アラフォー世代のトラウマ映画:『はだしのゲン』『震える舌』『この子の七つのお祝いに』ほか

アラフォー世代のトラウマ映画:『はだしのゲン』『震える舌』『この子の七つのお祝いに』ほか

『震える舌』も、『この子の七つのお祝いに』も、当時、テレビで放映されたときは、あまりの恐怖にチャンネルを変えた子どもが続出したという。原爆投下時の熱線や爆風で老人や乳児を含む市民が犠牲となる描写が余りにも残虐なため、トラウマになったという者も多い『はだしのゲン』。小学校・中学校の「平和学習教育時間」で『はだしのゲン』を見た人は多いでしょう。ホラーを超える現実の恐ろしさと女優の迫真の演技の恐ろしさを思い知らされるトラウマ映画を振り返ってみましょう。


売り物となったライオンの人喰いシーンや人間狩りのシーンは、偶発事故を撮った割には丹念なカット割りや編集、演技にしか見えない不自然な行動など、あからさまなやらせである。
(出典:Wikipedia「グレートハンティング」)

ライオンによって人が喰い殺されるシーンを売り物にしたドキュメンタリー映画

モンド映画(モンドえいが、Mondo film)は、映画のジャンル。観客の見世物的好奇心に訴える猟奇系ドキュメンタリー・モキュメンタリー映画。モンド物ともいう。

モンド映画は、世界各地の秘境の奇習や大都会の夜の風俗、事故や処刑の瞬間など衝撃映像を、虚実取り混ぜて見世物感覚で構成したドキュメンタリー風映画を指す。

1962年に公開され世界的に大ヒットしたイタリア製ドキュメンタリー映画『世界残酷物語』のイタリア語原題 "Mondo Cane"(直訳:「犬の世界」)がモンド映画の語源となっている。

『世界残酷物語』のヒット以降、便乗するようにイタリアを中心としたヨーロッパ各地や日本で1960年代から1970年代にかけて秘境ドキュメンタリー映画や残酷ドキュメンタリー映画、性医学ドキュメンタリー映画などが製作され、壮絶な題名や誇大な広告とともに公開された。

こうした映画は『世界残酷物語』の原題に倣って「Mondo …」(…の世界)と題された映画が多かったため、後に「モンド映画」と呼ばれるようになった(日本で製作されたモンド映画は、和製モンドである)。

モンド映画のスタンスは好奇心や見世物感覚であったが、映画の最後には、とってつけたように「世界の残酷な現実をあえて明らかにする」「動物たちを大切にしなければならない」「狂っているのは野蛮人ではなく文明人のほうである」などといった社会派的な結論がついていた。

基本的には金儲けのためにセンセーショナルな話題を取り上げて観客から料金を巻き上げるエクスプロイテーション映画の一種であり、『世界残酷物語』や、それに先立つ「夜もの」映画も含め、モンド映画にはあからさまなやらせや事実誤認、配給会社による誇大広告などがつきものであるが、深く追及しないのが鑑賞時の作法である。

「グレートハンティング」シリーズ(伊:1975年-1984年)

アントニオ・クリマティとマリオ・モッラ。動物等の狩りのシーンを集めた映画。しかし、動物が人間を喰べる・人間が人間を狩るショックシーンが大反響を呼んだ(もちろんやらせ)。

以後彼らは『残酷を超えた驚愕ドキュメント・カランバ』に至る一連の残酷ドキュメンタリーシリーズを製作したほか、他の製作者らが事故や死の瞬間(もちろんやらせ)を記録した映画を模倣した。
(出典:Wikipedia「モンド映画」)

モンド映画『グレートハンティング』(1975年) やらせです。トラウマな人はやらせなので、癒してください。

イタリアのドキュメンタリー映画・モンド映画『残酷を超えた驚愕ドキュメント・カランバ』(1983年)

『残酷を超えた驚愕ドキュメント・カランバ』(原題:Dolce e selvaggio、英題:Sweet and Savage)は、1983年に公開されたイタリアのドキュメンタリー映画である。

『グレートハンティング』の映画監督マリオ・モッラによる残酷もの3部作(「Savage Trilogy」、『グレートハンティング』、『グレートハンティング2』、『カランバ』よりなる)の最後の作品。

公開当時のテレビCMではジープに腕をくくりつけられた男の腕がちぎれるシーンが話題になった。

このシーンは『グレートハンティング』の人間が動物に食い殺されるシーン同様にやらせだと言われている。
なお現時点で日本国内でビデオ、DVDは発売されていない。

世界各国のカメラマンが映し出した、日本を含む世界のあらゆる場所での新聞やテレビで報じられない残酷なシーンを取り上げる。

内容はヒマラヤの奥地での鳥葬の儀式、中東の戦線での凄絶な現場、映画撮影中のスタントマン転落事故の決定的瞬間、ボリビアでの牛の頚動脈を切って出た血を飲む奇祭、プエルトリコでの20階建てのビルの間の綱渡りで失敗し、道路に落下する決定的瞬間、アンデスでの聖ペテロと聖パウロの祝日に住民が二手に分れ石を投げ合う風習、インディオの収穫祭での市民同士でのムチを使った殴り合いなど。  
(出典:Wikipedia「残酷を超えた驚愕ドキュメント・カランバ」)

イタリアのドキュメンタリー映画『残酷を超えた驚愕ドキュメント・カランバ』(1983年)

トラウマな人はやらせだと思って、癒してください。

ジープに腕をくくりつけられた男の腕がちぎれるシーンはやらせだと言われている。

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