若松プロ叩き上げの当時若手、映画監督の高橋伴明氏ですね。
銭形が殺され、その汚名をかけられたルパン。二人の友情に胸が熱くなる、第98話「父っつあんのいない日」。
イギリス王室の王冠を狙うルパンを阻もうとするドーバー警部とペッパー警部の凸凹コンビとの対決が楽しい、第47話「女王陛下のズッコケ警部」もよいです。
スラップスティックの楽しさ、浦沢義雄
浦沢義雄 - Wikipedia
ゲバゲバ、カリキュラマシーンなどの伝説的TVコメディに若くして参加した浦沢氏、やはりその楽しさはスラップスティックなコメディですね。
赤ジャケルパン=三枚目ルパンのコメディというイメージもこの方に負うところが大きいと思われます。
鉛筆を食べる猫をめぐる騒動に巻き込まれるルパンたち、第106話「君はネコぼくはカツオ節」。
膨らましたチューインガムで変装できるというバカバカしい発想の、第117話「チューインガム変装作戦」。「戦車が怖くて赤い背広が着れるかー」と叫ぶルパン、山田康雄さん絶好調!
いずれもバカバカしくていい!ヽ(‘ ∇‘ )ノ
3年間の幕引きを務めた、照樹務
照樹務て誰やねん?、、宮﨑駿氏の当時の別名ですね。テレコムだから照樹務、そんな安直なf^^;
宮崎駿 - Wikipedia
引用のように映画カリオストロの城のあと、最終話含め2本で第2シリーズに参加。3年間の長きに渡った放送の幕引きを務めます。
超小型原爆の開発をめぐって、攫われた不二子を飛行艇アルバトロス号に追う、第145話「死の翼アルバトロス」。
装甲ロボット兵ラムダと自衛隊の闘いで混乱する東京。犯行声明によれば、これはルパンの仕業だというのだが、、
最終回、155話「さらば愛しきルパンよ」は、かなり変則的なおハナシで、
アルバトロス以上に、もろに「宮﨑アニメ」です。
島本須美さん(クラリス、後年にはナウシカの声をあてる方ですね)が声をあてる登場人物、小山田真希ちゃんといい(ロボットを操る少女!^^;)。
後年ほとんどまんま「天空の城ラピュタ」にロボット兵で出てくるラムダといい、、^^;
多彩と幕引きの裏側
アルバトロスには、当時のふつうのアニメの2倍の量9000枚もの手描きセル画を使用したそうで、そのクオリティたるや^^
さらば、も単体のおハナシとしてはすばらしいのですが、「ルパンらがほとんど出ない」演出といい、
ああこんな長寿シリーズの最後って、こんなヘンな変則的なハナシで終わるくらいしかやりようがないのかなあ、、というのが当時子どもだった筆者の思いでしたねえ、、f^^;
当時は知りませんでしたが、実際、舞台裏、制作の現場ではこの2話に至る以前にも、
という遣り取りがあったそうで、、>_<
(これに関しては、キャラクターデザイン、作画監督の北原健雄氏についての記述で、
というものも、あります)
アルバトロスとさらばに至っては、