日清新CMはヤキソバンがダークサイドに墜ちてしまう!
日清食品がかつてCMで人気になったヒーロー「U.F.O.仮面ヤキソバン」が登場する新CM動画「エクストリームZERO! 〜ヤキソバンの悲劇〜 篇」を公開し、話題となっている。
ヤキソバンは、1993年から1995年にかけて「U.F.O」のCMに登場していたキャラクター。
独特な衣装に身を包み、「ソースビーム」や「あげ玉ボンバー」などの技で戦う正義のヒーローだった。
ちなみに、演じていたのはタレントのマイケル富岡。
新CMのヤキソバンは現在54歳無職という設定。
かつてのヒーローも、街中の笑いもので不審者扱いされている。
日清食品に仕事を懇願するも無視され、息子にも見放されたヤキソバンは、ついにダークサイドへと堕ちてしまうといった内容。

ヤキソバン(54歳・無職)

かつてのヒーローも「見ちゃダメ!」と言われる!

「おい、見ろよ!ウフォだってよ!」。読み方違うから!

我慢の限界に達したヤキソバン。「焼きそばなんて滅びてしまえばいいんだ!」と頭のヤキソバを床に叩きつける!

そして、数十年後…。 宇宙を浮かぶ戦艦。

ダークサイドに墜ちた元・ヤキソバン!続編があればヤキソバンの復活を願う!!
今回のCMは、5月に公開された「エクストリーム2! 篇」の続編。
前回のCMでは、壮絶な戦いの末に魔王を倒したヒーロー「ソース」が、割れた仮面から覗く魔王の正体を目にし、「Father!」と口にした。今回のCMは、ヤキソバンがなぜ魔王になったのかを明らかにしたものとなっている。
1994年のヤキソバン・ビデオ映画を振り返る!
1994年にはビデオ映画も製作されていたヤキソバン。
タイトルは「UFO仮面ヤキソバン 怒りのあげ玉ボンバー」。
ヤキソバンが女性ばかりを助けるのは「花嫁探し」だったんだと謎が解ける内容!
CMの設定を使ったオリジナルストーリーであり、ヤキソバンの花嫁探しを軸足としたコメディ仕立てとなっている。
しかし、主対象は一般のファミリー層と推測されるが、性的な意味のセリフなど、家族向けとは考えにくい場面も多い。
例えば、ヤキソバンが悪者から救った女性の体重を聞こうとすると「55(キロ)。でも69(シックスナイン)が好き」と女性が下ネタ全開トークを炸裂させる等。

「UFO仮面ヤキソバン 怒りのあげ玉ボンバー」
【あらすじ】
麺惑星ヤキソバーンで生まれた王子がヤキソバンだった。
地球の食生活の平和を守る名目で、はるばる日本にやってきた。
もう一つの目的は、花嫁を見つけ、星に戻る事だった。
ただし、対象となる女性は厳格な基準があり、「身長170センチ、体重55キロ」。

普段は正体を隠し、新聞社の社員食堂の調理師見習いとして働いていた。
ケトラー(デーブスペクター)やセラ・モリーン(戸川京子)との激闘を続けながら、理想の女性を探すヤキソバン。
すると、日川清太郎として働く新聞社の写真部のかやくみこ(高田万由子)にひと目ぼれ。
花嫁の基準もほぼクリアしていて、清く美しい、くみこにのめり込んでいくヤキソバン。

ケトラー

セラ・モリーン(戸川京子)
ある日、くみこをケトラーに操られ、奪われてしまう。
助けに向かうヤキソバンだが、弱点である水の攻撃を受け、瀕死の状態に。
間一髪、ヤキソバンの世話役・執事の機転でお湯に浸かり、復活!
様々な新必殺技を繰り出し、くみこを助け、二人は結ばれる。

かやくみこ

新必殺技・青のりフラッシュ!

新必殺技・大量あげ玉ボンバー!
にせヤキソバン役のオスマン・サンコンがちょこちょこと邪魔をするのが面白い本作。
誰が悪者のリーダーかも途中から混沌としてくる(笑)。
今じゃありえない動画加工や展開が目白押しだが、くみこ役の高田万由子の美貌や影山ヒロノブが歌う主題歌「あいつが正しいヤキソバン」等、意外と楽しめる。
マイケル富岡?ヤキソバン? - Middle Edge(ミドルエッジ)