戦後の主だった政党の名前、憶えていますか?55年体制下から現在までの政党の変遷を振り返る。

戦後の主だった政党の名前、憶えていますか?55年体制下から現在までの政党の変遷を振り返る。

政党の歴史でみると、団塊ジュニアの世代は戦後55年体制の中で育ち、55年体制の崩壊から民由合併といった大きな転換点を全て経験してきた世代です。ところで過去に数多く存在した政党、憶えていますか?主だった政党の変遷について。


1994年9月にMPD・平和と民主運動の呼びかけ人であった田英夫が、代表を務めていた院内会派である護憲リベラルの会を母体としてMPDメンバー(日本学生戦線除名組)による大衆党(後の市民の党)を取り込み、さらに翫正敏、國弘正雄、旭堂小南陵、三石久江ら旧日本社会党国会議員を巻き込んで結成。

(日本社会党より分裂)→新党護憲リベラル(1994-1995)→(分裂)

1995年、山花貞夫・海江田万里らが、自社さ連立政権・新進党勢力に属しない第三の道を目指し結成。1996年、旧民主党結党に伴い解散。

(日本社会党より分裂)→市民リーグ(1995-1996)→(民主党へ参加)

【自由民主党(1995-)】

自民党の中堅・若手議員であった武村正義、田中秀征、園田博之、鳩山由紀夫らが中心となり、1993年の宮沢内閣不信任決議可決をきっかけに離党して結成。

(自由民主党より分裂)→新党さきがけ(1993-1998)→さきがけ(1998-2002)→みどりの会議(2002-2004)(解散)

宮沢改造内閣不信任決議案に賛成し、可決させた羽田派所属の国会議員である羽田孜、小沢一郎らが1993年6月に自民党を離党して結成。

(自由民主党より分裂)→新生党(1993-1994)→(新進党へ参加)

1994年4月に渡辺美智雄の首相擁立を目指し、自由民主党の国会議員が離党し結成。
党首には柿澤弘治が就任。

(自由民主党より分裂)→自由党(1994)→(新進党へ参加)

1994年(平成6年)4月15日、自民党・清和会の鹿野道彦、北川正恭、佐藤敬夫、坂本剛二、増子輝彦の衆議院議員5名が、新生党を中心とする勢力と自民党との間に位置する第三勢力を目指して離党。
18日に「新党みらい」を結成し、代表には鹿野が就任。

(自由民主党より分裂)→新党みらい(1994)→(新進党へ参加)

1994年(平成6年)、羽田孜内閣の総辞職に伴う首班指名選挙において、日本社会党委員長の村山富市に投票する方針に反発して自民党を離党し、自ら非自民勢力の首班候補となった海部俊樹を代表とするグループ。

(自由民主党より分裂)→高志会(1994)→(新進党へ参加)

【日本新党(1992-1994)→(新進党へ参加)】

1992年5月に細川護煕が『文藝春秋』誌上で提唱した自由社会連合を母体として、既成の政治、政党を打破して日本に新しい政治体制を作り上げるという理念のもと、結成。

日本新党(1992-1994)→(新進党へ参加)

【民主改革連合(1994-1998)→(民主党へ参加)】

1989年、第15回参議院議員通常選挙で日本労働組合総連合会(連合)を支持母体に連合の会(日本社会党・公明党・民社党推薦)が結成され候補者11人が当選。
非改選の無所属議員だった山田耕三郎(元大津市長、以前は一の会等に所属)とともに、会派として連合参議院を結成。代表には山田が就いた。
1993年、民主改革連合に改称。同年、細川内閣の連立政権に参加する。

民主改革連合(1994-1998)→(民主党へ参加)

【新進党(1994-1997)→(解党)】

1994年6月の自由民主党・日本社会党・新党さきがけによる村山富市内閣の発足で下野した非自民・非共産勢力は、次期総選挙で施行される小選挙区比例代表並立制への対応に迫られていた。
小選挙区で自民党に対抗するためには野党各党が合流して各選挙区で候補者を1名に絞らなければならず、新・新党を結成する流れが一気に傾き、新生党・公明党の一部・民社党・日本新党・自由改革連合などが結集し、同年12月10日、結党された。理念は「自由、公正、友愛、共生」。
党結成に関して、新生党の代表幹事であった小沢一郎(当時:新党準備委員会委員長)は「保守党」と名付けることを希望したが、周囲の反発により断念した。
初代党首選挙は、自由改革連合代表の海部俊樹元首相、新生党党首の羽田孜元首相、民社党委員長の米沢隆の3名で争われ、海部が勝利した。
結成時の所属国会議員数は214人(衆議院176人、参議院38人)である。結党時の国会議員数が200人を超える政党が結成されたのは、1955年(昭和30年)結成の自民党以来39年ぶりであった。

新進党(1994-1997)→(解党)

1996年(平成8年)に、新進党を離党した羽田孜を中心に結成された日本の保守政党。

太陽党(1996-1998)→(民政党へ参加)

新進党分党以前に離党していた旧日本新党の細川護熙が代表となり、細川と同じく新進党を離党していた樽床伸二、上田清司、円より子と、自由連合が党名変更した「自由の会」唯一の国会議員だった江本孟紀の5名(衆院3名・参院2名)で結成。

フロム・ファイブ(1997-1998)→(民政党へ参加)

新進党の解党により分裂した6つの政党のうちのひとつで、新進党に参加した自由民主党と日本新党系議員のうち、反小沢派の保守系議員(衆議院15人、参議院3人)を中心に結成された。党首は鹿野道彦。
主な所属議員は左藤恵、愛野興一郎、広中和歌子、岡田克也、松沢成文、原口一博、古賀一成、石井一など。

国民の声(1998)→(民政党へ参加)

新進党の解散(分党)に伴い旧民社党系の国会議員を中心に結成。1998年1月5日に結党大会を開き、届け出た。
1998年4月27日民主党の結成により解散。

新党友愛(1998)→(民主党へ参加)

1998年1月5日に届出、1998年1月6日に結党大会を開いた。
但し、法的には新進党分党によるものであるため、1998年1月1日発足となる。2003年9月26日、解党し民主党に吸収合併された。

自由党(1998-2003)→(民主党へ合流)

2000年3月、自自公連立政権からの離脱に傾く自由党党首小沢一郎及び同側近グループに対し、連立継続を望む海部俊樹最高顧問、野田毅前幹事長、二階俊博運輸大臣、中西啓介選対委員長らを中心としたグループが新党を結成。
この時、自民党の野中広務らが自由党の中間派議員に選挙協力などで説得した結果、参加者は自由党所属国会議員(50名)の過半数に達する26名となった。

(自由党より分裂)→保守党(2000-2002)→保守新党(2002-2003)→(自由民主党へ合流)

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