993年に結婚したドイツの興行プロモーターと幸せに過ごされているようです。

それにしても、革ジャンを着こなし颯爽と70年代を駆け抜けたスージー・クアトロは本当にカッコよく、忘れることができません。

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