誰をも虜にした、60年代、70年代に見るシルヴィ・ヴァルタン

誰をも虜にした、60年代、70年代に見るシルヴィ・ヴァルタン

あまりにも可愛らしい60年代のシルヴィ・ヴァルタン。少女から大人の女性のセクシーさを身に付けた70年代のシルヴィ・ヴァルタン。いつの時代も見るものを虜にしてしまう魅力がいっぱいです。


70年代のシルヴィ・ヴァルタン

70年代に入るとシルヴィ・ヴァルタンは音楽の幅を広げ今までにない顔を見せていきます。「哀しみのシンフォニー」もそのひとつです。

【収録曲】La Moitie Du Chemin (※日本盤は「哀しみのシンフォニー」に差替)/スーザン/愛に生きるわたし/メディシン・マン/伐り倒された木のように/一握りのお金/君の友だち/カリフォルニア/アナベル/あなたのことを教えて/ディリンダム/いつか会う日まで

哀しみのシンフォニー

1976年に発売されたアルバム「そよ風のブロンド」は、もしかすると日本ではあまり人気がないのかもしれません。
しかし、この中にはシルヴィ・バルタンの70年代の最大のヒット曲である「Qu'est-ce Qui Fait Pleurer Les Blondes ?(そよ風のブロンド)」が収録されています。

【収録曲】
 1. Qu'est-ce qui fait pleurer les blondes ?
  2. Tu ne me parles plus d'amour
  3. Le mariage
  4. Ma liberte
  5. On peut mourir, le monde chante
  6. Danse-la, chante-la
  7. La lettre
  8. Toi jamais
  9. Changement de cavaliere
10. Ma decadence (I hit the jackpot)
11. La minute de verite
12. La drole de fin (Last Tango)

そよ風のブロンド

これ以降、シルヴィ・ヴァルタンは徐々にアメリカ志向となっていきます。折からのディスコ・ブームの流れに乗り、そのものズバリの「ディスコ・クイーン」なるシングルを1978年に発売し、翌1979年には全曲英語で歌われるアルバム「アメリカン・ナイト I don't want the night to end」を発売します。

【収録曲】アメリカン・ナイト/プリーズ・ステイ/イージーラブ/はるかな渚/愛のやすらぎ/ピュアー・ラブ/くよくよしないで/キープ・オン・ロッキン/踊ろう、恋のリズム/ホット・タイム・トゥナイト プロデューサー=デニー・ディアンテ (全曲英語)

アメリカン・ナイト

1979年5月フランス発売の全曲英語オリジナル・アルバム。プロデュースはDenny Diante、オーケストラ Michel Combier、ギター Lee Ritenour、パーカッションPaulhino Da Costa、コーラス Maxime, Julia Waters等。本アルバムはドイツでヒットしたそうだ。又、Easy Loveは翌80年にディオンヌ・ワーウィックというアメリカの名黒人歌手がカバーしている。 様々な固定や枠や何かの内に籠らない、好奇心や冒険心や創造欲旺盛なやんちゃなシルヴィ・ヴァルタンは本当にカッコいい。どんな時も実際のシルヴィには生来の優美や品位があって、何時も全ての魅力を出し切るとは限らない魅力がある。秘めた能力・魅力がなおあり、そして、生来の可愛さは永遠。デビュー時の数枚の写真やBEST盤だけじゃシルヴィ・ヴァルタンは語れない。

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アメリカ志向は賛否両論ありますが、「アメリカン・ナイト」を見るとこのセクシーさにやられてしまいます。

1984年に、自分の分身というほどの信頼と愛情を寄せるアメリカ人のトニー・スコッティと結婚することになるわけですから、シルヴィ・ヴァルタンのアメリカ志向もここに極まれりといった感じですね。

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ファッションでも料理でもフランスのものってなんだかとってもオシャレですよね。音楽だってそうです。特に60年代の後半から70年代にかけてのフレンチ・ポップスは、どれをとってもキラキラとしていて胸がキュンとなるような名曲が揃っています。シルヴィ・ヴァルタンからジェーン・バーキンまでお勧めの曲をご紹介します!


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