『ルパン三世』シリーズの歴史(1967年から2016年まで)

『ルパン三世』シリーズの歴史(1967年から2016年まで)

原作漫画、テレビシリーズ、劇場用アニメ、テレビ特番の『ルパン三世』シリーズを振り返ってみましょう。アニメのストーリー構成や作画において、当時の文化的傾向やトレンドの取り入れ、大人向け要素と子供向け要素の組み込みバランスをどうするかが常に悩みどころですね。ルパン三世(第1シリーズ・1st series)の3種類のオープニングテーマとエンディングテーマは、どれも傑作でしびれます。45年も前にこれほどのものが生まれた凄さにいつも感激します。ルパンシリーズの楽しみ方は、作品それぞれを別物として楽しむことだと思います。ルパンはいつ何時でも誰にとっても正体不明なのですから。多様性を楽しむ。いろいろなルパンがあってよいと思います。


、『ルパン三世 ・TV第1シリーズ』初期の作風に近づけるという意向が明言されていただけあり、エロ・グロなシーンが多い

マモー
不二子に賢者の石を持ってくるように依頼した謎の怪人物。その正体はクローン技術によって不死を達成し、己自身を生み出し己自身を育むことで1万年を生き、歴史を影から動かしてきたと自称する者。次元曰く「並みの人間では到底勝てねえ化物」。念動力を送り込む事で、小型機械を埋め込まれた自分の分身となるクローンを操っていた。しかし、クローンを延々と生産し続けた結果、コピーを繰り返せば像がぼやけるように遺伝子情報の劣化が生じ、クローンもまた単なる劣化コピーと化して不死は限界に達し、賢者の石に最後の望みを託した。部下には科学者やフリンチの様な大男達、そして自分のクローンの不良品等がいる。
劇中に登場したマモーの一体目は次元の銃弾を額に撃ち込まれ、二体目はルパンにレーザー攻撃を仕掛けるが、ルパンが拾っていた斬鉄剣の破片で反射されたレーザーの直撃で焼死。最後は本拠地奥深くに隠れていた本体、すなわち130代目の巨大な脳をロケットに乗せ、宇宙の彼方にある不死の異文明へと旅立ち、そこで真の神となって再臨することを図るが、ルパンが仕掛けた、腕時計を使った時限爆弾でロケットごと爆破された。爆破されたロケットから飛び出した脳はそのまま太陽へと飛んで行き、長い生涯に幕を下ろす。マモーの正体を知ったルパンは「神どころか薄汚ねえ化け物」と酷評し、その最期に対しては、「マモー、感謝しな。やっと死ねたんだ」と皮肉を言った。

マモー

神がかったマモーの超越した力に心が折れてしまった次元・・・ルパンは単身マモーの本拠地に乗り込み、ついにマモーとの決闘を迎える。

マモーの二体目はルパンにレーザー攻撃を仕掛けるが、ルパンが拾っていた斬鉄剣の破片で反射されたレーザーの直撃で焼死。

この作品を所見のとき、子供過ぎた私は、マモーは気味が悪い宇宙人だと思ってました。話を理解できなかったです。

本作は大人向きの見所だらけの傑作です。

マモーの二体目のグロイ死に方・・・

本拠地奥深くに隠れていたマモーの本体、130代目の巨大な脳!グロい。

劇場用アニメ第2作『ルパン三世 カリオストロの城』1979年

『ルパン三世 カリオストロの城』(ルパンさんせい カリオストロのしろ)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第2作。宮崎駿の映画初監督作品。1979年12月15日公開。 公開時のキャッチコピーは、「前作をしのげないのなら 2作目を作る意味がない」、「巨大な城が動き始める! 影の軍団が襲ってくる!」、「生きては還れぬ謎の古城でついにめぐり逢った最強の敵!」。

興行的には前作に及ばなかったが、後のテレビ放送や上映会などが繰り返されたこともあって人気が高まっていき、宮崎の演出やレイアウト手法はその後のアニメ業界に影響を与えることとなった。

構想や製作の期間はわずか半年という短さであり、宮崎は「この作品で初めて自分の体力の限界を知った」と語っている。途中で製作期間内に終わらないと考えた宮崎は下水道でのシーンの絵コンテを書き直しており、不満を語っている。最終的に、製作は予定された期間より1か月延びている。
(出典:wikipedia/ルパン三世_カリオストロの城)

劇場用アニメ第2作『ルパン三世 カリオストロの城』1979年

本作の主な舞台であるカリオストロ公国の人口は3,500人で、世界で一番小さな国連加盟国と設定されている。壮麗な塔を持つカリオストロ城と城下町、古代ローマ時代に作られた水道橋を持ち、美しい山々と湖に囲まれている。また、劇中の新聞やルパンが伯爵に送った予告状から、フランス語が公用語のようである。

その一方で、世界中で流通する紙幣を精巧に真似た偽札を製造しているとされ、東西冷戦下においては国際的に無視できない影響力を与えていた。世界最高レベルの偽造技術を誇り、時に本物以上と称されるその幻の偽札は「ゴート札」と呼ばれている。

劇中のルパンの台詞によれば、古くはブルボン王朝を破滅させ、ナポレオン軍の資金源となり、1927年の世界恐慌の引き金となるなど、中世以降の世界情勢の裏に常にその影を見せていたという。

劇中の静止画では、第二次世界大戦当時、ゴート札が連合国軍の資金源になっていたような描写がみられる。

ルパンが某国の国営カジノから盗んだ金がこのゴート札だった事が彼が再びカリオストロ公国に目をつける理由となった。

「偽札界のブラックホール」の通り名で知られる通り、400年もの間、偽札製造の秘密を守るため世界中の政府機関、諜報機関、軍部の調査をかいくぐってきた。調査に訪れた者は一人として生きて戻ってきた者はおらず、その者たちは証拠隠滅のために「地下」に葬られ、大量の死骸として今も残っている。

日本の明治政府もこの偽札を調べていたようで、偵察任務を任せられた日本軍の軍人が「地下」で自害していた(因みに「地下」に葬られて生還したのはルパンと銭形の二人だけである)。

しかし、現代ではその偽札製造の技術力は往年に比べて落ちているとされ、完成したサンプルも伯爵から「いい出来ではない」と品質の低下を指摘されていた。

カリオストロ公国の設定「偽札界のブラックホール」

クラリス・ド・カリオストロ
声 - 島本須美
実質のヒロイン。ヨーロッパ・カリオストロ公国の公女で、大公家最後の姫。大公家に伝わる「銀の山羊の指輪」の所有者。7年前の火事により両親を亡くして以来、長らく修道院に入っていたが、両家を統一し国を手中に収めようとする伯爵に結婚を強いられる。非道な行為を続ける伯爵に反発し、婚礼衣装の仮縫いの隙を突いて脱走する。伯爵の部下達が運転する特殊車から逃げていた際にルパンと出会い、一時は助けられるが、再び捕らわれる。
幼少時、カリオストロ城からの逃亡中に負傷し行き倒れていた駆け出し当時のルパンを助けた。

クラリス・ド・カリオストロ

宮崎は「善人ルパン」を描くため、ルパンの年齢をそれまでのイメージよりかなり高く設定し、「ファンの知っているルパンよりも人生経験を積んできたのだから、当然これまでのイメージと異なっていても不思議ではない」とした。

物語の中盤あたりから、16歳のクラリスがルパンを「おじさま」と呼んでおり、ルパンを演じた山田自身もこの作品でのルパンに「歳をとったおじさんルパン」という認識で臨んでいた。

歳をとった善人ルパン

宮崎や大塚がデザインしたキャラクターや小道具、イメージボードは『TV第1シリーズ』に準じており、『TV第2シリーズ』や『ルパンVS複製人間』では赤だったルパンのジャケットが『TV第1シリーズ』と同じ青緑色に戻され、ルパンの車も『TV第2シリーズ』のアルファロメオではなく『TV第1シリーズ』後半に登場したフィアット・500になっている。

ルパンの愛車:フィアット・500

石川五ェ門「今宵の斬鉄剣は一味違うぞ」

カリオストロ伯爵(グラフ・ラザール・ド・カリオストロ)
声 - 石田太郎
カリオストロ公国の事実上の支配者。伯爵家当主で、表向きは傲岸不遜ながらも紳士的だが、本性は冷酷非道。裏では本物以上といわれた偽札「ゴート札」の製造を取り仕切っており、世界各国の闇の部分と深くつながっている。7年前の火事で大公が死亡したため、それ以降は摂政としてカリオストロ公国の実権を握っている。

伯爵家に伝わる「金の山羊の指輪」の所有者であり、それに対する「銀の山羊の指輪」を持つクラリスとの政略結婚により、2つの指輪に秘められたゴートの秘宝を手に入れようと目論む。

一旦はルパンを撃退するが、再度侵入してきた彼に指輪を奪われ、時計塔の文字盤上で最後の対決を迎える。指輪の秘密とクラリスを交換しようと持ちかけてきたルパンを騙し討ちにし、クラリスと共に湖へ叩き落として2つの指輪を手に入れたが、先祖の残した財宝の実態と指輪が時計塔の仕掛けの作動スイッチとなっていることを知らなかったため、動き出した時計の短針と長針の間に挟まれ死亡する。
劇中ではほぼ一貫して「伯爵」と呼ばれ、ファーストネームは劇中では呼ばれない。

カリオストロ伯爵(グラフ・ラザール・ド・カリオストロ)

クラリス「いいえ、あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦ってくださったんです。」

銭形警部「くそぉ、一足遅かったか。ルパンめ、まんまと盗みおって・・・」

クラリス「はい」

銭形警部「イヤ、奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」

不朽の名作『ルパン三世 カリオストロの城』(アニメ「ルパン三世」の劇場映画第2作)の見所。クラリス・ルパン三世一家・銭形警部が活躍する名シーンと名言のまとめ。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

ルパン三世 PARTIII(第3シリーズ)1984年-1985年

『ルパン三世 PARTIII』(ルパンさんせい パートスリー)は、漫画家モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』のTV第3シリーズ。1984年3月3日 - 1985年12月25日に土曜 19:00 - 19:30に放送された。

過去の2シリーズの番組名が『ルパン三世』と同一だったのに対し、本作は第3作目であることが『PARTIII』という番組名で区別できる唯一のシリーズ。

本シリーズは、過去の『TV第1シリーズ』、『TV第2シリーズ』によって作品世界が確立、劇場映画第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の興行的な成功また劇場映画第2作『ルパン三世 カリオストロの城』の高い評価(公開当時の興行成績は思わしくなかった)により“国民的アニメ”となったルパン三世だったが、今作ではそのイメージに敢えて従わず、原作からの抜粋を中心にハード&アダルト路線を軸とした作品が目立つようになっており、全く違った一面を出したシリーズとなっている。

タイトルの「PARTIII」表記及びレギュラー陣同キャストの起用で同じ世界観つながりは明確であるが、それ以外はあくまで独立した作品となっている。
(出典:wikipedia/ルパン三世_PARTIII)

ルパン三世 PARTIII(第3シリーズ)1984年-1985年

ルパン三世 PARTIII(第3シリーズ)は原作からの抜粋を中心にハード&アダルト路線に挑戦した意欲作(アダルトな雰囲気を十全に楽しめる作品が多い)

総作画監督を置かず、各回担当者に自由に任せたことで、各回ごとに担当者の個性が出ていて面白い。作画が崩れているとマイナス評価の原因にもなっているが・・・

大人向けの内容と担当者ごとの作画の違いを個性として評価できるかどうかで、ルパン三世 PARTIIIをどう評価するか違ってくる。

担当者によって作画が大きく異なるのが『ルパン三世 PART Ⅲ』の特徴

作画は好みが分かれるでしょう。

ルパンや峰不二子の作画が担当者によってぜんぜん違う

読売テレビ版ルパン三世(=PART Ⅲ)は、日本テレビ版ルパン三世(=第2シリーズ)と同じ路線のルパン三世にすることはできないという大人の事情と意地があった

ルパン三世 PARTIIIの制作局は『TV第1シリーズ(旧ルパン三世)』と同じ読売テレビに戻っている。

当初、旧ルパン三世を製作した読売テレビは日本テレビ版の新ルパン三世人気に激しい対抗意識を持っており、日本テレビ版ルパン三世とは意図的に異なるルパン三世を意識して製作された。

東京ムービー新社にも日本テレビ版ルパン三世と同じように製作しないで欲しいとオーダーを出している。

・・・このように、ルパン三世 PARTIIIが前作とぜんぜん違うのは、大人の事情もある。

ルパン三世 PARTIII 第30話「カクテルの名は復讐」に使用された原作:SEXYルパン・3「ロールス セーラー」(漫画アクション 1984年7月11日号)

劇場用アニメ第3作『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』1985年

『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第3作。

本作品は、1985年7月13日に封切られ、バビロンの黄金をめぐるルパンとニューヨークマフィアのボス、マルチアーノとの争奪戦を描く。
本作の主題歌「MANHATTAN JOKE」は、当時アイドルだった河合奈保子が唄っており、河合は声優として特別出演している。「MANHATTAN JOKE」はオープニング、エンディングで使われ、オープニングは前置き的なストーリー展開もなく、いきなりタイトルバックから始まる。

TVシリーズ『ルパン三世 PartIII』(以下、『PartIII』)放送中の映画化である本作は、前作で監督を務めた宮崎駿の推薦で押井守が監督を務める予定だった。

しかし、当初の準備稿があまりに実験的であったため、その内容を危惧した制作側が押井を降板させ、TV版スタッフから吉田しげつぐが新監督に参加し、さらには映画監督の鈴木清順(TV第2シリーズ監修、『PartIII』第13話「悪のり変装曲」脚本)を共同監督に迎え、TVシリーズのスタッフを移行させて制作したという経緯がある。

押井版の内容については、押井守本人も断片的にしか発言していないために全容は不明だが、「ルパン三世の映画でありながら、ルパンを否定する」あるいは「世界中にもう盗むモノが無くなり、怪盗としてのアイデンティティを喪失したルパン」な作品にしようとしたといわれる。

『PartIII』放送中だったことから、ルパンもTVシリーズに合わせてピンク色のジャケットを着用。絵柄は『PartIII』後期のポップなデザインとなっている

。一方で、ルパン、不二子以外のメインキャラクター(次元、五ェ門、銭形)の造形および衣装カラーリングは『PartIII』のものは採用されず、青木悠三の手でTV第2シリーズに近いものにリファインされている。

また、ルパンも物語冒頭部分ではTV第1シリーズの青ジャケットを連想させるカラーリングのジャンパー姿で登場している。

なお、銭形は劇中でルパンに「ドジでマヌケでアンポンタン」、婦人警官軍団に「能なし」と言われる扱いである。
(出典:wikipedia/ルパン三世_バビロンの黄金伝説)

劇場用アニメ第3作『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』1985年

ロゼッタ
声 - 塩沢とき(老婆)/河合奈保子(正体)
バビロンの黄金の謎を探る正体不明の謎の老婆。遠い昔に神に使わされて地球に降り立ち、バビロンの黄金を求めて地球をさまよっている。実際は水も滴る美女だが、他人を欺く為か老婆に化けていた。別れ際の台詞から、ルパンのことを本気で愛していた模様。

ロゼッタ(老婆)

76年ごとにやってくるハレー彗星が地球に近づき、黄金のバベルの塔を運び出す。ロゼッタは宇宙人で、バベルの塔を探しに地球に来、ハレー彗星と共に持って帰れるわけだった。ルパンは塔を追いかけ、粉々に爆破、金のかけらが空中を舞う。

ロゼッタ(正体)

劇場用アニメ第4作『ルパン三世 風魔一族の陰謀』1987年

『ルパン三世 風魔一族の陰謀』(ルパンさんせい ふうまいちぞくのいんぼう)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第4作。東宝系で1987年12月に劇場公開された日本のアニメーション映画である。もともとはシリーズ初のOVA作品として企画されていた。

アニメーションの制作は『ルパン三世 カリオストロの城』、『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』を担当した東京ムービー新社の子会社テレコム・アニメーションフィルムが請け負った。テレビシリーズ放映中の劇場版やテレビスペシャルとは異なり、テレビ局は製作に名を連ねず、東宝と東京ムービー新社が製作している。

本作品はもともとOVAとして企画制作が進められていたが、ビデオ販売に先駆けて劇場公開されることになった。1987年12月18日に東宝系で封切られたが、東京ではテアトル池袋、大阪では玉造東宝で、上映館数はごくわずかに留まった。

テレコム・アニメーションフィルム公式サイトではOVA作品として紹介されているが、実際にビデオリリースがなされたのは劇場公開の後、1988年4月である。本作がOVA作品なのか劇場用映画作品なのか、扱いが分かれることもある。
(出典:wikipedia/ルパン三世_風魔一族の陰謀)

劇場用アニメ第4作『ルパン三世 風魔一族の陰謀』1987年

ルパン三世 TVスペシャル第1作『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』1989年

『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』(ルパンさんせい バイバイ・リバティー・ききいっぱつ!)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』のTVスペシャルシリーズ第1作。1989年4月1日に日本テレビ系の『土曜スーパースペシャル』にて放送された。

高度情報化社会となった現代において、ルパンに関するあらゆる情報はデータ化され世界中の警察が管理していた。そんなご時世に嫌気が差し引退を考えるルパンだが、結局は次元が現在進めている計画に加わってしまう。

その計画とは、自由の女神像に隠された世界最大のダイヤモンドを取り出すことだ。奇想天外な方法で自由の女神像ごと強奪したルパンは、その際に天才少年マイケルと出会う。ルパンに協力を申し出た彼から代わりに依頼されたのは、コンピュータのデータを自在に改竄できる「ニューウイルス」を作った母親を探し出してほしいとのこと。自分に関する警察の情報を無効化させるためにも、渡りに船とばかりに早速行動を開始するルパンだが?
<allcinema>

ルパン三世 TVスペシャル第1作『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』1989年

『ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎』(ルパンさんせい ヘミングウェイ・ペーパーのなぞ)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』のTVスペシャルシリーズ第2作。1990年7月20日に日本テレビ系の『金曜ロードショー』にて放送された。視聴率は19.6%。

泥棒業界の謎とされてきたアーネスト・ヘミングウェイのヘミングウェイ・ペーパーを巡る、ルパン・コンサノ・カルロスの三つ巴の争奪戦を描く。

ルパン三世 TVスペシャル第2作『ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎』1990年

ルパン三世 TVスペシャル

1989年 第1作『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』
1990年 第2作『ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎』
1991年 第3作『ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え』
1992年 第4作『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』
1993年 第5作『ルパン三世 ルパン暗殺指令』
1994年 第6作『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』
1995年 第7作『ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!』

『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』(ルパンさんせい もえよざんてつけん)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』のTVスペシャルシリーズ第6作。1994年7月29日に日本テレビ系の金曜ロードショーで放送された。視聴率は24.9%で、これはTVスペシャルシリーズの歴代1位を記録している。

本作品の製作時点でルパン三世を演じる山田康雄の体調がかなり悪化していたため、声は前作にも増して勢いがなくファンを心配させた。その不安は結果的に的中することとなり、これが24年間ルパンを演じてきた山田の事実上の遺作(CM等も含めれば、同年末に収録され、翌年1月から放映されたエクソンモービル(ESSO石油)の企画で登場したルパン三世を演じたものが最後の出演)となった。

演出についてはキャラクターデザインを『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』(以下、『TV第1シリーズ』)を思わせるものにしてみたり、タイトルの背景をホワイトにしてみたり、敵のボスの声優にミスターX(コミッショナー)を演じていた滝口順平を起用するなど、初期の作品のイメージに近づけている。

特に、武器製造庫で爆弾を投げるようにして仕掛けるシーンは、コミッショナーの登場した、『TV第1シリーズ』第1話「ルパンは燃えているか…?!」での演出に近いものである。

また、不二子のシャワーシーンは完全に露出させるなど、この作品までのTVスペシャルに比べて大人向けの作品に仕上がっている。直近の流行に対しても取り入れており、かなり人間離れした剣技を見せる描写は、対戦格闘ゲームの影響が見られる。

ルパン三世 TVスペシャル第6弾『燃えよ斬鉄剣』1994年

「ルパン三世 燃えよ斬鉄剣」 ルパンの声優・山田康雄の遺作であり、TV第1シリーズの作風に近い作品です。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

劇場用アニメ第5作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』1995年

『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第5作。製作は東京ムービーと日本テレビグループからなる「ルパン三世製作委員会」。アニメの実制作は、東京ムービー傘下のテレコム・アニメーションフィルムが行なった。キャッチコピーは「今世紀最大の犯行予告」(TVCM:山田康雄版)。

本作品は、1995年4月22日に封切られ、前作『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』以来、10年ぶりに製作された作品。OVAとして製作され、小規模ながら劇場公開もされた『ルパン三世 風魔一族の陰謀』から数えれば8年ぶりとなった。

本作の製作は、1989年に始まった日本テレビ系『金曜ロードショー』で放送されているTVスペシャルの好調を受けたものである。脚本にはTVスペシャルを長年担当してきた柏原寛司を起用。総監督には実写畑から伊藤俊也を招聘する試みを行ったが、絵コンテを担当した友永和秀によると、アニメスタッフ側とのルパン像に関して意見の食い違いが生じて、当初の伊藤色は薄まっているのだという。

内容は湾岸戦争後のアメリカの覇権を意識したものであるが、カルト教団が予言に従って自作自演のテロを行なうというストーリーが、結果的にオウム真理教事件と同時進行する形となって一部で話題になった。ただし製作途中の段階まで一連の事件がオウム真理教によるものとは一般には知られておらず、オウム真理教事件に便乗したものではなかった。

なお、本作品製作中にルパン三世の声優を演じてきた山田康雄が死去したことから、ルパン三世の声優が栗田貫一に変わり、ヒロインの少女の声を安達祐実が演じたことも話題になった。
(出典:wikipedia/ルパン三世_くたばれ!ノストラダムス)

劇場用アニメ第5作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』1995年

劇場用アニメ第6作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』1996年

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