『怪談かさねが渕』(1957年)
宗悦の幻影にまとわりつかれた新左衛門
新左衛門は宗悦の骸を沈めた累ヶ淵にたどりつき、宗悦の幻影を斬ろうとして水にはまって死んでしまいます。
20年後、それぞれの息子と娘・新吉(新左衛門の遺児)と豊志賀(宗悦の一人娘お累の成長した姿)は、互いの素性を知らぬまま恋に落ちる。
豊志賀が不注意から顔にキズを負って以来、新吉の心は別の女性に移ってしまう。
累ヶ淵にたどり着いたところで、お久を背負った新吉が、ふと振り向くと、それはお累の膿み爛れた顔に変わっています。驚いて新吉は腰を抜かし、お久を投げ落としてしまいます。
キズで膿み爛れた豊志賀(お累)の特殊メイクがすさまじい。
日本テレビ系列「怪奇十三夜」(1971年) 第一回 怪談累ヶ淵 [DVD]
耳無し芳一 映画『怪談』(1964年東宝映画、小林正樹監督)中の「耳無し芳一」:芳一役は中村賀津雄。
芳一は、安徳天皇ほか亡くなった平家一門の怨霊の前で壇ノ浦の戦いのくだりの弾き語りをしていた。
芳一の全身に「般若心経」を書いていきます。
平家の怨霊には写経し忘れた芳一の耳しか見えない。
平家の怨霊に耳をもぎ取られる芳一
平家の怨霊に両耳をもぎ取られた芳一
彼は「耳なし芳一」と呼ばれるようになった。琵琶の腕前も評判になり、その後は何不自由なく暮らしたという。
ろくろ首
水木しげる「ろくろ首」
妖怪百物語(1968年)「ろくろ首」
妖怪百物語(1968年)