初期の特撮ヒーロー作品の主演者は大物俳優ぞろい:宇津井健・梅宮辰夫・宍戸錠・地井武男ほか

初期の特撮ヒーロー作品の主演者は大物俳優ぞろい:宇津井健・梅宮辰夫・宍戸錠・地井武男ほか

宇津井健さんが主演する日本初の特撮ヒーロー映画『スーパージャイアンツ』(1957年)など初期の特撮ヒーロー作品に出演している意外な大物俳優をおさらいしてみます。


ストラダ1:ペガサス(岡崎徹)、ストラダ2:オリオン(地井武男)、ストラダ3:アポロ(剛達人)、ストラダ4:ルナ(小野進也)、ストラダ5:アンドロメダ(山科ゆり)。で、彼らを束ねるリーダー:ジュピター(宍戸錠)。

電撃!! ストラダ5

当時、日活ロマンポルノで大人気の「山科ゆり」をヒロインに抜擢したところは、すごいキャスティングですね。

電撃!! ストラダ5 宍戸錠と山科ゆり

電撃!!ストラダ5 地井武男

電撃!!ストラダ5 地井武男

国際的犯罪組織対この組織に対抗して作られた国際警察の秘密チーム(5人)の戦い。これに超人的運動神経を持った登場人物や、スーパーマシンの登場など、子供向けヒーロー番組の要素を取り入れたアクションドラマ。“ストラダ5”とはこの秘密チームの名称。

どうにも中途半端な微妙なコンセプトなんですよね。

このメンバーだったら、電撃!!ストラダ5は「特撮もの」でなく、ハードボイルドな「刑事もの」にでもしたほうが良かったんじゃないか・・・

1970年代は、現代では無理なめちゃくちゃな企画がいたるところに見られて面白いです。
ゴレンジャー(1975年)が生まれる前なので、見本がなくナイス・トライなのでしょう。

1950年代に生まれた特撮ヒーローは進化し続け、現代にいたる

スーパー戦隊シリーズは、シンプルなデザインなので、どれも同じく強そうに見えます。

ウルトラシリーズの50年の進化

初代ウルトラマン(1966年)が原点のウルトラシリーズ。

歴代ウルトラマンの力を結集して変身する「ウルトラマンオーブ」。

一番最新の「ウルトラマンオーブ」(2016年7月9日放送予定・テレビ東京系列)は見るからに強そうである。

スペシウムゼペリオン
ウルトラマンとウルトラマンティガのパワーを借りた姿。フュージョンアップ時のコールは「光の力、お借りします!」、登場時の口上は「俺の名はオーブ。闇を照らして悪を撃つ!」。必殺技はスぺリオン光線。

初代ウルトラマンとウルトラマンティガに似てると思う人は多いでしょう。「ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン」はウルトラマンとウルトラマンティガのパワーを借りた姿。

バーンマイト
ウルトラマンタロウとウルトラマンメビウスのパワーを借りた姿。フュージョンアップ時のコールは「熱いやつ、頼みます!」、登場時の口上は「紅に燃えるぜ!」。必殺技はストビュームダイナマイト。

ウルトラマンタロウとウルトラマンメビウスに似ているなと思う人は多いでしょう。「ウルトラマンオーブ バーンマイト」はウルトラマンタロウとウルトラマンメビウスのパワーを借りた姿。

ハリケーンスラッシュ
ウルトラマンジャックとウルトラマンゼロのパワーを借りた姿。フュージョンアップ時のコールは「キレの良いやつ、頼みます!」、登場時の口上は「光を越えて、闇を斬る!」。必殺技はオーブスラッガーランス。

「ウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュ」

オーブリング
ガイがウルトラマンオーブに変身するためのアイテム。ウルトラフュージョンカードを2枚装填することで変身する。

ウルトラフュージョンカード
歴代ウルトラマンの力を宿したカード。

ガイがウルトラマンオーブに変身するため「オーブリング」に「ウルトラフュージョンカード」を2枚装填することで変身する。

仮面ライダーシリーズでは導入済みのシステムですが、とうとうウルトラシリーズにも導入されましたね。

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