東宝特撮映画に登場する兵器(陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器)

東宝特撮映画に登場する兵器(陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器)

東宝特撮映画の「名脇役」とも言われる24連装ロケット砲車や人気のメーサー殺獣光線車など懐かしい東宝特撮映画(ゴジラシリーズ他)に登場する陸上兵器・航空兵器・海洋兵器・ロボット兵器を振り返っていきましょう。


オキシジェン・デストロイヤー(水中酸素破壊剤) 登場作品:東宝特撮映画『ゴジラ』(1954年)

『ゴジラ』(1954年)に登場する架空の物質で、「水中酸素破壊剤」とも表記される。数あるゴジラ作品の中で、「ゴジラを完全に殺すことができた唯一の手段」である。

科学者の芹沢大助が酸素の研究中に偶然発見した薬剤で、劇中では詳細には触れられないが、特殊な物質を電磁的に反応させることにより水中の酸素を一瞬で破壊し、その場にいるすべての生物を一瞬のうちに死に至らしめるうえ、完全に液化する効果がある。その威力を見た芹沢は、「初実験した後は2、3日は食事も喉を通らなかった」と回想している。

これを大量破壊兵器として軍事使用されることを怖れた芹沢は、ゴジラへの使用のために世間に公開することを拒むが、社会のためには役立てたいと考えていた(ただし、何らかの形で強制使用されたなら死と共に永遠に封印するつもりだった)。

山根恵美子に打ち明け、秘密にすることを約束させるが、ゴジラによる被害を見かねた恵美子は約束を破り、尾形秀人に秘密を告白する。尾形と恵美子の熱心な説得とテレビで放送された「平和への祈り」を聞き、芹沢は一度限りの使用を決断する。ただし、その秘密を永遠の闇に葬る決意も固めており、ゴジラへの使用分以外は資料なども含めて一切を焼却処分している。芹沢は自らも海に潜ってゴジラへの使用成功を見届けた後、そのまま海中で自決する。これにより、オキシジェン・デストロイヤーの存在と製法は封印された。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

オキシジェン・デストロイヤー

仁工房の原寸大模型『オキシジェン・デストロイヤー』

芹沢博士は自ら海に潜ってゴジラへの使用成功を見届けた後、そのまま海中で自決する。

芹沢博士が『オキシジェン・デストロイヤー』でゴジラを倒す -「ゴジラ」(1954年)-

芹沢博士オキシジェン・デストロイヤーのスイッチを入れた。

瞬く間に海中に広がるオキシジェン・デストロイヤー。ゴジラはもがき苦しみながら、海中で骨まで溶けていった…。

オキシジェン・デストロイヤーは特殊な物質を電磁的に反応させることにより水中の酸素を一瞬で破壊し、その場にいるすべての生物を一瞬のうちに死に至らしめるうえ、完全に液化する効果がある。ゴジラでさえ例外ではなかった。

オキシジェン・デストロイヤーで骨まで溶け液化するゴジラ

東宝特撮映画の陸上兵器

メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

東宝特撮映画作品に登場する怪獣対策組織(作品によっては自衛隊と明言されている)が使用する、対怪獣用兵器。初登場作品の『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』以降、ゴジラシリーズを中心にたびたび登場して怪獣映画ファンに人気を博している、架空の兵器シリーズである。作品ごとに多少設定などは異なるものの、パラボラアンテナ型の発光する照射部から青白く輝きつつ稲妻状に蛇行するメーサー光線を照射し、怪獣の細胞を焼き払う威力を持つとして設定・演出されている。また、1機しか存在しないスーパーXなどのワンオフ兵器ではなく、ある程度の数が量産されている制式兵器として集団(部隊)で運用される。主に車両なので、一般的に「メーサー車」と呼ばれることもある。

劇中のでの「メーサー殺獣光線車」の活躍

『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』
暴れ回るガイラを細胞組織レベルで殲滅できる兵器として、木曽川付近で実施された「L作戦」のために出撃。その後の晴海埠頭周辺での防衛戦も含め、ガイラをあと一歩のところまで追い詰める。

昭和ゴジラシリーズ
ゴジラ映画初登場となる『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』では、防衛隊の所属兵器として出動し、アンギラスを相模湾岸で撃退して日本上陸を阻止する。しかし、キングギドラやメガロなどの光線技を持つ怪獣に対しては分が悪く、反撃を受けて破壊されている。

『ゴジラ×メカゴジラ』
特生自衛隊(対特殊生物自衛隊)の主力兵器として、数々の怪獣撃退に戦功があることが語られている。
(出典:Wikipedia「メーサー兵器」)

メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

メーサー殺獣光線車(66式メーサー殺獣光線車)

その他のメーサー兵器・メーサー車

66式と基本構成は変わらないものの、自動化により乗員は2名となり、メーサー砲の操作を含めて全て牽引車から行える。牽引車の運転手がそのまま砲手としてメーサー砲を操作、助手席が各種補佐を行う。この時、助手席が回転して後ろ向きになるため、砲手は前方・補助要員は後方を向いて互い違いに座ることになる。従来機と異なり走行しながらの照射も可能。また、荒天かつ夜間の戦闘でも、ゴジラの目を狙い撃つことができるほどの命中精度でメーサー光線を照射することができる。ただし、雨の中ではエネルギーが水蒸気となって減退するため、効力が70%程度まで下がることがある。

66式では砲身がむき出しになっていたのでビーム発振部が常に見えていたが、90式では非照射態勢時はカバーの中に収納される。また、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では、改良型の90式メーサー殺獣光線車<改>が配備され、メーサー光線の出力が向上して、発生する熱により光線の色が黄色く見えるようになった。本車を製造しているのは三友重工業。
(出典:Wikipedia「メーサー兵器」)

90式メーサー殺獣光線車

90式メーサー殺獣光線車

93式自走高射メーサー砲(ツインメーサータンク)と92式メーサー戦車(メーサータンク)

92式メーサー戦車(メーサータンク)

24連装ロケット砲車(愛称はポンポン砲)

愛称はポンポン砲。ゴジラ映画第2作の『ゴジラの逆襲』から登場し、東宝特撮映画の「名脇役」とも言われる。

形状は3軸のシングルキャブ型トラックの荷台部に、24連装ロケット砲を装備したものである(このトラックはオリジナルである)。架空組織である防衛隊の特殊装備という設定だが、トラックのフロント部分に自衛隊の桜星らしきマークが1つと車両番号が表示されている。運転席後部に人員の姿が2名確認できる。発射する際はロケット砲を後部に旋回させて目標へ向けることが多いが、劇中では発射時の後部に噴射される爆風の類は確認出来ない。

『空の大怪獣ラドン』では運転室のルーフにレーダーを装備したタイプが登場している。『大怪獣バラン』では上陸用舟艇に搭載される形でバランに対し洋上攻撃を行ってから陸上の本隊に合流するという変則的な運用が見られる。ルーフに小さなサーチライトが付いている。
登場作品
『ゴジラの逆襲』
『空の大怪獣ラドン』
『地球防衛軍』
『大怪獣バラン』
『怪獣大戦争』
『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』

(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

24連装ロケット砲車

24連装ロケット砲車の映画『ゴジラの逆襲』で使用されたプロップ

株式会社キャストの模型「24連装ロケット砲車」(レジンキャスト製)

61式戦車の車体にポンポン砲を装備した車両のプロップも現存している。車体にはGフォースのエンブレムが描かれている。

株式会社キャストの模型「24連装ロケット砲車」 61式戦車の車体にポンポン砲を装備した車両

73式小型車

『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』に登場する特生自衛隊の車両。偵察や連絡、メーサー車の先導等に運用される。

実在の新73式小型トラックと同じ名前だが、実在車が三菱・パジェロベースなのに対し、劇中ではライト、グリル、バンパー等が73式風に改造された日産・テラノである。『ゴジラ×メカゴジラ』中では1999年、千葉県館山市に上陸したゴジラ撃退の際、メーサー光線が目に命中したゴジラが吐いた熱線により発生した土砂崩れを回避しようとして後退したところ、Uターンしようとした90式メーサー殺獣光線車の牽引車と衝突。反動で崖下に転落し、ゴジラに踏み潰される。乗車していた隊員は全員が殉職している。
『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』中では赤坂付近で損傷した3式機龍の補修に向かう中條義人が乗車した73式小型トラックとともに日比谷公園より地下鉄虎ノ門駅付近まで出動する。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

特生自衛隊 73式小型車

特生自衛隊 73式小型車

83式600mm地対地ミサイル車

『ゴジラ』『ゴジラvsビオランテ』『ゴジラvsキングギドラ』に登場した陸上自衛隊の自走式ミサイル車両。74式特大型トラックをベースとしたトラックの荷台に大型の地対地ミサイルを2基並列に装備した物で、全体的なレイアウトは67式30型ロケット弾発射機に酷似している。また、運転席の上部にはパトランプが備えられている。運用は本車3両と追跡・誘導レーダー車1両をセットとして行われる。
撮影にはゴムでミサイルを発射することが可能な、約24分の1縮尺の精巧なプロップモデルが使用された。
『ゴジラ』では、ゴジラを迎撃すべく、74式戦車や61式戦車などと共に晴海埠頭に展開するが、ゴジラの放射熱線を受けて破壊される。『ゴジラvsビオランテ』では芦ノ湖でビオランテと、『ゴジラvsキングギドラ』では札幌市でゴジラと交戦している。

また、『ゴジラ』の晴海埠頭のシーンには、少し小型のシングルキャブ型4輪トラックの荷台上に、改良ホークと思しきミサイルを1基搭載した車両も登場する。この車両の撮影には本物のトラックの上にミサイルのプロップを乗せた物が使用された。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

83式600mm地対地ミサイル車

83式600mm地対地ミサイル車

92式ペトリオット<改>対Gシステム特車

『ゴジラvsビオランテ』『怪獣プラネットゴジラ』に登場。実在する地対空ミサイルペトリオットを対ゴジラ用に改造した物で、地対地攻撃が可能となっている。形式記号は92GPS。補助車両に依存することなく、牽引車と発射機のみによる索敵・発電などが可能となっており、牽引車に牽引された状態で射撃が行える。原型機との外見上の相違は、発射機の形状が簡略化されている点。
『ゴジラvsビオランテ』では、90式戦車や92式メーサー戦車などと共にサンダービーム作戦を支援するため、若狭湾の近辺へ展開する。また、ゲーム『ゴジラ 列島震撼』にも登場しているが、こちらでは74式特大型トラックのような車両の荷台にペトリオットのランチャーのみを搭載したような形状に変更されている。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

92式ペトリオット<改>対Gシステム特車

92式ペトリオット<改>対Gシステム特車

その他の陸上兵器・戦闘車両

『怪獣総進撃』『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に登場。多目的戦車や武装ハーフトラックの遠隔操作などを行う。特型警備車のような形状をした6輪の装輪車両と、それに牽引される4輪のトレーラーから構成される。トレーラー上部にレーダーを装備。『ゴジラ対ガイガン』では、車両上部にもパラボラ型のレーダーアンテナが追加されている。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

戦闘指揮車

『怪獣総進撃』『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』『ゴジラ対メガロ』に登場。砲塔に200ミリ戦車砲、160ミリ副砲(ロケット弾)を装備する他、砲塔上にミサイル2基とレーダーを装備した戦闘車両。戦闘指揮車からの遠隔操作で行動する。なお、『ゴジラ対ガイガン』に登場した車両はレーダーが撤去されている。

『怪獣総進撃』ではムーンライトSY-3などと共に、富士山麓にあるキラアク星人の基地を攻撃し、地中から現れたアンギラスと交戦する。『ゴジラ対ガイガン』ではガイガンやキングギドラ、『ゴジラ対メガロ』ではメガロを攻撃している。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

多目的戦車

『怪獣総進撃』『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に登場する、M3ハーフトラックの荷台部分に重火器を備えた戦闘車両。パラボラ式熱線砲+履帯カバー部分にロケット砲を備えたタイプと、パラボラ熱線砲を都市防衛システムと同様の2連装ミサイルランチャーに換装したタイプに大別される。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

武装ハーフトラック・M3ハーフトラック改戦闘車両

東宝特撮映画の航空兵器

93式メーサー攻撃機(別名:メーサーヘリ)

『ゴジラvsモスラ』に登場。形式番号はASTOL-MB93(略番号はMBF)。別名メーサーヘリ。所属は陸上自衛隊。

初めてのメーサー兵器搭載の航空機。2次元ノズル・ターボジェットにより短距離離着陸が可能な攻撃機(戦闘機と記載する文献もあり)ではあるが、制式名称や機体マーキングでも明確に分かるとおり、航空自衛隊ではなく陸上自衛隊機である。

タンデム式コクピットや着陸用スキッドを持ち、AH-1S コブラなどの攻撃ヘリコプターをジェット機化したような形状をしている。尾翼は戦闘機よりも輸送機などで見られるT字尾翼であり、戦闘機ほどの運動性能はないと思われるが、最高速力などはヘリコプターを上回る時速650キロに及ぶ。明言はされていないがメーサー砲などの武装配置や一撃離脱戦法に似た戦闘スタイルなどから、ガルーダとの共通性が見出せる機体である。富士山重工業と米Bill社により日米共同で開発されている。
全長:15.2メートル
全幅:6.3メートル
全高:4.1メートル
重量:8.2トン
乗員:2名
速度:時速650キロ
武装:80万ボルト93式省電力メーサー砲2基、20ミリ3砲身ガトリング砲1基、70ミリロケット弾、対怪獣用ナパーム弾
(出典:Wikipedia「メーサー兵器」)

コトブキヤ「93式メーサー攻撃機」(レジン キット)

ジェットヘリ

『キングコングの逆襲』ではドクター・フー一味が使用。北極における移動手段や、キングコング捕獲作戦などに使用された。フロート状の降着装置を有するほか、胴体下部にクレーンを装備している。

ドクター・フーのジエットヘリ(キングコングの逆襲)

しらさぎ

形式番号:AC-3。
『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』に登場。特生自衛隊に所属する支援用航空機。3機で構成され、3式機龍の輸送、操作、エネルギー補給を行う。バルカン砲も装備。最大乗員は2人。2003年4月に、3式機龍運用部隊である「第1機龍隊」(八王子駐屯地)発足時に6機が納入される。

1号機は作戦司令機、2号機は機龍の遠隔操作用、3号機は機龍のエネルギー供給用として使用。残りの4号機から6号機は予備機となっている。機龍の輸送は2号機と3号機がワイヤーアームによって空輸する。3号機が八景島で暴走した機龍のミサイルを受けて墜落したため6号機がエネルギー供給用となるが、これも大破したため翌年は4号機がエネルギー供給用となる。5号機は劇中未登場。
(出典:Wikipedia「東宝特撮映画の登場兵器」)

しらさぎ

スーパーX

1984年の『ゴジラ』、1989年の『ゴジラvsビオランテ』、1995年の『ゴジラvsデストロイア』に、それぞれ自衛隊のゴジラ対策(撃退)の切り札として登場する。

人類の開発した兵器としてはほぼ初めて、ゴジラの熱線に対抗しうる防御力を有してゴジラと正面から交戦した。ただし、純粋な対ゴジラ兵器として開発されたのは、スーパーX2(スーパーエックスツー)のみであり、スーパーXとスーパーXIII(スーパーエックススリー)は、その他の目的のために開発された特殊装備であった。いずれも飛行性能を有している(スーパーX2は潜水性能も有する)が、全て陸上自衛隊所属となっている。

『ゴジラ』(1984年版)に登場。陸上自衛隊幕僚監部付実験航空隊首都防衛隊所属。正式名称は「陸上自衛隊幕僚監部付実験航空隊首都防衛移動要塞T-1号 MAIN SKY BATTLE TANK スーパーX」である。

元々は有事(核戦争)の際の首都防衛を目的に極秘に開発され、「首都防衛移動要塞」(劇中では「首都防衛戦闘機」と表記され、登場人物から「空飛ぶ要塞」と称されている)とも呼ばれるリフティングボディVTOL機。実際は要人用の移動核シェルターとして建造が進められていた。

装甲はチタン合金とスペースシャトルにも使用されているセラミック製耐熱タイルで構成されている。機体前部には開閉式の1800ミリ・ヨーソサーチライトを備え、集積回路にはプラチナを多量に使用しており、かなりの高熱に耐えられるようになっていたことから、1985年のゴジラ襲撃に際し、カドミウムを弾頭に装備したカドミウム弾を使ってゴジラの核反応を抑制する作戦の実施に当たった。ゴジラを常に正面に置きながら、一定の距離を保ったまま攻撃を行う戦闘スタイルはメカゴジラまで継承される。
(出典:Wikipedia「スーパーX」)

スーパーX 登場作品:1984年の特撮映画「ゴジラ」

スーパーX 1984年の特撮映画「ゴジラ」で使用された模型(プロップ)

ニットー「スーパーX」(ソフトビニールキット)

スーパーX2

『ゴジラvsビオランテ』に登場。スーパーXより一回り大きく、開発当初から対ゴジラ専用機として運用されたリフティングボディ垂直離着陸機機(ただし、扱いは艦艇扱いになるので、実質上の「対ゴジラ護衛艦」)。形式番号は「DAG-MBS-02 Super-XX」[4]。三友重工製とされる。
回収されたスーパーXからデータを集め、その反省を生かした機体である。前回のスーパーXの装甲に使用されたチタン合金の2倍の耐熱性を持つ超耐熱合金TA32が使用され、水深1,000メートルまでの潜航が可能。また、機体色もスーパーXが銀色(金属色のまま)に対し、濃緑色を主体にした色で構成されている。
歴代のスーパーXの中で唯一カドミウム弾及びレーザー砲を装備していない。ミサイル・バルカン砲・魚雷といった通常兵器も搭載するが、一番の目玉はゴジラの熱線を正面で受け止め、反射させて撃ち返す「ファイヤーミラー」である。

スーパーXが有人であったのに対し、スーパーX2は(1989年当時の)最新鋭コンピューターを駆使しており、防衛庁地下のオペレーションルームからリモートコントロールにより遠隔操作される。また自動操縦も可能である。スーパーX2の操作は黒木翔特佐以下、「ヤングエリート集団」と称される特殊戦略作戦室が担当する。遠隔操作の採用は、乗員保護と戦闘などの各種データの保存のためである。
(出典:Wikipedia「スーパーX」)

スーパーX2

スーパーX2はゴジラの熱線を正面で受け止め、反射させて撃ち返す「ファイヤーミラー」を装備している

宇宙防衛艦 轟天

『惑星大戦争』に登場する宇宙防衛艦 轟天(うちゅうぼうえいかん ごうてん、UNSF Gohten)は、地球侵略を企むメシエ13球状星団に対抗するために、国連宇宙局が南海の秘密基地で建造した宇宙防衛艦。

宇宙航行にはラムジェット推進を使用し、エンジンのうち機体上部3基がラムジェットエンジン、機体下部のうち両端2基が大気圏内用ロケットエンジン、中央2基が核パルスロケットエンジンである。戦闘機スペースファイター21機と、惑星探検車ランドローバーを搭載しており、ランドローバーは下部ハッチから、スペースファイターは側面のリボルバー式カタパルト射出口から発進する。このカタパルトはビーム発射口も兼ねており、「リボルバービーム」と呼ばれる大口径のビーム連射砲にもなっている。

艦首メインドリルは本体から独立、操縦して離脱する機能もあり、その内部には本艦の設計者であり、艦長である滝川博士によって設計中に発見されたエーテルをも破壊するという特殊爆弾を搭載している。舷側煙突状の垂直上昇ノズル、傾斜煙突状の爆雷発射機、前部へ集中的に配備された連装式の副砲塔という旧日本海軍水上艦艇を彷彿とさせる外観をしている。

メシエ13球状星団恒星ヨミ第3惑星の宇宙戦艦大魔艦と金星上空で決戦、一進一退の攻防の末、大魔艦の切り札である重力砲によって大破するものの、メインドリルに乗った滝川博士の体当たり特攻で大魔艦を葬った後、消滅する金星を離脱し、地球へと帰還する。
(出典:Wikipedia「轟天号」)

轟天 登場作品:1977年の特撮映画「惑星大戦争」

東宝特撮映画の海洋兵器

海底軍艦 轟天号

轟天号(ごうてんごう)は、東宝の各種映像作品に登場する架空の兵器である。初めて登場したのは特撮映画『海底軍艦』(1963年)。

海底軍艦 轟天号(かいていぐんかん ごうてんごう)は、第二次世界大戦時に大日本帝国海軍が設計した陸・海・空すべてで行動できる万能戦艦。建造される前に終戦を迎えたが、南方の島に逃げ延びた神宮司大佐率いる「轟天建武隊」によって極秘に建造される。

神宮司らは轟天号による大日本帝国の復建を目指していたものの、その存在を知った地上進出を目指すムウ帝国が開発の停止を政府に要求し、世界中に地震攻撃を加えた上に、神宮司の娘の真琴を拉致したことから、ムウ帝国の野望を阻止し、愛娘を救出するために出撃することとなる。
主兵装はドリル部分から放つ冷線砲(照射された物体を凍結させる光線を放つビーム砲)。他にもいくつかの3連装電子砲塔(ビーム砲?)やマンダを艦体から離すときに使われた帯艦電撃、艦体の前方(ドリル直後部分)に艦体を前方から見て等間隔に3つの回転式カッターを持つなど多数の武器が搭載されている設定だが、劇中ではほとんど使用されていない。空中高速飛行時及び地中進行時は上部にある艦橋や砲塔などの部分が船内に収納される。

最新鋭潜水艦でさえ耐えられない水圧にも平気なムウ潜水艦を追尾し、ムウ帝国を守るマンダを沈黙させた後、ムウ帝国心臓部へ突入し、これを破壊した後、地上まで追ってきた追跡してきたムウ潜水艦をも撃沈し、結果として単艦でムウ帝国を壊滅させる。
(出典:Wikipedia「轟天号」)

轟天号 登場作品:1963年公開の特撮映画『海底軍艦』

海底軍艦 轟天号

わだつみ

わだつみとは、小松左京の小説『物体O』および小説・映画・漫画・テレビドラマ『日本沈没』に登場する架空の潜水艇の名称である。

設定は原作と同じだが、母船は民間の起重機船「へらくれす」になっている。映画版では「ケルマデック」は母船の甲板上でシートをかけられ船名のみが見えるシーンがあるのみで、活動中の映像はなく形状もわからない。「わだつみ」と同型の「わだつみ2号」「わだつみ3号」が存在するという説明があるものの、これらも映像には登場しない。

テレビドラマ版は原作にないオリジナルストーリーが多く、「わだつみ」と「ケルマデック」ともに原作以上の活躍をするが、荒唐無稽なシーンも多い。例えば、航行不能になった「ケルマデック」を「わだつみ」が救出に行くが、この種の潜水艇の動力は電池のはずなのに海中で給油を行う。秋田沖から東京湾まで「ケルマデック」に乗ったまま帰ろうとする。灯台に孤立した人々を救うため、発射したロープをウィンチで巻き取って、「ケルマデック」ごと崖をよじ登るなどである。その他には、飛行艇「おおくに」によって「わだつみ」を別の海域に空輸したり、緊急脱出装置により「ケルマデック」の船体上部が左右に開いて、耐圧球のみを浮上させるなどのシーンも描かれた。

外見のモデルは、当時日本で最新鋭の有人潜水艇だった海上保安庁の潜水艇「しんかい」と大阪万博で三菱重工業がデザインを発表した「しんかい2000」だが、実際の限界潜水深度が600mであるしんかいとは異なり、原作と同じく最大潜水深度1万mである。

造形
ミニチュアは映画版とテレビドラマ版では全体的なフォルムや色は一緒であるもののデザインは別々で、テレビドラマ版のデザインのミニチュアが新しく用意された。

その後テレビドラマ版の第16回において「ケルマデック」との共演シーンがあり、それまで撮影で使用していたテレビドラマ版の「わだつみ」のミニチュアでは「ケルマデック」とサイズが合わず映画版のミニチュアがテレビドラマ版のデザインに改造されて登場している。また、その際改造されたテレビドラマ版第16回の「わだつみ」のミニチュアは、『ゴジラvsキングギドラ』の冒頭に登場する深海潜航艇に改造流用されている。

このほか、実写シーン用に実物大のハリポテも用意された。ハリポテなので中は空洞だったが、自重だけで1tあり、結局「へらくれす」にも本物の起重機船が用いられている。この実物大のハリボテはその後テレビドラマ版の第2回でも使用されているがデザインは映画版のままであった。
(出典:Wikipedia「わだつみ」)

わだつみ 特撮映画「日本沈没」(1973年)の撮影で使用された模型(プロップ)

わだつみ テレビドラマ(1974年)「日本沈没」で使用された模型(プロップ) 映画版わだつみのプロップを改良したもの

東宝特撮映画のロボット兵器

ロボット兵器「ジェットジャガー」 登場作品:東宝特撮映画「ゴジラ対メガロ」(1973年)

ジェットジャガー (Jet Jaguar) は、特撮映画『ゴジラ対メガロ』、特撮テレビ番組『ゴジラアイランド』に登場する架空のロボットである。別名「電子ロボット」。
1970年代前半の変身ブームやロボットアニメの影響により登場した。『ゴジラ対メガロ』以外での映像作品での活躍も予定されていた。
映画『ゴジラ対メガロ』(1973年)
テレビ番組『ゴジラアイランド』(1997年)

青年科学者・伊吹吾郎が開発した、カラフルな色彩の等身大ロボット。機体内の良心回路により、「人間に会ったらお辞儀をする」「人間の言葉を理解して妥当な反応を示す」などの行動を起こす。普段は研究所の電波操縦器(緊急時は超音波装置)で操作される遠隔操縦タイプだが、良心回路の影響から奇跡的に自我に目覚め、それによる巨大化が可能となる。吾郎にとって想定外の事態となったこの巨大化は、間近で目の当たりにしたメガロにとっても同様であり、ジェットジャガーから攻撃を受けるまで立ち尽くすという精神的影響を与えている。
もともと日常生活の補助用として開発されたため、固定武装などは有しておらず、戦闘時は肉弾戦が主となる。飛行能力を有しており、巨大化時にはゴジラを抱えて飛行するなど、その推力は高い。
全高:1.8メートル(戦闘時:50メートル)
重量:150キログラム(戦闘時:2万5千トン)
飛行速度:マッハ3.5
(出典:Wikipedia「ジェットジャガー」)

ジェットジャガー

ジェットジャガー

ジェットジャガーはもともと日常生活の補助用として開発されたため、固定武装などは有しておらず、戦闘時は肉弾戦が主となる。

ガイガンとメガロにいたぶられるジェットジャガー

メカゴジラ 登場作品:東宝特撮映画「ゴジラ対メカゴジラ」

メカゴジラ(MechaGodzilla)とは、映画「ゴジラシリーズ」に登場する架空のロボット。

ゴジラ対メカゴジラ(1974年)
ブラックホール第3惑星人の操る地球侵略用兵器として、鋼鉄の何倍もの強度を持つ「スペースチタニウム」を原料に、地球最強の生物ゴジラをモデルに作られた。
(出典:Wikipedia「メカゴジラ」)

メカゴジラ 登場作品:ゴジラ対メカゴジラ(1974年)

メカゴジラの逆襲(1975年)
前作で海底に沈められたメカゴジラを、ブラックホール第3惑星人が真船信三博士の協力のもとで修復したもの。

メカゴジラの逆襲(1975年)

ゴジラvsメカゴジラ(1993年)
G対策センターが前々作『ゴジラvsキングギドラ』で海中に沈んだメカキングギドラを引き揚げ、23世紀の技術を解析して作った対ゴジラ兵器。燃料は衛星軌道中で生成される重水素ヘリウム3ペレット。
(出典:Wikipedia「メカゴジラ」)

『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年12月公開)

特生自衛隊が開発したメカゴジラ「3式多目的戦闘システム (MFS-3 :Multi-purpose Fighting System - 3)」。単に「機龍(きりゅう)」とも呼ばれる。『ゴジラ×メカゴジラ』(2002年12月公開)

ゴジラ×メカゴジラ(2002年)
ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年)
特生自衛隊が2003年に完成させたという設定のため、「3式」の名を持つ。正式名称は「3式多目的戦闘システム (MFS-3 :Multi-purpose Fighting System - 3)」。単に「機龍(きりゅう)」とも呼ばれる。
日本政府により極秘裏に、東京湾の千葉県館山沖の海底から1999年に引き揚げられた初代ゴジラの骨をメインフレームとして製作された。操縦は、支援航空機「AC-3 しらさぎ」からの遠隔操作によって行われる。首と腰部にある3カ所のメンテナンスハッチ(それぞれMB1・MB2・MB3と呼ばれる)から本体に乗り込み、メンテナンスブースから直接操縦することも出来るが、戦闘時に生じる加速や衝撃は殺人的なレベルであり、直接操縦による任務遂行は事実上不可能である。

最大稼働時間は2時間程度で、それを越える場合やエネルギーが尽きた場合、最も近い自衛隊基地からエネルギーをマイクロウェーブ方式で「しらさぎ」を経由して供給される。現場での応急修理が必要となった時のために前述のメンテナンスハッチとメンテナンスブースが備わっており、出入り口には搭乗者のための放射能除去装置が取り付けられている。放射能除去装置は2003年時には備え付けのボタンで起動させる手動仕様だったが、2004年時には新たに取り付けられた赤外線に触れることで起動する自動仕様に改修されている。
(出典:Wikipedia「メカゴジラ」)

メカゴジラ「機龍」

MFS-3 3式機龍 重武装型

釈由美子さんがマニュアル操作でメカゴジラ「機龍」を操縦する

ロボット兵器「モゲラ」 登場作品:東宝特撮映画『地球防衛軍』 (1957年) 『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)

モゲラ(Moguera)とは、1957年に東宝が製作した特撮映画、『地球防衛軍』に登場する架空のロボット。映画『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)ではリメイクされた「MOGERA」が登場する。

東宝特撮作品では初となるロボット怪獣(ロボット兵器)。
『地球防衛軍』の作品内では「モゲラ」の呼称は登場しない。
(出典:Wikipedia「モゲラ」)

モゲラ

モゲラ

モゲラ

モゲラ

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