【ドゥ・ザ・ライト・シング(Do the right thing)】パブリック・エナミーと一緒に振り返ってみた

【ドゥ・ザ・ライト・シング(Do the right thing)】パブリック・エナミーと一緒に振り返ってみた

 スパイク・リー監督による1989年制作の映画で「問題作」と言われることも多いです。日常生活の何気ない、さりげないすれ違いがきっかけとなって起こる、アフロ・アメリカン(黒人)とイタリア系、さらにはアジア系までを巻き込む人種間の摩擦を、ニューヨークの猛暑を舞台に描いています。またHipHop界の大御所パブリック・エナミーの「Fight the power」も映画に多大なインパクトを与えているので、映画と同時に振り返ってみたいと思います。


初見の感想と「もう一度、見たい映画」

 初めてこの映画を見たのは、私が20代の頃、20年以上前だったかと思います。
 音楽好きは今も昔も変わらないので、HipHopグループのパブリック・エナミー(Public Enemy)の曲がテーマソングになっている‥‥ということにつられて見たような感じでした。

 冒頭からそのパブリック・エナミーの曲「ファイト・ザ・パワー(Fight the power)」をBGMに、ティナ役のロージー・ペレスがボクシング・グローブをつけて踊りまくるシーンがあまりにも強烈でした。

思わず「姐御」と呼びたくなるようなロージー・ペレス(ティナ)が踊りまくり!

オープニング

 映画がはじまると舞台はニューヨークはブルックリン、猛暑‥‥道路が陽炎がかっている感じで、日常生活がはじまりました。
 監督で主演も主演ムーキーを演じるのはスパイク・リー、ちょっと内股気味(?!)。

スパイク・リー(ムーキー)とダニー・アイエロ(サル)

 時々、出てくるレディオ・ラヒーム(ビル・ナン)の両手の指にはめられたリング「LOVE」と「HATE」が、妙に脳裏に残るな‥

愛と憎しみ‥‥
コインの裏表??

ビル・ナン(レディオ・ラヒーム)のLove&Hate

 と思っているうちに、
「あれ?」
 ピザ屋さんが燃えていて‥‥。
「なんでぇ?!」
 どうしてそうなったの?
 何があったんだっけ?
 そりゃ、ちょっとした諍いはあったけど‥‥

 と思い出そうとしているうちに映画が終わってしまった‥‥。

 という、とんでもなく、いい加減で頼りない感想で、
「ほんとに映画を見てたん?」
と思ったのは、誰でもなく自分自身だったりして‥‥
 という事情で、「もう一度、見たい!」と願いつつ、この映画を振り返ってみます。

ストーリー

 日本語ヴァージョンがみつからなくて英語ヴァージョンですが、予告編もあります。
 雰囲気はこんな感じ‥‥

 些細なことなのに気づいたらたいへんなことになっていた‥‥というのは、なんとなくリアルです。小さなことでも積み重なって溜めてしまうと大事に発展してしまうことって、あるような気がします。
 それは、一見「些細なこと」のようでも、その裏に隠された意味などを無意識に感じ取ってしまっている場合も多いからかもしれないですね。
 特に、人種のルツボと呼ばれているニューヨークのような場所では、肌の色から宗教、思想、食べ物も聴く音楽さえも、あまりにも多様で、時には折り合いをつけられないことも多いだろうと想像します。

余談として‥‥

キャスト

ルビー・ディー(マザー・シスター)

サミュエル・L・ジャクソン(ラジオDJミスター・セニョール・ラブ・ダディー)

ジャンカルロ・エスポジート(バギン・アウト)

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