『初代ウルトラマン』(1966年7月17日)の大人の楽しみ方・ウルトラマン放送開始50周年!

『初代ウルトラマン』(1966年7月17日)の大人の楽しみ方・ウルトラマン放送開始50周年!

1970年代以降に生まれた方だと、ウルトラシリーズの視聴は、初放送の順番通りでなく、各自、バラバラに再放送のウルトラシリーズを視聴しているでしょう。見た順番でウルトラシリーズの印象は違ってくるでしょう。ウルトラマンAのウルトラ兄弟が全滅する話を先に見ているとゼットンにウルトラマンが敗れる衝撃は少なくなるでしょう。大人になった今、初代ウルトラマンやウルトラシリーズを特撮作品の原点としてもう一度楽しんでみたいですね。


初代ウルトラマンの強敵「メフィラス星人」と「フジ・アキコ隊員」(桜井浩子)の約半世紀ぶりの歴史的和解が実現

「ウルトラマン」第33話「禁じられた言葉」(1967年2月26日)

メフィラス星人

「ウルトラマン」第33話「禁じられた言葉」(1967年2月26日)

メフィラス星人

「ウルトラマン」第33話「禁じられた言葉」(1967年2月26日)

メフィラス星人に操られ巨大化したフジ・アキコ隊員が丸の内のビル街を破壊していく。

セットはなかなか壊れないので、美術スタッフが壊れやすいように亀裂を入れてくれている。桜井浩子さんは、このセット壊しでアザだらけになったそうです。

特撮セット(特撮撮影・美術)は、普段は怪獣とウルトラマンを撮っているところ。そこに本編(撮影)のヒロインが現れたので、スタッフは機嫌が良く、とても優しかったと言う。

当時の特撮スタッフは三日徹夜はザラな忙しさであった。

この屋上のシーンはTBS会館の屋上での撮影

メフィラス星人が約半世紀ぶりに巨大化させた事を謝罪すると、その反省した様子にフジ隊員(桜井さん)もこれを受け入れて、歴史的和解が実現致しました。

ウルトラ怪獣散歩 in お台場夢大陸2015

深く反省し深々と謝罪するメフィラス星人

メフィラス星人とフジ・アキコ隊員の48年ぶりの再会。メフィラス星人が巨大化させてすまなかったとフジ・アキコ隊員に詫びています。

ウルトラ怪獣散歩 in お台場夢大陸2015

本当に申し訳ございませんでしたと土下座して詫びるメフィラス星人

土下座をしてフジ・アキコ隊員に詫びるメフィラス星人

ウルトラ怪獣散歩 in お台場夢大陸2015

メフィラス星人の謝罪を受け入れたフジ・アキコ隊員

「ウルトラマン」第33話「禁じられた言葉」(1967年2月26日)に始まる二人の対立は、メフィラス星人の謝罪をフジ・アキコ隊員が受け入れることで、2015年、とうとう和解いたしました。

メフィラス星人とフジ・アキコ隊員の歴史的和解が実現致しました。

東宝の「ゴジラ」と「初代ウルトラマン」のコラボレーション

ジラースは、「怪獣大戦争」で使用された「ゴジラ」の頭部と「モスラ対ゴジラ」で使用された「ゴジラ」の胴体を流用しています。東宝さんから傷つけなければOKというサインを頂いての事だそうです。

この借りたゴジラ、元通りにして返さなければいけないので、襟巻を付ける、塗装をするといった簡単な改造しか出来なかったわけです。

ウルトラマンの有名な造形家の佐々木明さんが、東宝撮影所から運ばれてきたゴジラの首の周りに襟巻きをつけました。佐々木さんの記憶では襟巻きはラテックス製、竹が芯に使われているということです。

ジラースは、東宝の倉庫から持ってきた「ゴジラ」の着ぐるみに襟巻きをつけるなどの改造によって生まれた怪獣

この渦巻きの光にハヤタ隊員が包まれる変身バージョンはとてもレア。これも見所の回。

やはり、そう来たか・・・ジラースはウルトラマンに襟巻きを取られてしまった・・・

自慢の襟巻きが取られて、完全に「ゴジラ」になってしまったジラース・・・

ジラースの頭部は、この「怪獣大戦争」で使用された「ゴジラ」の頭部と同一のもの

ウルトラマンは襟巻きで「ジラース」をじらーーす(オヤジギャグ)。ジラースの襟巻きを使ってマタドール風にジラースを挑発するウルトラマン。

伝説のゴジラ(ジラース)対ウルトラマンの戦いは、どうなるのか!東宝のゴジラの演出を円谷英二さんがやっていたわけですから、本物です。

ゴジラ(ジラース)とウルトラマンのガチな戦いが見所。

『ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生』(TBS、1966年7月10日 19:00放送) ウルトラマンがテレビに初登場。

「ウルトラマン」の始まりである伝説的イベント「ウルトラマン前夜祭」(TBS、1966年7月10日 19:00放送)。

本作放送以前に杉並公会堂で1966年7月9日に行われたイベントの中継録画番組(VTR収録)。

『ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生』(TBS、1966年7月10日 19:00放送)

ウルトラマンがテレビに初登場。

ウルトラマンがテレビ視聴者の前に初めて姿を現した瞬間。

バルタン星人は視聴者をとことん怖がらせるために作った星人だが、ウルトラシリーズを代表する「かわいい」と愛される人気キャラになった。

当時TBSプロデューサーの飯島 敏宏(いいじま としひろ)氏「人が通らないから、そこで撮影した」

飯島 敏宏さんは『ウルトラマン』の代表キャラクターであるバルタン星人が登場した第2話「侵略者を撃て」と第16話「科特隊宇宙へ」の監督と脚本を担当しており、バルタン星人の生みの親とも称される。

バルタン星人の分身シーンの現場では、特撮の技術監督である的場徹氏以外、何のシーンを撮っているのか分からなかったという。

バルタン星人の分身シーンの現場は、TBSのビルの4階もしくは5階で撮影された。現在は、もうなくなっている建物だという。

バルタン星人の着ぐるみは、ハサミ部分が非常に重いそうで、格闘するのが非常に大変だったそうです。

現代でも色褪せない見事な特撮。これは完成イメージを持ってない現場の人は、何を撮ってるのか意味が分からないかもしれませんね。

イデ隊員 「鬼が出るか、蛇が出るか」・・・「蝉」(バルタン星人2代目)が出てきた

イデ隊員  「鬼が出るか、蛇が出るか」……パンスペースインタープリター金星ロケットとの通信を妨害した交信の解析の際の台詞。結果出たのは、鬼でも蛇でもなく蝉(バルタン星人2代目)が出てきた。

イデ隊員 「鬼が出るか、蛇が出るか」・・・なんと鬼でも蛇でもなく「蝉(せみ)」(バルタン星人2代目)が出てきた!

スペシウム光線を跳ね返すバルタン星人

2代目バルタン星人は成田亨さんのデザインに近い。

ウルトラマンに変身しようとしたが・・・ベータカプセルとスプーンを間違えた・・・ハヤタ隊員。エキセントリックな演出で有名な実相寺昭雄監督のギャグ演出。

『ウルトラマン』34話『空の贈り物』

エキセントリックな演出で有名な実相寺昭雄監督のこの演出は撮影後に円谷特技プロ内部で問題になった。

スプーンでの変身シーンは、現在でも『ケロロ軍曹』や『おねがいマイメロディ』などのアニメでパロディ化されるなど、有名なシーンの一つとなっている。また、ハヤタのフィギュア化の際に、ベーターカプセルとスプーンの両方が付属したこともある。

食事中のハヤタ隊員が作戦室を飛び出した後、持っていたスプーンをベーターカプセルと取り違えたまま変身しようとしたシーンが有名

ウルトラマンに変身しようとしたが・・・ベータカプセルとスプーンを間違えた・・・ハヤタ隊員

『ウルトラマン』34話『空の贈り物』に登場。

怪力のウルトラマンでも体重20万tのスカイドンは重過ぎる。

スカイドンの重さに押しつぶされるウルトラマン。20万tは東京タワー50本分の重さだ。

スカイドンの下敷きになったウルトラマン。抜け出すのが大変。

スカイドンを倒すどころではなく、抜け出すのだけで必死。

スカイドンの最後は賛否両論。

スカイドン自身に悪意はなく、最終的に木端微塵に粉砕される結末はあんまりだという同情論も少なくなかった。

20万tもある物体が木端微塵に粉砕された破片が地上に落ちたら、大惨事・・・ということは考えるのをやめましょう。

スカイドンの重さからやっと抜け出したウルトラマン。ひとまず退散する羽目に。

アラシ隊員は、ザラブ星人が変装したフジ・アキコ隊員に一服盛られる・・・

凶悪宇宙人 ザラブ星人

ザラブ星人は見事にフジ隊員そっくりに化けます。

ザラブ星人がフジ・アキコ隊員に変装する。

桜井浩子さんの著書ではもっときつい悪役メイクにしとけばよかった、と述べられています。

ザラブ星人が変装したフジ・アキコ隊員に一服盛られるアラシ隊員(コーヒーに眠り薬)

ザラブ星人が変装したニセ・ウルトラマンは、そっくりではなかった。

フジ・アキコ隊員よりイデ隊員の方が年上だが、弟分扱いされている

気を使わないでいられる仲の良い同級生な感覚なのでしょう。

フジ・アキコ隊員は、「ハヤタさん(25歳の設定)」「アラシさん(26歳の設定)」と「さん」付けだが、なぜか二人と同様に年上であるイデ隊員だけ「イデ君(24歳)」と「君」付けで呼ぶ。

イデ隊員は、フジ・アキコ隊員の銀座でのショッピングの荷物持ち

真珠に目がくらんでいるフジ・アキコ隊員。フェチなアップ・・・実相寺昭雄監督です・・・

フジ・アキコ隊員:桜井浩子さんは、東宝からお借りしている大切な女優なので、綺麗に撮らなければいけないという意識を監督たちは持っていたという。

実相寺昭雄監督は、1963年(昭和38年)、歌番組中継にて、大スター美空ひばりを執拗にアップで狙って喉の奥まで映したり、逆に美空を豆粒のように小さく映したりと、奇抜な演出を行ったため、局やファンから抗議が殺到・・・といったかなり異端児な傾向がある。

綺麗に撮らないといけない桜井浩子さんの変顔(ブタ鼻状態)を撮ってしまう・・・やはり異端児の実相寺昭雄監督です・・・

関連する投稿


放送55周年記念!『帰ってきたウルトラマン』初公開を含む伝説のモノクロ写真集が発売、シリーズ完結へ

放送55周年記念!『帰ってきたウルトラマン』初公開を含む伝説のモノクロ写真集が発売、シリーズ完結へ

放映55周年を迎えた『帰ってきたウルトラマン』の貴重なモノクロ写真を網羅した『「帰ってきたウルトラマン」レア画像選集』が2026年3月31日に発売。未公開画像を含む現場記録写真はファン垂涎の内容です。昭和ウルトラマンの舞台裏を辿る「レア画像シリーズ」がついに完結。特撮の黄金期を振り返る永久保存版の一冊です。


ウルトラマン60周年を祝う“怪獣絵師”の魂!開田裕治氏による完全新作・複製原画プロジェクトが始動

ウルトラマン60周年を祝う“怪獣絵師”の魂!開田裕治氏による完全新作・複製原画プロジェクトが始動

2026年のウルトラマンシリーズ放送開始60周年を記念し、怪獣絵師・開田裕治氏による完全新作の描き下ろし複製原画プロジェクトが始動しました。直筆サイン入りの100枚限定アートを中心に、Tシャツやアクリルジオラマなどの豪華特典が揃うクラウドファンディングが実施中。特撮ファンの夢を形にする一大企画です。


鋼の獣が愛知に集結!メカゴジラ50周年記念「大メカゴジラPOP UP STORE」が12/27開幕

鋼の獣が愛知に集結!メカゴジラ50周年記念「大メカゴジラPOP UP STORE」が12/27開幕

メカゴジラ誕生50周年を記念した「大メカゴジラPOP UP STORE in 愛知」が、2025年12月27日から精文館書店三ノ輪店で開催されます。初代から3式機龍まで歴代の機体を集結させ、新作アパレルや限定雑貨を多数販売。50年の歴史を誇る「鋼の獣」たちの圧倒的な魅力を体感できる、ファン必見のイベントです。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


昭和の名作ドラマ「中学生日記」が舞台で蘇る!小南光司主演「2025」上演決定

昭和の名作ドラマ「中学生日記」が舞台で蘇る!小南光司主演「2025」上演決定

1972年から2012年までNHKで放送された学園ドラマ「中学生日記」が、昭和100年の節目となる2025年12月に舞台化決定。受験を控えた中学生たちの不器用ながら熱い青春を描いたオリジナル脚本で、主役を小南光司が務める。当時の悩みが令和にどう響くのか、若手からベテランまで総勢25名の俳優陣による熱演に注目が集まります。


最新の投稿


世界的ヒット作「テトリス」がボードゲームに!リアルなブロックを“手で積む”新感覚の対戦が熱い

世界的ヒット作「テトリス」がボードゲームに!リアルなブロックを“手で積む”新感覚の対戦が熱い

デジタルゲームの金字塔『テトリス』が、実際にブロックを手に取って積み上げる『テトリスボードゲーム』として2026年4月下旬に発売決定!2〜4人での同時対戦が可能で、カードによる駆け引きや「オジャマミノ」による妨害要素も。デジタルとは一味違う、空間認識力と戦略性が試されるアナログならではの魅力を紹介。


昭和100年の節目に楽しむ「昭和レトロWEEK!」TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』で開催

昭和100年の節目に楽しむ「昭和レトロWEEK!」TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』で開催

TBSラジオの人気番組『ジェーン・スー 生活は踊る』にて、4月20日から「昭和レトロWEEK!」がスタート。昭和100年を迎える今年、家具や漫画、音楽など多彩な視点で昭和の魅力を再発見します。タイガー魔法瓶のレトロ柄製品が当たる豪華プレゼント企画も実施。懐かしくも新しい昭和の世界をラジオで堪能しましょう。


渋谷PARCOに「歌謡曲喫茶」が出現!最高の音響で昭和の名曲を浴びる贅沢な24日間

渋谷PARCOに「歌謡曲喫茶」が出現!最高の音響で昭和の名曲を浴びる贅沢な24日間

渋谷PARCO 8F「ほぼ日曜日」が、2026年4月24日から期間限定で「歌謡曲喫茶」に変身!銀座のオーディオショップ全面協力による至高の音響で、昭和のきらめく名曲を堪能できます。夜はリリー・フランキーさんや糸井重里さんら豪華ゲストによるトークイベントも開催。懐かしくも新しい、音楽体験の全貌をレポート。


昭和の名作が令和に復活!『チクタクバンバン』が進化して4月下旬に発売決定!

昭和の名作が令和に復活!『チクタクバンバン』が進化して4月下旬に発売決定!

1981年に大ヒットした伝説のパズルゲーム『チクタクバンバン』が、新要素を加えた「令和進化版」として2026年4月下旬に登場!動く時計を止めないようパネルを操る緊張感はそのままに、新たに協力モードや回転パネルを追加。世代を超えて楽しめる、ハラハラドキドキのアナログゲームの魅力を徹底解説します。


銀座100年を巡る物語。又吉直樹、ヒコロヒーら11名が綴る『100.80.60.展』が銀座で開催

銀座100年を巡る物語。又吉直樹、ヒコロヒーら11名が綴る『100.80.60.展』が銀座で開催

Ginza Sony Parkは、銀座100年、ソニー創立80年、ソニービル開業60年を振り返るプログラム『100.80.60.展』を4月24日より開催します。又吉直樹、ヒコロヒー、俵万智ら豪華11名の作家が、1920年代から現代までの銀座を独自の視点で描いた書き下ろしエッセイや詩を立体展示する、歴史の散策体験です。