どうも!昭和の生き証人、「マツド・デラックス」よ!今回はあたしが選りすぐりの「日産」のマニアックな名車をお届けするわ!みんなついてらっしゃい!
完成されたクーペ「NXクーペ」

NXクーペ
1990年に販売された「NXクーペ」斬新なフォルムとカラーで注目を浴びたわ。トヨタでは「サイノス」いすずでは「二代目ピアッツァ」等、女性をターゲットにしたおしゃれくるまとして販売されたのよね。

トヨタ・サイノス

いすゞ・二代目ピアッツァ
時代があなたを欲しがらなかった?

キャブレターまたはフューエルインジェクションが組み合わされたNXクーペ
しかし、世の中はスポーツカー世代に突入してたから、そもそもエンドユーザーを見誤っていたわけね。当然、上記の三台はみなコケることになるの。でもそのなかでもこの「NXクーペ」はずば抜けた完成度があったのよね。エンジンは1.5 1.6 1.8 2.0と4種類用意され、キャブとインジェクション両方用意される手の込みようなの。輸出も考えてたからなのかしらね?
遊び心も満載!あと10年遅く販売されていたら・・・・

CMで使用されたイエローが売れたNXクーペ
Tバールーフも用意され大ヒットの予定だったのに本当にもったいないわ。今では殆ど見かけなくなった「絶滅危惧種」ね。
この車は圧倒的にCMで使用されたイエローが売れたの。昔、黄色い「ビートル」を見ると幸せになれると言う都市伝説があったのよ。だからもし、「NXクーペ」を見かけたら手を合わせ願い事をするのよ!きっと、良いことが起きるかも!
偉大な先代に押し潰された「チェリーFⅡ」

チェリーFⅡ
さあ、次のマニアック名車は、1974年に先代チェリーからフルモデルチェンジ(?)したのがこの「チェリーFⅡ」よ!この車は当時とても注目されていたの。それは、先代の「チェリーX1-R」が大ヒットしていたから余計注目された訳ね。

大ヒットした先代「チェリーX1-R」
チェリー(E10)の歴史,チェリー・クーペ(KPE10)の誕生
しかし、発売されて大衆は動揺を隠せなかったの。
斬新なリアウインドウは日産の芸術か?はたまた狂気か?

サイドにまで伸びる曲面ガラスを採用したチェリーFⅡ
大衆が驚いたのはリアウインドウのデザインだったの。先代の「X1-R」のリアの視界の悪さを気にしすぎたのかまあサイドにまで伸びる曲面ガラスを採用したの。それがデザイン的にアダとなったのよね。

同じく発売当時リアのデザインの悪さを指摘されたサニーエクセレントクーペ
確かに、視界アップには成功したんだけどあたし見たいなデブには困る室内温度の上昇を招く結果となったのよ。もう少し後年ならガラスフイルムで対応出来たのに残念だわ。あと、リアガラスガ割れるような板金修理の場合高額だったらしいわよ。おーこわ!
内装の出来はやっちゃえ日産!でも外装デザインとのギャップにオーナーは!?

スポーティーなメーター回り
しかし、流石日産!内装のメーター回りはいかしてるわ!スポーティー感がビシビシ伝わってくるの。運転していればやってやる感満載なんだけどね。

トミカの色まで地味だった チェリーFⅡ
でも・・・外見が地味なのよね。売れた色は、「ゴールド、シルバー、モスグリーン」先代のチェリーのイメージカラーがオレンジだったのを考えるとウケた年齢層の違いを感じるのよね。でも、今となってはリアの未来感が追い付いてマニアの中では早すぎた1台となってるの。みなさんも煙草の「チェリー」をふかしながらスピッツの「チェリー」を聞いてアメリカン「チェリー」を食べながらチェリー三昧でこのクルマでドライブしたらいかがかいら?
商用車のイメージを変えようとした「エスカルゴ」

エスカルゴ まさにカタツムリ
1989年販売された「エスカルゴ」は、当時日産でブームだったパイクカーの1台だったのよ。カタツムリをイメージした「エスカルゴ」は2年間で約1万台を販売したの。そのわりには残ってないなんていっちゃダメよ!気にしている人たくさんいるんだから!名前は「カタツムリ」+「貨物(カーゴ)」からつけたの。しっかりしたコンセプトはあったのよね。

荷物を積むための機能性を追求した
奇抜過ぎて年配の店主は、恥ずかしいから購入できなかったと言う話も。
見た目のかわいさから若い店主たちは「エスカルゴ」に惹かれたの。
でも、年配の店主達からは「退かれた」のよね。それだけ日本に染み付いた「商用車」のイメージはフランスやイタリア見たいなオシャレ感とは程遠かったと言うことね。
あと、残念だけど年配の方達は「エスカルゴ」を食べたことないから良さがわからなかったんじゃないかしら?

日産が機能性を求めたのはこのルノー4なのか?
シトロエンにも似たインパネはシンプルで機能的

エスカルゴの奇抜且つシンプルなデザイン 内装の手本はシトロエン2CV?
内装はフランス料理を意識した訳じゃないと思うけど、「シトロエン」っぽい所が見受けられるの。この斬新さが、新規顧客を増やせなかった理由の一つかも知れないわね。

この2CVの内装のシンプルさをエスカルゴは目指したのか?
だって、コラムシフトじゃあるまいしシフトがインパネから飛び出してた車はあまりお目にかからなかったわ。シトロエンの2CVを意識してるとしか思えないけど皆さんにはどう感じるかしら?時代を先取りするってリスクを背負うのよね。「エスカルゴ」って、まるで私みたいね。
どうだった?あたしのオススメマニアック名車「日産編」は?あくまでもあたし個人の感想だから文句言うんじゃないわよ!では、また会う日まで!ごきげんよう。
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