米国よりやってきたリー兄弟の長男【レロン・リー】の凄さに迫る!!

米国よりやってきたリー兄弟の長男【レロン・リー】の凄さに迫る!!

日本野球界にレロン・レオン兄弟と言えば、誰もが知ってる強打者兄弟です。そんなリーブラザーズの兄、レロン・リーは日本に来て大活躍した助っ人選手の一人でして、成績も人気も大活躍した軌跡を紹介します。


プロ野球人生の半分を日本で活躍したレロン・リーはこんな選手だ!

1948年3月4日生まれ
身長183cm、体重87kg
右投げ左打ち
ポジション:外野手、指名打者

ロッテオリオンズで、有藤道世、落合博光と強力なクリーンアップを担い、パ・リーグのみならず、日本球界の投手を震え上がらせた助っ人外国人の一人です。来日から11年間も在籍し活躍した選手は他にはいないでしょう。

レロン・リー(Leron Lee)

レロン・リーの獲得タイトルや主な表彰と記録

首位打者:1回 (1980年)
本塁打王:1回 (1977年)
打点王:1回 (1977年)
最多安打(当時連盟表彰なし):1回 (1980年) ※1994年より表彰

ベストナイン:4回 (1977年、1980年、1984年、1985年)
月間MVP:1回 (1980年5月)
パ・リーグプレーオフ技能賞:1回 (1977年)

レロン・リーのプレースタイルとは。

来日1年目から本塁打王と打点王の2冠を獲るほど強打者ぶりを発揮したが、どちらかと言えば、来た球に当てる技術が素晴らしく、アベレージヒッターという印象が強い選手である。

パワーヒッターと言うよりもアベレージヒッターであった。

来日する前のレロンはこんな選手だった。

グランドユニオン高校から1966年にセントルイス・カージナルスと契約し、3年後の1969年にメジャー昇格を果たす。しかし、打率も2割前半。打点、本塁打も少なく、守備も下手ということでいい所がほとんどなかった選手でした。

その後も、パドレス、インディアンズ、ドジャースと転々とするが、最高の成績もパドレス時代に残した打率.300、本塁打12本、打点47が最高でした。

そんなレロンが以前ロッテにいたジム・ラフィーバー選手に仲介に入ってもらいメジャーから日本にくることになったのです。

ドジャース時代のレロン・リー

来日してからの活躍するレロン・リー

来日した1977年。1年目から大活躍したレロン・リーは打率.317 34本塁打 109打点で本塁打王と打点王の2冠に輝くのであった。

翌年には、弟のレオン・リーを日本に呼び。兄弟で強力打線を担いロッテ打線を盛り上げるのです。シーズン順位が2位となる1980年には打率.358と脅威的な打率を残し、その年のレロンはどこに投げてもヒットを打たれるような感じがしたとのことです。

レロンがヒットを打ち、レオンが返すといったパターンが成立していたのかもしれません。

退団する1987年までの1年前まで打率3割以上。生涯打率.320は日本球界№1の記録を残しています。

リーブラザーズは、日本の野球にしっかりとマッチした野球が出来たことで、11年間も日本で活躍できたのでしょう。通算安打も1579本の安打を放っており、タフィ・ローズに抜かれる2008年まで、21年間も外国人選手歴代最多の成績でした。

もちろん、兄弟での記録は恐らく最高でしょう。

退団してからのレロン・リーはどうしたでしょう。

退団後も、指導者や解説者として日本に残ることを熱望したが、残念ながらどこからもオファーがなかったため、米国に帰国することとなりました。

引退試合も、有志とファンの計らいで、草野球で引退試合を行ったらしい。

あのぽっちゃりとした体型と、帽子からはみ出るアフロ姿は、今でもロッテファンの中で大人気な選手の一人である。

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