【ピアスの白い糸から】懐かしい70~90年代のちょっと怖い都市伝説【死体洗いのバイトまで】

【ピアスの白い糸から】懐かしい70~90年代のちょっと怖い都市伝説【死体洗いのバイトまで】

学生の頃、怪談話をしている時「友達の話なんだけどー」と友達が話してくれた怪談で、「この話聞いたことあるかも?」と感じ、後にそれが都市伝説だったという経験はありませんか?こちらでは70~90年代の有名な都市伝説から、少し不気味なものをご紹介します。


一人暮らしをしているワンルームマンションに友人とともに帰宅した女性。女性は自分のベッドに腰掛け、友人にもくつろぐように勧めますが、友人は立ったまま「コンビニに行こう」と言います。今帰ったばかりなのにという女性に友人は必死で「買いたいものがあるから一緒に来て」と言います。女性は友人に言われるがまま一緒にコンビニへ出かけ、道すがら「さっき、あんたが座ってたベッドの下に包丁を持った男がいたよ!」

ベッド下の男

ベッド下など、日常にある少し不気味な空間にはこのような都市伝説がつきまといます。こちらの話はベンチ下だったり、潜んでいるのが女だったりと様々な派生バーションがありますが、もともとはアメリカから輸入された都市伝説でした。

アメリカ版

その日は両親はお出かけで、少女は夜、飼っている犬と二人で眠りました。犬はいつも少女のベッドの下で眠ります。夜中、ポタリと変な音で目が醒めた少女。ベッドの下へ手を伸ばすと、いつものように犬が手を舐めてくれたので安心して眠りました。翌朝少女が目覚めて見たものは、殺され血をポタリと落としながら壁に打ち付けられた愛犬の姿と、「お嬢ちゃん、人間だって舐められるんだ」という書きおきでした。

舐められた手

「舐められた手」は60年代後半くらいから伝わり始めたアメリカの有名な都市伝説です。このように海外から輸入されて、日本風に変えられたお話が広がることがあります。

タクシー怪談

タクシーの運転手が、ある夜、ひとりの女性を乗せました。彼女は行き先だけを告げると、あとはだんまり。運転手は不気味に思いながらも到着して後ろを振り返ると、そこには女性の姿はなく、シートがぐっっしょり濡れていました。女性の目的地を確かめるべくタクシーを降りると、そこは墓地でした。

タクシー怪談

この「タクシー怪談」は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。60年代から語り継がれ、目的地は病院という場合もあります。シートが濡れているのは。語り継がれるうちに追加されたものだと思われます。

藤子・F・不二雄先生の「エスパー魔美」でもタクシー怪談をモチーフにしたエピソードがあります。みんなで別荘に行った魔美が怪談話に怯えてひとり帰ろうと夜中にタクシーに乗りますが、財布を取りに帰るため瞬間移動して消えたため運転手が怖がるというものです。この作品が1977年くらいなので、その頃にはタクシー怪談は浸透していたのでしょう。

「エスパー魔美」より

naruseriri

このタクシー怪談も「ベッド下の男」同様、アメリカから輸入してきたものをアレンジしたものだと思います。アメリカ版はどのようなお話でしょうか?

アメリカ版

アメリカの長い田舎道を車で走っていると、少女がヒッチハイクをしていたので乗せました。少女の言う行き先まで乗せ、着いたので振り返ると、そこにいたはずの少女がいません。驚いて目的地にある家を訪ね、その家の人にどのような少女だったかを話すと…「それは昔亡くなった僕の妹です」。

消えるヒッチハイカー

「消えるヒッチハイカー」は1930年代から語り継がれる、アメリカの超有名都市伝説です。「タクシー怪談」にそっくりですよね。日本に入ってきた時、日本ではヒッチハイクの習慣があまりないことからタクシーに変更されたのだと思います。

コインロッカーベイビー

ある女性が一人では赤ん坊を育てることができず、自分の赤ん坊をコインロッカーの中に入れて置き去りにしました。それから数年後、その女性がたまたま、あのコインロッカーの近くを歩いていた時、小さい男の子が泣いているのを見つけます。「迷子なの?」と話しかけると「うん」と男の子は答えます。「お父さんは?」「…」「お母さんは?」「お前だよ!」

コインロッカーベイビー

こちらは1970年代に実際に起きた事件から生まれたお話です。けれども話の内容自体はもっと昔からあるものです。

昔、一人では赤ん坊を育てられない女性が崖から自分の赤ん坊を落としました。それから数年後、女性は結婚し、男の子が産まれ、幸せな生活を送っていました。ある時息子と一緒にボートに乗っていた女性。息子は女性の方を向き「今度は殺さないでね」。

「今度は殺さないでね」

最後のセリフは語り手によって変わりますが、「コインロッカーベイビー」とよく似たお話です。このように何も知らないはずの子供に昔の殺人を指摘されるお話は、江戸時代からありました。

六部(旅のお坊さん)を泊めた男。その六部がお金を持っているのを見た男は六部を殺し、埋めてしまいます。それから数年後、奪ったお金を元手に裕福になり、息子も産まれて幸せな生活を送っていた男。ある夜、息子と散歩をしていると「お前に殺されたのも、こんな晩だったな」と言いながら振り返った息子の顔は、あの六部でした。

こんな晩

「こんな晩」は別名「六部殺し」とも言い、実際に江戸時代、六部を殺す事件があったそうです。「コインロッカーベイビー」同様、いつの時代でも悪いことをしたら自分に返ってくるという戒めのために広まった噂だと考えられます。

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