前面ガラスが破壊され、副操縦士は機外に放り出された。
機関士も即死、機長は重傷を負って操縦不能となった。巨大なジャンボ機と乗客の命はナンシーの手に委ねられた。
彼女は地上の管制塔から送られてくる指示と苦しい息の下から辛うじて言葉を押し出すステイシー機長の指図に従い、震える手で操縦桿を握りしめた。
一方、地上ではこの緊急事態のために関係者が急拠空港に駆けつけた。コロムビア航空の副社長ジョセフ・パトローニ(ジョージ・ケネディ)、パイロットでナンシーの婚約者アラン・マードック(チャールトン・ヘストン)。そして空軍の軍人たち。
競技の結果、ジャンボ機を救う方法はただ一つしかないことが確認された。それは激突の際に鼻先にあいた穴からパイロットを乗り込ませることことだった。
直ちにジェット・ヘリコプターの準備が整えられ、マードック、パトローニを乗せて飛び立った。
数千フィートの上空でヘリコプターをジャンボと等速にしてからロープを渡し、ジャンボの破壊した穴へ降下しようという、想像を絶する危険な任務は空軍のアレクサンダー少佐が試みることになった。
ヘリ搭乗員、そして唯一の生還の望みを託したジャンボの乗客が見守るなか、ロープを巻きつけた少佐は宙に体を泳がせながら徐々に747機に近づく。
だがジャンボの窓枠を握んだ瞬間、衝突のショックで裂け、
風にあおられていたジャンボの外側の金属板が少佐の命綱のフックをはずした。瞬間、少佐の体は吹き飛ばされ、闇の中に消えた。
空港に戻って態勢ををととのえ直す時間はなかった。激しく反対するパトローニを制して、マードックは自らジャンボに向かった。そしてこの計画はマードックの超人的な活躍によって見事に成功し、
乗客は無事救出された。
この映画では、次から次へとハラハラする場面がありました。空での救助のシーンは迫力があります。
飛行機の乗客は、機内で楽しんでいましたが…
お酒を飲んだり、本を読んだり、
ギターを弾いて楽しんだりと皆、それぞれ好きな時間を過ごしていました。
事故が起きた途端、機内は揺れ、パニック状態になりました。
飛行機事故は、突然起こるのでどうしても焦ってしまいます。
『エアポート'75』の鍵を握る2人
パイロットが全滅!航空パニック映画『エアポート'75』|PUUL(プウル)