「怪談新耳袋」テレビドラマ
怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション [DVD]
アジアン・ホラーの醍醐味が詰まっている
どこかで書いたかもしれないのですが、日本のホラーと海外の、特にアメリカやイギリスなどのホラーは、似ているようで違うものに思えます。
YouTubeでのコメントで、外国の方が「アジアン・ホラー、特に日本のホラーは、アメリカのものと全然違う。アメリカのホラーはただの大量殺人…でもアジアンは、なんか違う…アジアンの方が怖い…」と書いておられ、「まさしく!」と膝を打ちたくなりました。
もちろん、大量の血が流れるホラーも怖いですよ。アメリカのホラーの巨匠、スティーヴン・キングは「自分や自分の家族が、こんな目にあったら、絶対に嫌だ、ということを自分は本に書いている」とおっしゃているくらいですから、書いてる方も怖いくらいに…残酷、痛い、そう「痛い(身体的に、です)」シーンが満載です。それだって、やっぱり「恐怖」です。
そして、「新耳袋」のような、血の量で言えばアメリカの何分の一、あるいはまったく血が流れないお話だってあります。それなのに、「怖い」。この理屈でもなく、身体的な苦痛でもなく、「なんでかわからない」「理由がない恐怖」…これぞアジアン・ホラーの醍醐味でしょう。「新耳袋」にはそんな話がたくさん詰まっていますね!
※宗教的なものが関わってくる「エクソシスト」のようなホラーも怖いですね…だけど、やはり和風ホラーとの違いは、恐怖の対象となる悪魔に名前があり、どんな存在なのか少しはわかっていることでしょうか?
(和風ホラーにも「リング」の貞子や、「呪怨」の伽椰子のように、恐怖の対象に名前もありどんな存在かもわかっているものもありますね! しかし、どちらもフィクション、小説です。「実話怪談」の場合、たいていが、恐怖の存在についての情報があまりにも少なく、予想でしかない場合が多く、それがよけいに怖かったりします…もちろん落ち武者や軍人の姿で現れる場合もありますが…)。
最近では海外でも「パラノーマル・アクティビティ」のような新スタイルのホラーも出てきました。これもおもしろいです。
「新耳袋・殴り込み」とは?
「殴り込みGメン」の面々
とにかく「新耳袋」に書かれている場所を全て訪れたい! そして心霊現象をとらえたい!
という方々が集まって、なんとも不謹慎…と言いましょうか、「デス・ジャンケン」やら「怪しげルーレット」「ブリーフマン(ギンティ小林さん)の変な踊り」、マスコットとして市松人形の「いせ(初代)」「はち(二代目)」、樹海で拾った(!)藁人形の「わらびん」とともに、おもしろおかしく(でも、各メンバーは真剣!)日本各地の「新耳袋」地帯へ出向き、レポートしてくれます。
書籍と連動
新耳袋殴り込み 最恐伝説 (角川ホラー文庫)
ギンティ小林氏
ギンティ小林(@gintykobayashi)さん | Twitter
ちょっとだけ見てみましょう。「地獄編・北関東の廃病院」
謎の白装束の集団が…!
鎌が…!
ゲストにも容赦ないGメンのミッション!
新耳袋殴り込み・Let's悪魔教 - YouTube