昭和天皇崩御に伴う深夜番組の自粛ムードも治まった頃、SET(スーパーエキセントリックシアター)の座長三宅裕司の番組が始まったんだなと見始めた「イカ天」。審査員のコメントが面白かったのと、自分の中の洋楽への飽きから来るアマチュア系のバンドへの興味、画面の端にときたま見え隠れする同級生のAD。。。後半は見なくなって、いつの間にか終わっていた感もあるが、前半に登場したバンド、特に初代キングとなった「FLYING KIDS」は「、BEGIN」「たま」と一緒に強烈に印象に残った。
登場したバンドの中では「人間椅子」や、多分、ひやかし程度の気分だったろう「赤と黒」の方が好きだったが、デビュー曲「幸せであるように」は、とても歌い易く、自分の中では当時を振り返る代表曲となっている。
バンドの概要
FLYING KIDS - Wikipedia
バンドメンバー

ボーカル:浜崎貴司(はまざき たかし、1965年6月11日 - ) 本名同じ。俳優、声優としても活動している。栃木県宇都宮市出身。栃木県立宇都宮東高等学校、東京学芸大学教育学部卒。

ギター、コーラス:丸山史朗(まるやま しろう、1962年7月19日 - ) 東京造形大学卒。

キーボード、コーラス:飯野竜彦(いいの たつひこ、1964年1月6日 - ) 東京都杉並区出身。東京都立富士高等学校、多摩美術大学デザイン科グラフィックデザイン専攻卒。

ギター、コーラス:加藤英彦

リーダー、ベース、コーラス:伏島和雄(ふせじま かずお、1963年11月13日 - )株式会社Cloud Cuckoo Land代表取締役。現在はSTAR LINE MUSICを立ち上げ、FLYING KIDS、浜崎貴司、UNCHAIN、王族BANDらが所属。

ドラムス:中園浩之
代表的な楽曲
いかすバンド天国とは
「FLYING KIDS」は昭和が終わり、平成のスタートとともに始まった音楽オーディション番組「三宅裕司のいかすバンド天国」の初代グランドキングとして、バンドのプロキャリアをスタートさせた。ファンキーなサウンドは一般よりもプロ向きであったと思う。
番組終了後も順調に見えた彼らのキャリアだが、飽きっぽい大衆は、バンドブームの終焉と時を同じくするように彼らのことを忘れていった。
イカ天のグランドキングは、彼らを初代として、以下のバンドが選ばれた。
・「BEGIN」
・「たま」
・「マルコシアス・バンプ」
・「LITTLE CREATURES」
・「BLANKEY JET CITY」
・「PANIC IN THE ZU」
個人的な印象では、後半にグランドキングに選ばれたバンドは、メジャーデビューという恩恵を受けながら、「FLYING KIDS」ほど「イカ天」デビューというイメージを引き摺っていないように思う(但し、「PANIC IN THE ZU」はメジャーデビューしていない)。
見ていた側の勝手な妄想と言われてしまうとそれまでだが、「FLYING KIDS」は、「BEGIN」や「たま」に比べると、「イカ天」の影響をずっと引き摺っていたように思う。
と言うか、「ああ、イカ天のバンドだよね」と思ってしまうバンド。
列の先頭を走る者の思いはこちらから窺い知れないけれど、「初代」と付くとその先頭に勝手に立たされて走らされているイメージもあるし、「イカ天」という番組に対してプロに近いアマチュアやスタジオミュージシャンなどのセミプロを出してるんだろうなという思いもあったし、そんな点もあって番組の盛上げ役を番組が終わってもずっと担っている。。。
「FLYING KIDS」に対しては、今もこんな思いのままだ。
「イカ天」の代表的なバンド 「BEGIN」「たま」
インタビュー、オフィシャルウェブサイト
FLYING KIDS ボーカル 浜崎貴司さん - ゆうちょ LETTER for LINKS(レター・フォー・リンクス) - 羽田 美智子 - TOKYO FM
ソロとバンドで、違った風景を見ながら 浜崎貴司(後編) - MUSIC TALK - 朝日新聞デジタル&w
フライングキッズ、「いか天」のあの頃 浜崎貴司(前編) - MUSIC TALK - 朝日新聞デジタル&w
flyingkids official web site