『キン肉マン』(1979年)は「ウルトラ兄弟同様の巨大ヒーローモノ」から「プロレス・格闘モノ」に路線変更
キン肉マンは当初は変身ヒーローを題材としたギャグ漫画『ウルトラマンのパロディ』であった

キン肉マンはウルトラマンのパロディとして始まった。キン肉マンはウルトラ兄弟のひとりだった。

『キン肉マン』はウルトラマンのパロディとして始まったので、連載初期のキン肉マンは、ウルトラマンのように巨大化していましたが、 途中から全く巨大化しなくなりました。

キン肉マンはウルトラ兄弟の一人だった。ウルトラ8人目の弟。
第28話にて始まった第20回超人オリンピック編からプロレス系格闘漫画へ路線変更した。

プロレス系格闘漫画へ路線変更した。
『トイレット博士』(1970年)は主役が「トイレット博士」から「一郎太」に変更、うんこネタから方向転換で人情ギャグへ

主役は一応トイレット博士だが、タメやん、うんこちゃん、ダラビチ博士などの人気サブキャラクターが続々登場した。

「目立たない主人公No1」
主人公が「トイレット博士」から「一郎太」に変更され、トイレット博士の登場回数が無くなってしまった。

単行本6 - 11巻。一郎太が登場し、主役に。うんこネタだけではアイデアが枯渇して苦しくなってしまい、方向転換で人情ギャグにした。

主人公が「トイレット博士」から「一郎太」に実質的に変更され、トイレット博士の登場回数が無くなってしまった。この事は、『ジャンプ』連載漫画のひとつの特徴として語り草となっている。
『ドカベン』(1972年)の柔道漫画から野球漫画への路線変更
ドカベンは連載初期は、柔道漫画だった

ドカベンは6巻まで柔道漫画

連載初期のドカベン中学時代は、山田、岩鬼、山田の妹サチ子の3人を主軸とし、鷹丘中学を舞台とした柔道漫画だった

元々野球漫画として描く計画だったようで、野球をやることへの伏線は最初から張られている。
「ドカベン」の単行本7巻目に至り、野球漫画へ方向転換する。

「ドカベン」の単行本7巻目に至り、野球漫画へ方向転換する。

里中、殿馬の登場時にはそれまで自分の作品には恵まれなかった女性ファンが倍増したという。
「アンパンマン」(1969年)のキャラクター設定の路線変更
初代アンパンマン(1969年) 空腹の人にパンを届けるオジサン(普通の人間の姿)

初期のアンパンマン(1969年) 空腹の人にパンを届けるオジサン(普通の人間の姿)

アンパンマンは元々アンパンを配る中年のオジサン 「十二の真珠」より
2代目アンパンマン(1973年) 頭部がアンパンでできているアンパンマンの登場

現行のアンパンマンよりスマートな体系

1973年のアンパンマン 頭部が半分食べれてない。コミカルタッチでないので、シュールでホラーな感じが強め。

1973年のアンパンマン、アンパンの頭部がない状態で飛ぶ、かなりシュールな絵図。まだ路線変更が必要だ。
3代目アンパンマン(1976年)から現行のモデルに路線変更

1976年の絵本『あんぱんまん』

読者の中心である子供たち(2・3歳児)に合わせ、アンパンマンの体型も初期作品の8頭身から3頭身へと変わっていった。
『遊☆戯☆王』(1996年)の「怪奇漫画」路線から「カードゲームバトル」路線への大胆な変更
初期は一話完結式で、遊戯が毎回、悪人相手に様々なゲームを繰り広げていく内容の怪奇漫画だった。もはや黒歴史でしょうね。

闇の番人となって世の悪人たちを次々と過激な「闇のゲーム」で叩きのめし、最後には恐ろしい罰ゲームを与えていくというダークファンタジーおよびダークヒーロー(アンチヒーロー)の要素を持った物語。

『遊☆戯☆王』の初期は一話完結式で、遊戯が毎回、悪人相手に様々なゲームを繰り広げていく内容
人気低迷時期からのチェンジゲ-ムのきっかけ:読者に好評だった架空のカードゲーム「マジック&ウィザーズ」を再登場させたことで、人気を回復。

「闇のゲーム」の中でカードゲーム『マジック&ウィザーズ』が読者に好評だった。
読者に好評だった架空のカードゲーム「マジック&ウィザーズ」を中心とした話に大胆に方向転換する。また、SFの要素も取り入れるようになっている。

『遊☆戯☆王』は架空のカードゲーム「マジック&ウィザーズ」を中心とした話にシフト
作者や編集スタッフは、出口の見えない手探り状態で懸命に必死に作り続ける。
決して最初から優れていたのではなく、継続的な革新によって名作が生まれるということですね。
『750ライダー』(週刊少年チャンピオン・1975年から1985年)
『750ライダー』は当初、主人公「早川光」がアウトローな性格設定だったため、シリアスな物語だった

『750ライダー』 主人公「早川光」は連載当初、目つきも鋭く、多少斜に構えた性格で、アウトローな男だった。

シリアスでアウトローな話
爽やかな好青年「早川光」と久美子(委員長)との恋愛を絡ませたさわやかな青春漫画へ路線変更していく。

主人公「早川光」はアウトローから、バイトに精を出す爽やかな好青年に変貌していく。

久美子(委員長)との恋愛を絡ませたさわやかな青春漫画となる。
1970年代の特撮番組の路線変更例
「シルバー仮面」は仮面ライダーのような等身大ヒーロー路線からウルトラマンのような巨大ヒーローに路線変更

「シルバー仮面」は等身大ヒーローだった

シルバー仮面は巨大ヒーローに路線変更。番組タイトルも「シルバー仮面ジャイアント」に変更となった。
『恐竜大戦争アイゼンボーグ』は戦闘メカ路線から巨大ヒーロー路線へ変更

『恐竜大戦争アイゼンボーグ』(1977年)は超戦闘マシン「アイゼンボーグ号」で恐竜を倒す話だった。

巨大ヒーロー「アイゼンボー」と恐竜魔王が戦う展開へ路線変更された。
週刊ジャンプ系の路線変更パタン例 青春・学園物語が主人公の能力のインフレが続き、激しい必殺技合戦に変わる。

『リングにかけろ』は普通の学園ボクシングの話だったが・・・

人間のレベルを超えた世界大戦、必殺技合戦に変わる。極端に強さと必殺技がインフレ化。

『テニスの王子様』は普通の学園テニス漫画だったが・・・

壮絶な必殺技合戦になった

テニスの試合だが、処刑される

落ちこぼれの忍者のナルト。根性はすごかった。

実はナルトは、超究極のエリート一族だった。神のレベルに等しい力を持つ。

ナルトの仙法「超尾獣螺旋手裏剣」 もはや忍者同士の戦いのレベルではない。

ナルトと唯一互角に戦えるうちはサスケ。神のレベルに等しい力を持つ。輪廻写輪眼を持つにいたる。

この歴代の火影が束になっても、ナルトとサスケには勝てないだろう。