政宗となって奥羽統一を目指す

「独眼竜政宗」と言えば大ヒット大河ドラマと同名。だからと言って渡辺謙が関わっているわけでもなく、人気にあやかって作ったゲームの模様。政宗18歳からゲームは始まり、開墾をして石高をあげたり、足軽を集めて訓練を行って攻撃力をあげたりして国を強くしていく。4回行動すると季節が進みまた4回行動するとという具合に年数が経過していく。いよいよ力が付いたとなったら出兵して統一への第一歩を踏み出していくというシミュレーションゲーム。グラフィックに凝っていて、政宗も小十郎もだんだんと年老いていく。また、出兵時のグラフィックも部隊の規模に応じて違ってくるなど、コミカルな内容にも拘わらず力の入ったゲームになっている。
ミニゲームでパワーアップ。でも運しだいのことも・・・

軍事コマンドの訓練を選ぶとたまに小十郎から流鏑馬でもと勧められる。このミニゲームで高得点をとると、普通の訓練よりも大幅にパワーアップできる。慣れが必要ですが、腕前が上がれば有利にゲームがすすめられるようになります。いのししと障害物に注意を!
ミニゲーム中に流れる音楽は同じくナムコの「ファミリージョッキー」と同じ。気づいてくすっとなった方もいたはず。

祈祷師のコマンドでランダムで出てくるミニゲーム。金山を掘り当てて大金を手に入れようというもの。道に開いた穴に落ちるとはまってしまいます。???はランダムで変わってきます。祈祷師はもともと運の要素が大きくて、足軽が増える、石高が増えるといったことがランダムでおこったりしますが、ほとんどは何もおこりません。イチかバチかの運任せです。
天候などの突発的なイベントも

季節に応じてランダムに天候イベントが起こります。
【夏】
台風・・・石高が減り、商品を呼べなくなってしまいます。
日照り・・こめの取れ高が減ってしまう。
大雨・・・こめの取れ高が減った上に商人も呼べなくなります。
豊作・・・日照りの反対で取れ高が増える。
【冬】
大雪・・・移動、出兵ができなくなり、商人も呼べません。
その他のランダムイベント
地震・・・足軽の数が減ってしまう。
忍者・・・襲来を防げない場合、とにかく何かが減ってしまう。
母上・・・母上のおしゃべりに付き合って1ターン何もできない。
突発的なイベントは、出会ってしまうとほぼ良くないことが起こってしまう。
他にも特殊イベントがたくさん

バグが発生して小十郎が反対に・・・。

中村社長が現れて一回無的にしてくれるイベント。


30歳までどこも占領していない場合に発生する結婚イベント。各大名の姫様を選んで結婚することができます。結婚すれば相手の領地が手に入りますが、米と金を要求されます。
ゲームが発売された時代に人気のアイドルの名前が見受けられますが・・・・。なぜか、小十郎を選ぶことができる・・・・。
小十郎のアドバイスを受けて出陣の時

敵の視察をし、小十郎からのアドバイスを受けて出兵する国を決めよう。

軍事で決めた隊列で敵と激突。攻撃を受けると画面上の部隊が減っていき、優劣が分かりやすくなっている。ターン制で旗本隊が全滅すると敗北となってしまう。決着がつかずに20ターン迎えると引き分けとなる。逃げると自陣から半分が敵に寝返り、勝つとこちらに敵の半分が寝返る。1度負けると立て直しが難しくなってしまうので、確実に敵を倒していきたい。
もちろん、敵側から攻められることもあります。戦国時代ですからね。
ちなみにモードを選ぶことができます・・・・。
エンディングの全て見ることができるか?


奥羽統一を果たすと「ナムコット新聞東北版」が発行される。ナムコット新聞の見出しは政宗の統一した年齢で変わっていく。「待ってろ秀吉」の他にも「指先だけで勝つ」「独眼竜舞う」などの見出しがあります。また、81歳が寿命でゲームオーバーとなってしまいます。史実では享年70(満68歳)となっていますが、あまり突っ込み過ぎないでね。
「独眼竜政宗」まとめ

パッケージから受けるイメージとゲーム内容がかけ離れていることの衝撃が大きかった人もいた「独眼竜政宗」どうみても本格歴史シミュレーションの風格が漂っているパッケージですが、内容はかなりコミカル。ですが、このコミカルさゲームの分かりやすさはそれまでの歴史シミュレーションとは一線を画してシミュレーションゲームの面白さを伝えることができたゲームといえそうです。そこはさすがナムコと言ったところでしょうか。奥羽統一という限定的な内容ですが、意外にやり応えもあって楽しめる良作です。