キミは「太陽系戦隊ガルダン」を知っているか？【ガンダムのパチモノ】

「太陽系戦隊ガルダン」とは？

太陽系戦隊ガルダン（たいようけいせんたいガルダン）は、アリイ（有井製作所、現・マイクロエース）が1981年春から発売していたSFロボットプラモデルのシリーズ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB%E6%88%A6%E9%9A%8A_%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%B3

太陽系戦隊ガルダン - Wikipedia

アニメなどの原作はなく、プラモデルのみで展開するシリーズ。

定価300円。

「太陽系戦隊ガルダン」シリーズ

ガンプラに見せるために箱絵をそっくりにデザインし、下半身はほぼガンプラそのままに描かれているが、実際のキットとは大きく異なっている（パッケージに「このキットはイラストと多少異なるところもあります。」との注意書きがある）。ガンプラ同様、パイロットもアニメ絵で脇に描かれていた（クルーと表記）。キットそのものは長靴を履いたようなデザインで、下半身に可動箇所は一箇所もない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB%E6%88%A6%E9%9A%8A_%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%B3

太陽系戦隊ガルダン - Wikipedia

最強戦士ドン

『機動戦士ガンダム』でいうところのガンダム！？

最強戦士ドン

こ、これは･･･箱絵と違い過ぎる！！（笑）

そして、謎の合体機構もありました！

コスモビーム（合体武器）とロボット下半身が合体するという斬新過ぎる発想には脱帽です！

最強戦士ドン・完成見本図

超鋼戦士ガン

これはおそらく量産型ザクを模倣しているのでしょう。

両手はペンチとナイフで取り外し可能。

超鋼戦士ガン

超鋼戦士ガン・完成見本図

戦略戦士バク

全身赤く塗られており、シャア専用ザクを模倣している思われます。

ただ、頭部はマジンガーZのように見えますね･･･。

戦略戦士バク

戦略戦士バク・完成見本図

青と黒に塗りわけられた箱絵から察するにグフ！？
もしくは量産型ズゴックを模倣でしょうか！？

背中にコウモリのような羽根があり、頭部にも耳のような突起があります。

電磁戦士マグ

電磁戦士マグ・完成見本図

左から、
ドンのクルー「ドン・ホフマン」
ガンのクルー「ガン・ラミウ」
ガンのクルー「マグ・ジライオン」
バクのクルー「バク・サラバン」

ちなみに、クルー（ガンプラでいうところのパイロット）は、ロボの名前そのまんま

戦車シリーズ

ドンと合体する戦車。

車体前部にドリルを装備。

特殊重戦車ゴムル

ガンと合体する戦車。

車体前部に丸いハサミ状のアームを装備。

機動戦車ダムラ

バクと合体する戦車。

突撃戦車ベラダ

マグと合体する戦車。

車体前部に丸ノコを装備。

歯光戦車ジラン

一番左の画像はロボットとの合体イメージ。

突撃戦車ベラダ・完成図

「ガルダン」の秘密　～過去の金型を流用したシリーズ～

新規に設計されたキットではなく、1975年のロボットブーム時期に製作された商品「合体ロボシリーズ」の金型をそのまま流用して再発売された。そのため、頭部の意匠やアウトラインは『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』、『電人ザボーガー』など一昔前のキャラクターを模倣したものとなっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB%E6%88%A6%E9%9A%8A_%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%B3

太陽系戦隊ガルダン - Wikipedia

アリイ社製作のオリジナルSFロボットプラモデル「合体ロボシリーズ」

1975年のロボットブーム時期に製作されたアリイの商品。

・左上：ゲッターロボもどき？？
・右上：鉄人２８号もどき？？
・左下：マジンガーＺもどき？？
・右下：電人ザボーガーもどき？？

合体ロボシリーズ

みんなガルダンにまんま転用されてます（笑）

金型を作ると高くつくため、合体ロボシリーズの金型をそのまま流用。

安価で改変可能なパッケージと名前だけを変えて販売された商品ということが箱絵のロボットを見れば一目瞭然ですね。

ガルダンシリーズ

食玩「ガルダンガム」シリーズもあった！

定価100円

太陽系戦隊ガルダン　ガルダンガム

ニッシン商事から1981年秋ごろに発売されていた食品玩具。ガムのおまけにガルダンシリーズのプラモデルが付属していた。前述のガルダンシリーズと同じ名前だが、まったく異なるデザインの8体がリリースされていた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB%E6%88%A6%E9%9A%8A_%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%B3

太陽系戦隊ガルダン - Wikipedia

同じ名前で、まったく異なるデザイン

【ガルダンガム】戦略戦士バク

【ガルダンガム】電磁戦士マグ

同じ名前なのに･･･

「バク」も「マグ」も全く別物！！

ガルダンガムも実は流用！

これらのおまけは、アリイが1976年に販売していた「UFO基地軍団シリーズ」のロボットの金型を一部改修して流用し、武装を追加した物で、このキットは「ザ★アニメージシリーズ」のミクロ・スーツとしてさらに流用された（各ロボットの名称は異なる）。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB%E6%88%A6%E9%9A%8A_%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%B3

太陽系戦隊ガルダン - Wikipedia

想像を絶する頭部のデザイン（笑）

UFO基地軍団シリーズ

定価100円

ザ・アニメージの「ミクロスーツ」

「ミクロスーツ」と「ガルダンガム」は、まんま一緒のロボットデザイン（笑）

1982年春に100円で発売された商品で、スケール表示は1/144。商品の大きさは量産型バトルスーツの2/3程度なので、ミクロスーツの名称に反して実物の大きさは量産型バトルスーツより大きく、装甲バトルスーツに近いことになる。前年にニッシン商事から発売されたガルダンガムの金型を流用したものであるが、ロボットの名称は変更されている。箱絵もガルダンガムとほぼ同じであるが、搭乗者の絵は変更になっている。キットはガルダンガムのために1970年代に作られたロボットを改修したものであるが、頭部、腕、脚および武器は新造されているため、旧キットの形状は胴体部に残るだけである。胴体と脚部が一体で成形され脚は一切可動しないが、キットの形状は箱絵と大きく異なるものではない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E2%98%85%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8

ザ★アニメージ - Wikipedia

【ガンガル】覚えてますか？カルトな人気を誇るガンダムのニセモノ - （ミドルエッジ）

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