1.テーマ曲
何気ない毎日が、風のように過ぎて行く~
ここち良い歌声と、懐かしい歌詞が心に突き刺さります。中村雅俊は、吉田卓郎の大ファンで楽曲を提供してほしいと直談判したと言われています。
中村雅俊/歌詞:いつか街で会ったなら/うたまっぷ歌詞無料検索
2.ロケ地
俺たちの勲章のロケ地は、横浜が中心のようでした。しかし地方ロケも多く温泉街や、地方都市でもロケを行い、地方の人々をワクワクさせたのでしょうね。


伊良湖ビューホテル

草津の温泉もロケ地です。
3.日本を代表するハードボイルド俳優 松田優
松田優作といえば日本を代表する、ハードボイルド俳優、常に役がらに対して、自分を徹底的に追い込みストイックなまでに自分を追い込んでいく俳優というイメージがありました。
このドラマも、松田優作の初期の作品でしょうが、そんな雰囲気が漂う緊迫した雰囲気が漂っていたようですよ。
はみ出しデカと言われても気にせず、自分流の捜査を貫く、中野刑事(松田優作)と仙台から殺人犯を追って横浜に転任してきた人情派の五十嵐刑事(中村雅俊)が相棒になって犯人を追い詰め事件を解決していく痛快な内容になっています。


4.アドリブの多い松田優作
松田優作は文学座の十二期で、中村雅俊は十三期。マネージャーも一緒で、なおかつ同じ監督の作品で世に出たというのも含め、共通項は多かったようです。中村雅俊いはく、松田優作は凄く芝居のバリエーションのあって、アドリブの芝居が多かったとのこのです。台本と全く別のことを喋ってきたりたそうです。ただセリフを覚えるのではなく、台本とちがうことをいう松田優作のアドリブに対して、答えがいくつもある中から選んで芝居をするという面白さがあったようです。

5.「射殺」衝撃的なテーマではじまった第1回目の放送
第1話は、スケート場に強盗に入った犯人一味と二人の刑事が、乱闘し取り押さえるというハードな内容です。お決まりの乱闘シーンもバッチ、のっけからとばしています。

舞台となったスポーツセンター

6.中村雅俊と五十嵐淳子の出会いはこのドラマでした
第十四話は、中村雅俊にとって運命的な出会いがあった放送回でした。そう、将来の伴侶と出会ったのですから。中村雅俊扮するアラシこと五十嵐刑事が雨降る横断歩道を傘もささずに渡っていると女性が傘を差し出してくれました。近くで発生した強盗殺人事件の目撃者に話を聞く為、訪問しようとしていた村田家具店の従業員・石島かおり(五十嵐淳子)本人であったというドラマの中でも偶然の出会いを印象付けています。
その偶然の出会いからなぜか意気投合した二人、あいあい傘で職場まで送ってもらって幸せ絶頂に...
最後は失恋で終わってしまったこの回ドラマでしたが、私生活ではめでたくゴールイン。
中村の役名と奥様の芸名も同じというところも二人を結びつけた要因だったのでしょうか?


7.水谷豊!!犯人役で登場
今では刑事ドラマや探偵役が定番な水谷豊は、この作品では、殺し屋の役です。



8.様々なゲストたち





9.ヒロイン坂口良子
捜査一係の事務員でマドンナ雪子です。五十嵐に好意を持っている設定です。
若かりし頃、可愛いし、綺麗でしたね!!



10.最終回は何か切ない!!
最終回、刑事にいやけがさしてやめちゃうアラシ、雪子にとめられても去っていってしまいます。
雪子の想いは最後まで届かなかったんですね。
そんなアラシを中野も止められず、銃をく狂ったように笑いながら銃を乱発するシーン、バックに流れる「いつか街で会ったなら」が悲しいです。


11.まとめ
太陽にほえろなどのように、ボスを中心とした仲間・チームワークを重要視したドラマ作りではなく、個性の違う二人を中心にした無鉄砲な捜査で事件を解決しながら、この二人の成長をみつけていくドラマとなっているようです。


