ナムコの名作シミュレーション

キングオブキングス
プレイヤーである「キング」と魔王「ルシファーとの戦い」を描いた
全4ステージから成る、1人用の「ストーリーモード」
お好みの設定で、最大4人まで参戦可能な「マルチプレイモード」が存在します。
当時、ファミコンソフトに拡張機能を搭載するメーカーは
幾つか存在していましたが、ナムコもその1つ。
本作キングオブキングスは、拡張音源を用いた透明感のあるBGMが印象的でした。
相手のキングを倒す!シンプルな目標
勝敗の条件は至ってシンプルで、相手のキング(またはルシファー)を
倒せば勝利となり、自軍のキングが倒されると敗北となります。

プレイヤーユニット
Darjeeling
キングがお城に待機していれば、兵を雇うことが可能となります。
お城から離れてしまうと、離れている間は兵を雇えません。
敵軍のキングを倒すために、自軍のキングを守るためにも
まずは兵を雇って戦力を増やしていきます。

兵を雇う
Darjeeling
本作での資金の用途は「兵を雇う」「ユニットの補給」この2つにしか使用しません。
資金が尽きてしまうと兵を雇えず、一方的に敵軍に押し込まれます。
勝負に勝つ為には、まず街や城を増やし
資金収入を上げることが、先決となってくるでしょう。

街の占領
Darjeeling
ユニットは移動すると食料が減り、食料が尽きてしまうと移動不可能となります。
簡単にいえば燃料みたいなもので、自軍の占領下の街で待機することで
次ターン開始時に補給されます。

部隊の回復
Darjeeling
食料はそのユニットの最大量まで回復しますが
人数は1ターンだけで最大回復するとは限りません。
部隊の被害が大きいほど、回復に要する時間がかかってしまいます。
ユニット
ユニットは大別して3種類あり、人間、妖精、ドラゴンとなります。
人間


ファイター
Darjeeling
ファイターのもう1つの特徴としては
戦闘力の低いユニットですが、キングに対して特効を持ちます。
最弱のユニットが敵の総大将に有効というのは面白い仕様ですね。
逆に言えば、自軍のキングが敵軍のファイターと戦う際には要注意です。

クラスチェンジ
Darjeeling
妖精

ゴブリンはエルフに強く、ハーピーに弱い。
ハーピーはゴブリンに強く、エルフに弱い。
エルフはハーピーに強く、ゴブリンに弱い。

ゴブリン
Darjeeling

ハーピー
Darjeeling
妖精は比較的コストが安いため、序盤から長くお世話になるユニットだと思います。
また、ハーピーは飛行ユニットのため、地傾効果を得ることは出来ません。
ドラゴン


ドラゴン
Darjeeling
特殊

キング
Darjeeling

ルシファー
Darjeeling
キングオブキングスの動画紹介
「ルシファーとの戦い」の最序盤を収録された内容です。
設定でゲーム内容が高速化されているので、少し雰囲気が分かり辛いかもしれません。
こちらはステージ3のルシファーとの戦いを収録されている動画です。
ルシファー(キング)の強さがよく分かる内容です。
マルチプレイモード
ストーリーを追う形の「ルシファーとの戦い」は、本作キングオブキングスを
初めてプレイされる方にはオススメです。
しかし、慣れた方にとっては
マルチプレイモードが本作のメインと言って良いほどの内容です。


8つのシナリオ
Darjeeling
「マルチプレイモード」には8つのシナリオが用意されており
プレイヤーは最大4人まで参戦可能となります。
参加しない分はコンピュータが受け持ちます。
同盟を結び、プレイヤー連合軍 vs コンピュータ連合軍、
またはプレイヤーがコンピュータをそれぞれ味方につけて激突、なんて遊び方も可能。
まとめ
今でこそ当たり前ですが、シミュレーションゲームと
中世ファンタジーの世界観を融合させた作品と云うのは
当時は非常に珍しいものでした。
シミュレーションとしての要素もしっかり押さえており
ZOCや地形効果、各ユニットの特性、それらをさりげなく
わかりやすくシンプルにまとめ上げています。
また、マルチプレイモードはプレイヤーを飽きさせない作り
になっており、知り合いと熱い戦いを繰り広げたり、自分なりの
プレイスタイルを追求して、やり込んだ方も多かったのではないでしょうか。

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Darjeeling