本作の特徴
アクションゲームとしての特徴は
初代「悪魔城ドラキュラ」や「悪魔城伝説」を踏襲しています。
本作品が過去作と異なる特徴の1つに
さりげなく盛り込まれた「演出」があります。
プロローグ
いきなり強敵との戦闘!
少し戦闘をすると、死神は撤退していきます。
馬車を疾走らせる表現自体、これまでに無かったものですが
初戦が死神というのもインパクトが強かったです。
過去作を意識した作り
ステージ分岐
味方?
アクション性も高いですが
従来のシリーズでは、背景に見とれたり、BGMに聴き入ることはあっても
プレイヤーは、ずんずん先に進んでいきます。
アクションゲームですから当然なのですが、ちょっと休憩と言った感じで
「留まる」ことは、意外にも無かったことではないでしょうか。
本作ではそういったことを「させてしまう」魅力もあると思います。
ちょっと一息
めざせ、攻略度100%!
1つの目安として、このシステムは面白い試みだったと思います。
何度もプレイして貰いたい、楽しんで貰いたい、そんな姿勢が感じられますね。
このシステムは、後のシリーズにも導入されることになります。
マリアの存在
ゴシックホラーと銘打ち、雰囲気に重きを置く「悪魔城ドラキュラ」に
「アニメ」や「メルヘン」を放り込んだらどうなるのか?
一歩間違えれば、世界観が崩壊しかねない爆弾のような存在です。
実際に、硬派なユーザーからは批判も多くあったようです。
しかし「逆にマリアがいなかったら?」と考えると、本作は成り立たず
後の評価や続編も、また違ったものとなったでしょう。
その存在はまさに兵器
従来の悪魔城シリーズには「難しい」というイメージがあり
シリーズ10作目となる本作では、それを払拭しようと試みた作品でもあります。
12歳の少女が駆け回り、しかも強い!
「イージーモード」とも言えるマリアは、悪魔城シリーズの間口を広げ
アクションが苦手な方や、初心者の方にも大きな助けとなりました。
その存在を、好意的に捉えた方も多かったでしょう。
また、当時、肉声やアニメによる演出が「主流」だった
PCエンジンCD-ROM作品だったからこそ
「アニメ表現のマリアや、リヒター」が活きたとも言えます。
本作がPCエンジンユーザーと、一定数の悪魔城シリーズファン
そして、悪魔城シリーズを初めて触れた方から評価を得れたのは
タブーとも言える存在を、大胆かつ、絶妙のアレンジで悪魔城へ
加える事に成功したからではないでしょうか。
シリーズの中でも「シリアス」と「コミカル」が共存した特異な作品です。