1983年の公開されて、10億6000万円の興行収入を挙げた幻魔大戦。
この映画の音楽は新鮮で、特に出だしは、記憶にしっかりと残るフレーズです。
幻魔大戦ってどんな話だったっけ?
地球に幻魔の手が忍び寄るころ、秘めたる力を持つ高校生の東丈はある日、超能力に目覚めることになります。超能力に目覚めた東は力をどう使えばいいか持て余していました。

そんな東丈の前に現れたアンドロイド戦士「ベガ」。宇宙規模の敵である幻魔に対抗できる男になるために丈を追い詰めて超能力者として覚醒させるのです。
宇宙を無にしようとする幻魔と対抗するため覚醒した東丈とベガたちですが、自分たちだけでは太刀打ちできないことを知り、世界中の超能力者に助けを求めます。
そして、6人の協力者を得て、幻魔との最終決戦に挑むのです。。。

幻魔大戦に出てきた登場人物
映画に出てきた主な登場人物をご紹介します。
他にも幻魔のボスキャラ「幻魔大王」「ザンビ」などいますよ。

東 丈:古谷徹(幼年期:恵比寿まさ子)

ルナ:小山茉美

ベガ:江守徹

ソニー・リンクス:林泰文

ヨーギン:槐柳二

サラマンダー:内海賢二

タオ:原田知世

アサンシ:田中秀幸
作ったスタッフは豪華なメンバーでした。
実は幻魔大戦はあれで終わりではないのです。。。
この映画のベースになったのは、1967年に世に生み出された漫画が基本なことはもちろんですが、それと、角川文庫から出版された小説もベースになっているのです。

しかし、幻魔大戦の映画はあれで終わりですが、物語はまだまだ続いていたのです。
作者の平井和正が描いた幻魔シリーズは、
・1967年 幻魔大戦(コミック版)
・1971年~1974年、1978年 新幻魔大戦
・1979年~1983年 幻魔大戦(小説版)
・1987年 ハルマゲドン
・1979年~1985年 真幻魔大戦
・1983年~1986年 ハルマゲドンの少女
・2005年 幻魔大戦deep
・2008年 幻魔大戦deepトルテック
と幻魔大戦の世界観を描いているが、だんだんと宗教じみた物語になっていることから、寸評も賛否両論な評価であった。
・
実際の評価はどうだったのでしょうか。
幻魔大戦(アニメ映画)の感想/評価、レビュー一覧【あにこれβ】
幻魔大戦(アニメ映画)の感想/評価、レビュー一覧【あにこれβ】
このように映画の評価は、賛否両論ですが、当時の技術、アニメ映画としては斬新で素晴らしい出来だと思います。
twitterでも、話題になっているぐらいですから、記憶の中にしっかりと印象に残る作品だったのでしょうね。
幻魔大戦をまとめると・・・。
幻魔大戦の映画としての評価は、いろんな内容がありますが、総評していえることはほとんどの人に印象に残る作品だったということでしょう。
作画した大友克洋ももちろん、角川春樹を含めて、手がけたスタッフに影響を与えた作品だったようです。
影響を受けたからか、2014年には、早瀬マサト、石ノ森プロによる「幻魔大戦 Rebirth」が続編として絵が描かれ、CRのパチンコ機種にもなっているほど記憶に残る作品になったということでしょう。

ちなみに、あの麻原彰晃のハルマゲドン思想は本作の影響を受けたらしい。。。
SFらしい話の構成と、オカルトじみた雰囲気から話は難しい印象をあたえるかわりに、衝撃的な印象を植え付けることでしょう。
地球規模の次元、空間を超えた壮大なスケール感で描かれた幻魔大戦は、2時間で納まるような話ではないので、映画を見た方の感想は終わりが詰まらなかったという意見が多かったです。
33年前に見たあの映画を、もう一度見て、あの幻魔大戦の世界観を味わってみてはいかがでしょうか。
今の時代に合うかどうかはわかりませんが・・・。