90年代前半月9ドラマ主題歌集
1990年代前半、今では考えられないような記録的なミリオンヒット曲が連発していたJ-POP界。ヒット曲のその多くが、ドラマ主題歌によるものでした。ドラマも空前の盛り上がりを見せる中、比例して大ヒットしたドラマ主題歌。なかでも、月9ドラマは主題歌とともに時代を牽引していました。そこで、ここでは90年代前半月9ドラマ主題歌をプレイバックしていきましょう。
世界で一番君が好き!(1990年)

高層ビルが立ち並び、最もスタイリッシュな街のイメージが合った、西東京のオフィス街を舞台に、浅野温子と三上博史による月9らしいラブストーリー。 主題歌は、LINDBERG「今すぐKiss Me」。この曲でLINDBERG自体もブレイク。
LINDBERG:今すぐKiss Me
すてきな片想い(1990年)

中山美穂が海苔屋さんで働くと言う一風変わった設定のラブストーリー。その後、大ヒットした「東京ラブストーリー」『101回目のプロポーズと並び純愛3部作と言われた。主題歌は、中山美穂「愛してるっていわない!」。
中山美穂:愛してるっていわない!
東京ラブストーリー(1991年)

社会現象にもなった、未だに語り継がれるKING OF 月9ドラマ。主題歌の小田和正「ラブストーリーは突然に」も前人未到の270万枚のスーパーヒット曲となった。
小田和正:ラブストーリーは突然に
101回目のプロポーズ(1991年)

月9を神話化したくらいのスーパーヒット曲。これまでのトレンディ俳優の起用とは異なり、武田鉄矢主演と大人のラブストーリーが斬新だった。主題歌はCHAGE&ASKA「SAY YES」。
CHAGE&ASKA:SAY YES
素顔のままで(1992年)

安田成美と中森明菜のダブル主演のドラマ。平均視聴率26.4%、最終回は最高視聴率31.9%を記録した1992年を代表する一作。主題歌は、米米CLUB「君がいるだけで」。なお、米米は劇内音楽も担当。
米米CLUB:君がいるだけで
二十歳の約束(1992年)

牧瀬里穂、稲垣吾郎の純愛ラブストーリー。「ひゅーひゅーだよ」も流行語に。主題歌は佐野元春の「約束の橋」。
佐野元春:約束の橋
ひとつ屋根の下(1993年)

今までの恋愛テイストが強い月9ドラマとは一線を画し、家族の絆を描いたヒューマンテイストが強いドラマ。主題歌は 財津和夫「サボテンの花〜ひとつ屋根の下より〜」。挿入歌だったチューリップ「青春の影」も印象的。
財津和夫:サボテンの花〜ひとつ屋根の下より〜
チューリップ:青春の影
あすなろ白書(1993年)

まだ準主役級だった木村拓哉の後ろから抱きしめるいわゆる「あすなろ抱き」が大ブーム。甘酸っぱいキャンパスライフに憧れたものです。主題歌は、藤井フミヤソロデビューの「TRUE LOVE」。
藤井フミヤ:TRUE LOVE
この世の果て(1994年)

野島伸司脚本らしいダークなシーンが続く月9らしくない究極の愛を求めるラブストーリー。平均視聴率22.9%、最高視聴率25.3%記録し、一度も20%を割らなかった。主題歌は、尾崎豊「OH MY LITTLE GIRL」 。
尾崎豊:OH MY LITTLE GIRL
妹よ(1994年)

和久井映見主演の最高視聴率は30%を記録した兄妹愛も描いた作品。主題歌はCHAGE&ASKA「めぐり逢い」。チャゲアスも含め、スタッフ陣も「101回目のプロポーズ」の再集結と言われた。
CHEGE&ASKA:めぐり逢い
いかがでしたでしょうか?今では視聴率15%いけばヒットドラマですが、この頃は月9ドラマは20%が当たり前の凄い時代ですね。もちろんそのヒットには主題歌の名曲パワーもあるでしょうね。