脚質転換
セイウンスカイは夏の札幌記念に出走する。ここでは従来の逃げでは無く
差しに徹して、牝馬で二冠を制したファレノプシスに快勝する。
スペシャルウィークの不振もあってか、秋の天皇賞は1番人気に支持される。
しかし、直線伸びずに5着敗退。勝ったのはスペシャルウィークだった。
札幌記念を差し切り勝ち!
先週の競馬画像
休養と引退
天皇賞の後、セイウンスカイは屈腱炎を発症し、長期の休養に入る。
復帰したのは1年半後の天皇賞春で、すでにスペシャルウィークもグラスワンダーも
引退していた。復帰戦も勝ち馬から大きく離されて最下位に敗れる。
結果、これが引退レースとなり、最強世代を賑わした芦毛の逃亡者は
静かにターフを去ることとなった。
札幌競馬場で引退式が行われた
セイウンスカイ引退式
良い子を出すことを期待されたが…
MINT JULEP メモリアル
その後
セイウンスカイは種牡馬入りをするが、マイナーな血統だけあってか
種付け数も少なく、活躍した産駒はオープンまでいったニシノプライドくらいであった。
2011年に死亡、芦毛の逃亡者はその生涯を終えた。
代表産駒ニシノプライド
スペシャルウィークとの関係
セイウンスカイのライバルと言えば、スペシャルウィーク
13戦7勝、敗戦6回のうち、4回はスペシャルウィークが勝ち馬である。
スペシャルウィークとは人気を分け合ったが、1、2着を独占したのは
2回だけである。日本ダービーはスペシャルウィークが圧勝したが、セイウンスカイは4着
皐月賞ではセイウンスカイが勝ったが、スペシャルウィークは3着のように
二律背反の関係であった。