東宝特撮映画に登場する兵器(陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器)

東宝特撮映画に登場する兵器(陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器)

東宝特撮映画の「名脇役」とも言われる24連装ロケット砲車や人気のメーサー殺獣光線車など懐かしい東宝特撮映画(ゴジラシリーズ他)に登場する陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器を振り返っていきましょう。


愛称はポンポン砲。ゴジラ映画第2作の『ゴジラの逆襲』から登場し、東宝特撮映画の「名脇役」とも言われる。

形状は3軸のシングルキャブ型トラックの荷台部に、24連装ロケット砲を装備したものである(このトラックはオリジナルである)。架空組織である防衛隊の特殊装備という設定だが、トラックのフロント部分に自衛隊の桜星らしきマークが1つと車両番号が表示されている。運転席後部に人員の姿が2名確認できる。発射する際はロケット砲を後部に旋回させて目標へ向けることが多いが、劇中では発射時の後部に噴射される爆風の類は確認出来ない。

『空の大怪獣ラドン』では運転室のルーフにレーダーを装備したタイプが登場している。『大怪獣バラン』では上陸用舟艇に搭載される形でバランに対し洋上攻撃を行ってから陸上の本隊に合流するという変則的な運用が見られる。ルーフに小さなサーチライトが付いている。
登場作品
『ゴジラの逆襲』
『空の大怪獣ラドン』
『地球防衛軍』
『大怪獣バラン』
『怪獣大戦争』
『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』

(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

24連装ロケット砲車

24連装ロケット砲車の映画『ゴジラの逆襲』で使用されたプロップ

株式会社キャストの模型「24連装ロケット砲車」(レジンキャスト製)

61式戦車の車体にポンポン砲を装備した車両のプロップも現存している。車体にはGフォースのエンブレムが描かれている。

株式会社キャストの模型「24連装ロケット砲車」 61式戦車の車体にポンポン砲を装備した車両

73式小型車

『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』に登場する特生自衛隊の車両。偵察や連絡、メーサー車の先導等に運用される。

実在の新73式小型トラックと同じ名前だが、実在車が三菱・パジェロベースなのに対し、劇中ではライト、グリル、バンパー等が73式風に改造された日産・テラノである。『ゴジラ×メカゴジラ』中では1999年、千葉県館山市に上陸したゴジラ撃退の際、メーサー光線が目に命中したゴジラが吐いた熱線により発生した土砂崩れを回避しようとして後退したところ、Uターンしようとした90式メーサー殺獣光線車の牽引車と衝突。反動で崖下に転落し、ゴジラに踏み潰される。乗車していた隊員は全員が殉職している。
『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』中では赤坂付近で損傷した3式機龍の補修に向かう中條義人が乗車した73式小型トラックとともに日比谷公園より地下鉄虎ノ門駅付近まで出動する。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

特生自衛隊 73式小型車

特生自衛隊 73式小型車

83式600mm地対地ミサイル車

『ゴジラ』『ゴジラvsビオランテ』『ゴジラvsキングギドラ』に登場した陸上自衛隊の自走式ミサイル車両。74式特大型トラックをベースとしたトラックの荷台に大型の地対地ミサイルを2基並列に装備した物で、全体的なレイアウトは67式30型ロケット弾発射機に酷似している。また、運転席の上部にはパトランプが備えられている。運用は本車3両と追跡・誘導レーダー車1両をセットとして行われる。
撮影にはゴムでミサイルを発射することが可能な、約24分の1縮尺の精巧なプロップモデルが使用された。
『ゴジラ』では、ゴジラを迎撃すべく、74式戦車や61式戦車などと共に晴海埠頭に展開するが、ゴジラの放射熱線を受けて破壊される。『ゴジラvsビオランテ』では芦ノ湖でビオランテと、『ゴジラvsキングギドラ』では札幌市でゴジラと交戦している。

また、『ゴジラ』の晴海埠頭のシーンには、少し小型のシングルキャブ型4輪トラックの荷台上に、改良ホークと思しきミサイルを1基搭載した車両も登場する。この車両の撮影には本物のトラックの上にミサイルのプロップを乗せた物が使用された。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

83式600mm地対地ミサイル車

83式600mm地対地ミサイル車

92式ペトリオット<改>対Gシステム特車

『ゴジラvsビオランテ』『怪獣プラネットゴジラ』に登場。実在する地対空ミサイルペトリオットを対ゴジラ用に改造した物で、地対地攻撃が可能となっている。形式記号は92GPS。補助車両に依存することなく、牽引車と発射機のみによる索敵・発電などが可能となっており、牽引車に牽引された状態で射撃が行える。原型機との外見上の相違は、発射機の形状が簡略化されている点。
『ゴジラvsビオランテ』では、90式戦車や92式メーサー戦車などと共にサンダービーム作戦を支援するため、若狭湾の近辺へ展開する。また、ゲーム『ゴジラ 列島震撼』にも登場しているが、こちらでは74式特大型トラックのような車両の荷台にペトリオットのランチャーのみを搭載したような形状に変更されている。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

92式ペトリオット<改>対Gシステム特車

92式ペトリオット<改>対Gシステム特車

その他の陸上兵器・戦闘車両

『怪獣総進撃』『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に登場。多目的戦車や武装ハーフトラックの遠隔操作などを行う。特型警備車のような形状をした6輪の装輪車両と、それに牽引される4輪のトレーラーから構成される。トレーラー上部にレーダーを装備。『ゴジラ対ガイガン』では、車両上部にもパラボラ型のレーダーアンテナが追加されている。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

戦闘指揮車

『怪獣総進撃』『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』『ゴジラ対メガロ』に登場。砲塔に200ミリ戦車砲、160ミリ副砲(ロケット弾)を装備する他、砲塔上にミサイル2基とレーダーを装備した戦闘車両。戦闘指揮車からの遠隔操作で行動する。なお、『ゴジラ対ガイガン』に登場した車両はレーダーが撤去されている。

『怪獣総進撃』ではムーンライトSY-3などと共に、富士山麓にあるキラアク星人の基地を攻撃し、地中から現れたアンギラスと交戦する。『ゴジラ対ガイガン』ではガイガンやキングギドラ、『ゴジラ対メガロ』ではメガロを攻撃している。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

多目的戦車

『怪獣総進撃』『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に登場する、M3ハーフトラックの荷台部分に重火器を備えた戦闘車両。パラボラ式熱線砲+履帯カバー部分にロケット砲を備えたタイプと、パラボラ熱線砲を都市防衛システムと同様の2連装ミサイルランチャーに換装したタイプに大別される。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

武装ハーフトラック・M3ハーフトラック改戦闘車両

東宝特撮映画の航空兵器

93式メーサー攻撃機(別名:メーサーヘリ)

『ゴジラvsモスラ』に登場。形式番号はASTOL-MB93(略番号はMBF)。別名メーサーヘリ。所属は陸上自衛隊。

初めてのメーサー兵器搭載の航空機。2次元ノズル・ターボジェットにより短距離離着陸が可能な攻撃機(戦闘機と記載する文献もあり)ではあるが、制式名称や機体マーキングでも明確に分かるとおり、航空自衛隊ではなく陸上自衛隊機である。

タンデム式コクピットや着陸用スキッドを持ち、AH-1S コブラなどの攻撃ヘリコプターをジェット機化したような形状をしている。尾翼は戦闘機よりも輸送機などで見られるT字尾翼であり、戦闘機ほどの運動性能はないと思われるが、最高速力などはヘリコプターを上回る時速650キロに及ぶ。明言はされていないがメーサー砲などの武装配置や一撃離脱戦法に似た戦闘スタイルなどから、ガルーダとの共通性が見出せる機体である。富士山重工業と米Bill社により日米共同で開発されている。
全長:15.2メートル
全幅:6.3メートル
全高:4.1メートル
重量:8.2トン
乗員:2名
速度:時速650キロ
武装:80万ボルト93式省電力メーサー砲2基、20ミリ3砲身ガトリング砲1基、70ミリロケット弾、対怪獣用ナパーム弾
(出典:Wikipedia「メーサー兵器」)

コトブキヤ「93式メーサー攻撃機」(レジン キット)

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