凍り付く夏

及川家の家族
及川夏希

弁護士として働いています。後妻として及川家に嫁ぎますが、子どもたちの様子がおかしいことから、徐々に夫から虐待を疑うようになります。(演:室井滋)
及川研一

エリート然としていますが、少年時代に父から虐待を受けており、それがトラウマとなって自分の子どもたちにも暴力を振るっています。そして夏希にも徐々に暴力的に接するようになります。前妻にも暴力を振るっていたようです。(演:佐野史郎)
及川恵利子

研一の妹だが、血は繋がっていません(研一の父の後妻の連れ子であるため)。母の再婚後、義父から虐待をされて育ちます。ブラコン色が強く、夏希を目の敵にしています。(演:山口紗弥加)
及川正樹

及川家の長男です。恋人に対し暴力を振るっています。(演 : 柏原収史)
及川奈緒

及川家の長女です。表向きは礼儀正しい優等生のようですが、援助交際にのめり込んでいます。(演: 小嶺麗奈)
及川祐介

及川家の次男です。明るい性格で、すぐ夏希に懐きます。亡くなった実母(真由美)の好きだったひまわりの世話を熱心にします。(演:藤原竜也)
衝撃を覚えた虐待シーン
研一が子ども部屋に上がるときの階段を踏む音が、妙にリアルでした。研一演じる佐野史郎の凍り付いた目もまたリアルで更に怖かったですね。
友人の自殺

祐介の友人、森口純子が屋上から飛び降りて自殺しました。それも、なんのためらいもなく…。それまでは無邪気でいい子に見えていた祐介が初めて見せた闇の一面でしたね。結果友人は下半身不随に。この友人役を演じたのがなんと竹内結子でした!
ひまわり畑の下から…

祐介が大事にしていたひまわり畑の下から白骨化した遺体が見つかり、それはなんと失踪していた実母のものでした…。
恵利子の自殺

かつての義父のように暴力を振るっている兄、研一を見た恵利子は、ショックを受けて首を切って自殺を図りました。病院に運ばれたのち、容体は安定していたように見えましたが、急変し吐血。そして帰らぬ人となってしまいました。祐介は恵利子の血によって真っ赤に染まった自分の手を見て、あることを思い出しました。
母親を葬ったのは…

最初このセリフを聞いたとき、衝撃的すぎて意味がスッと入ってきませんでした。なんと、母親を殺したのは当時小学生だった祐介だったんですね。
このことを自分でも忘れていて、恵利子の血で自分の手が染まったのを見て思い出したのです。友人が自殺したいというのを止めなかったのもこれで納得?ですね。
それにしても、衝撃的すぎます。
最後、及川家は…
正樹は研一を殺して、祐介も道連れに自分も自殺しようと考えますが、夏希と奈緒によって阻止されます。
最終的に、研一と夏希は離婚、正樹は家を出て、奈緒だけ研一の元に残りました。祐介は鑑別所に入ります。
そして恵利子の一周忌も終わり、研一と夏希の間に授かっていた子も無事生まれました。
ドラマのタイトル通り、暑い夏に私たちを凍り付かせてくれたドラマ「凍り付く夏」でした!
光る、藤原竜也の演技力

現在は演技派俳優として名をとどろかせている藤原竜也ですが、1997年、藤原竜也のデビュー作である蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸』の翌年、1998年に放送されたのが「凍り付く夏」なんです。
その後もさまざまなドラマ・映画・舞台に出演し、役の幅を広げています。
藤原竜也の猟奇的な演技は、デビュー当時からなんですね!
藤原竜也の主な出演作品(ドラマ・映画)
【ドラマ】
それが答えだ!
愛しすぎなくてよかった
凍り付く夏
L×I×V×E
天国のKISS
君が教えてくれたこと
新選組
古畑任三郎ファイナル
おじいちゃんは25歳 など
【映画】
バトルロワイヤル
デスノート
蛇にピアス
カイジ
るろうに剣心 など