大槻教授こと大槻義彦!火の玉=プラズマを実証!
おおつき よしひこ。1936年6月18日生まれ。
宮城県角田市出身。
テレビタレント。身長169cm。
【略歴】
宮城県角田高等学校卒業。
東京教育大学(現筑波大学)理学部物理学科卒業。
東京大学大学院数物系研究科修士課程修了。
早稲田大学理工学部教授
ミュンヘン大学客員教授
名古屋大学プラズマ研究所客員教授
高エネルギー物理学研究所客員教授
元日本物理学会理事
元Japan Skeptics副会長
『パリティ』(丸善が発行する物理学雑誌)編集長

大槻義彦(おおつき よしひこ)
火の玉(プラズマ)の物理学的研究の第一人者として知られる。
1990年に電磁波プラズマで火の玉を作ることに成功。これは世界初のことであった。
それまで狐火(きつねび)などと呼ばれ心霊的現象の一つとされてきた火の玉を科学現象として証明した。
この実験は大槻義彦(以下、大槻教授)の代名詞的な扱われ方をしている。

強い口調で、オカルトを否定するのも大槻教授らしい!

花火型プラズマ(球電)

これもプラズマ(球電)とされる
そもそも狐火(きつねび)ってどんなの?
狐火(きつねび)は、沖縄県以外の日本全域に伝わる怪火のこと。
ヒトボス、火点し(ひともし)、燐火(りんか)、鬼火(おにび)とも呼ばれる。

『化け物尽くし絵巻』より「狐火」
狐火とは - goo Wikipedia (ウィキペディア)

子供の頃は、墓地で目にした狐火を「あ、火の玉だ!」と言っていた(イメージ)。
超自然現象など非科学に対して徹底的に批判した大槻教授!
大槻教授は非合理・非科学・非論理的な事象や主張、例えば超自然現象や超能力などを科学者として徹底的に批判する学者としても知られる。
超常現象を科学で解明しようとするテレビ番組への出演も多かった。
反オカルト、月の石捏造説など、彼の専門外の話題発言が多い。

大槻教授
再現実験を行い科学雑誌『ネイチャー』に論文が掲載された「火の玉=プラズマ説」は世間でも認知され、大槻教授の功績は称賛されることになった。
その後、空飛ぶ円盤、ポルターガイスト、人体自然発火現象、キャトルミューティレーションなど様々な超常現象をプラズマで説明するようになった。
しかし、当時超常現象として話題になっていたミステリーサークル対しても、プラズマによるものだと唱えていたが、1990年代になってイギリスのミステリーサークルが人間のいたずらだと判明して以降は、かつてのような「何でもプラズマ」な傾向は少なくなっていく。

権威ある総合学術雑誌『ネイチャー』
アメリカのアポロ宇宙船にも物申した大槻教授!
アポロ宇宙船が持ち帰ったとされる「月の石」はアメリカの砂漠の石と同じもので、世界中の物理学者が分析しても何の科学的成果も得られていないと主張している。
上記の発言のように、発言や著作では科学界の通説とは違う独自の説を唱えて、オカルト肯定派からだけではなく懐疑主義者から批判や疑問を受けることも多い。
しかし、そうして主張を一貫して曲げない点もまた彼らしく、その姿勢に対して熱烈なファンも多い。
アポロ月着陸捏造説については「自分はアポロ宇宙船の月着陸が捏造だと認めたわけではない」としているが、捏造は否定しておらず、「ノーコメント」を強調している。
有人宇宙飛行について、投下した費用の割に目立った研究成果が無い、宇宙滞在の実績の意義が見出せないことから、『ブードゥー科学(英語版)』と否定的である。
大槻教授の業績や経歴

大槻教授
他にもあまり知られていないことだが、過去に6回、ノーベル賞の推薦人になっている。
また、多くの高校検定教科書を執筆している。
近年はゴルフ関係の著作が多く、大槻が考案した「ミステリーサークルパター」なる商品も販売中。

こちらが「ミステリーサークルパター」
ゴルフはオカルトじゃない。あの大槻教授が開発「ミステリーサークルパター」 - エキサイトニュース
かつてテレビに数多く出演していた頃は、変わった人だと思っていたが、経歴や業績は偉大で、実は日本が誇る科学者の一人である。
60歳を過ぎて始めたゴルフでも、論理的にガイダンスした本を出版する等、大槻教授はつくづく魅力的な人物だ。