横溝正史原作の金田一耕助シリーズの映画「悪魔が来りて笛を吹く」(1979年) 金田一耕助 - 西田敏行

横溝正史原作の金田一耕助シリーズの映画「悪魔が来りて笛を吹く」(1979年1月20日に公開)

映画「悪魔が来りて笛を吹く」の宣伝スチール:金田一耕助(演:西田敏行)と美禰子(演:斉藤とも子)とフルートを持った悪魔人形
金田一耕助(演:西田敏行)は、等々力警部の紹介で、元華族の椿子爵家の令嬢・美禰子(演:斉藤とも子)のもとを訪れる。

金田一耕助(演:西田敏行)と等々力警部(演:夏木勲(現在は夏八木勲))

美禰子(演:斉藤とも子 当時:17歳)

美禰子の父「椿英輔・元子爵」の遺書「この家には悪魔がいる。・・・・美禰子よ、父はこれ以上の屈辱に耐えて生きていくことが出来ない。先立つ父を許せ……」

椿英輔・元子爵の娘「美禰子(みねこ)」(演:斉藤とも子)
金田一耕助はすぐに家族に引き合わされる

美禰子の母「秌子(あきこ)」(演:鰐淵晴子)

左:新宮華子(演:村松英子)、右:新宮利彦(演:石濱朗)、真ん中:菊江(演:池波志乃)

三島東太郎(演:宮内淳)

女中のお種(演:二木てるみ)

とにかく美しい美禰子(演:斉藤とも子)
天銀堂事件の際に、英輔と東太郎が須磨に行っていたことを知った金田一は、須磨に行くことに

美禰子「あたくし、須磨へ行きます。連れてってください……」
ウルトラセブン最終回の演出のような美しい夕日をバックにした美禰子と金田一の語り合い

金田一「美禰子さん・・・」

ダン「アンヌ・・・」

美禰子「金田一さん・・・」

アンヌ「ダン・・・」

美しい夕日を背景にした美禰子と金田一の語り合い

「アンヌ、ボクは…ボクはね……人間じゃないんだよ!M78星雲からきたウルトラセブンなんだ!」

美禰子「先生! あたくしも参ります、どんなところでも構いません、連れてってください」

アンヌ「うぅん…人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりないじゃないの…。たとえウルトラセブンでも…」
美禰子が部屋を覗くと、ベッドの上で乱れもつれている男女が……美禰子の母・アキ子と、その兄の新宮利彦だった。

女中のお種さんが、美禰子が部屋に入るのを、やんわりと阻止しようとするが、美禰子は、強引に部屋に入る。

女中のお種をふりきって中を覗いた美禰子の見たものは・・・なんと、新宮利彦と椿アキ子の、実の兄と妹による近親相姦であった。

美禰子が部屋を覗くと、ベッドの上で乱れもつれている男女が……美禰子の母・アキ子と、その兄の新宮利彦だった。

とんでもない秘密を知り、部屋でブルブル震える美禰子。

近親相姦しているところを娘の美禰子(演:斉藤とも子)に見られたアキ子(演:鰐淵晴子)
三島東太郎とお種による自分たちを産んだ利彦やアキ子に対する復讐

美禰子「お種さんは、あたくしに、母の浅ましい姿を見せたくなかったんです……妹のあたくしに……先生! 助けてあげて下さい! 姉さんも、三島さんも! そして、母も」

三島東太郎とお種は二人して椿家に乗り込み、自分たちを産んだ利彦やアキ子に復讐したのだ。復讐を遂げたあと、毒を仰ぎ、フルートで「悪魔が来りて笛を吹く」を吹いてから死んでいく二人。
斉藤とも子さんの出演シーンが非常に多いので、斉藤とも子さんファンにとっては映画「悪魔が来りて笛を吹く」はマストハブな映画です!

金田一「君なら大丈夫、若いし、賢いし、それに、綺麗だし」

美禰子「それより先生、早く乗らないと遅れますよ……九州へ行かれるんでしょう……淡路へ来る途中、九州九州ってつぶやいてらっしゃったでしょう」

斉藤とも子さんの出演シーンが非常に多いので、斉藤とも子さんファンにとってはマストハブな映画です!

金田一の乗る漁船を見えなくなるまで見送るため丘の上に向かう。

丘の上に立ち、泣くのを堪える表情になる。美禰子「さよなら、さよなら先生、さよぉーならーっ、金田一先生、さよぉならぁーっ」
映画「女王蜂」(1978年) 監督は市川崑 金田一耕助:石坂浩二

映画「女王蜂」(1978年)

金田一耕助を演じるのは石坂浩二、大型新人として松竹の二枚目スター佐田啓二の遺児である中井貴恵がヒロインとして大々的にプッシュされた。
金田一シリーズに出演した大女優の3人、『犬神家の一族』の高峰三枝子、『悪魔の手毬唄』の岸惠子、『獄門島』の司葉子が共演

金田一シリーズに出演した大女優の3人、『犬神家の一族』の高峰三枝子、『悪魔の手毬唄』の岸惠子、『獄門島』の司葉子が共演
女王蜂 (1978年の映画) - Wikipedia

大道寺銀造(仲代達矢)妾の「蔦代」(演:司葉子)

神尾秀子:岸惠子

元公爵の東小路隆子(演:高峰三枝子)
「…彼女は女王蜂である。慕いよる男どもをかたっぱしから死にいたらしめる運命にある。…」 大道寺智子の求婚者が次々と殺された

昭和二十七年、伊豆天城の月琴の里にある大道寺家の大時計で、大道寺智子の求婚者の一人、遊佐三郎が廻る歯車に体を引き裂かれ死んでいた。

東小路隆子主催の茶会が開かれる。その茶会で、智子がたてた茶を飲んだ赤根崎が突然その場で死亡する。解剖の結果、胃から多量の青酸カリが検出された。
銀造の東小路家への怨みは、東小路家を滅亡させるという殺意となって爆発した

大道寺銀造(演:仲代達矢)と日下部仁志(=東小路仁志)は月琴の里で大道寺琴絵(演:萩尾みどり)に出会う

大道寺琴絵(演:萩尾みどり)に心を奪われる銀蔵だが、「日下部仁志=東小路仁志」と琴絵は愛し合っていた。

父を奪ったという銀造の東小路家への怨みは、琴絵も東小路家の仁志に奪われたことで、東小路家を滅亡させるという殺意となって爆発し、仁志を殺害した。
女王蜂(1978) | Movie Walker
大道寺智子(演:中井貴恵)を愛し始めていた銀造は次々と許婚者を殺した。

大道寺智子(演:中井貴恵)を愛し始めていた銀造は次々と許婚者を殺した。智子(演:中井貴恵)は憎き東小路家(仁志)の血が流れる子であるが、それ以上に愛した琴絵の子であり、琴絵にますます似てきた智子を銀造は愛し始めていた。
銀造を愛するが故に、罪をかぶろうとした神尾秀子(演:岸惠子)

神尾秀子(演:岸惠子)

神尾秀子(演:岸惠子)「私の愛した方の写真をお見せしましょうか」
女王蜂 | にがお絵映画帳 - 楽天ブログ

秀子は編み物袋に隠しもっていた銃を発砲する。銀造を愛するが故に、罪をかぶろうとした秀子は、自ら胸を射ち銀造の死体の上に折り重なる。

神尾秀子の編み物を金田一が受け継ぐ

等々力警部は、金田一の手に持っている毛糸の玉を見て、神尾秀子の話をする。 それに対して金田一は、「どうも今度の事件の事は、自分の失敗だったようで...」とポツリと言う。 すると等々力警部は、「真犯人の事か?君は間違っておらんよ」と言葉をかける。
映画「悪霊島」(1981年10月3日に公開) 金田一耕助 - 鹿賀丈史

映画「悪霊島」(1981年10月3日に公開) 金田一耕助 - 鹿賀丈史

金田一耕助を演じるのは鹿賀丈史
「あの島には恐ろしい悪霊が取り憑いている…腰と腰がくっついた双子…鵼の鳴く夜は気をつけろ……」
映画「悪霊島」も金田一耕助シリーズに特有のオドロオドロしいシュールでグロなキービジュアルが冴える

フェリーが拾った謎の死体を検分している広島県警の磯川警部(演:室田日出男)「この顔じゃぜんぜん分からんのう」とボヤいている

腕をくわえた犬
巴御寮人(岩下志麻)と巴御寮人の双子の姉「ふぶき」の登場

双子姉妹の真帆(岸本加世子)と片帆(岸本加世子=二役)「お母様、早よう」と母親の巴御寮人を呼ぶ。

呼ばれて出てきた「巴御寮人」(演:岩下志麻)の登場。

巴御寮人(演:岩下志麻)と双子姉妹の真帆(岸本加世子)と片帆(岸本加世子=二役)

巴御寮人の双子の姉「ふぶき」(岩下志麻=二役)の登場。巴御寮人「彼女、かわいそうに脳を患ろうとります」
「巴御寮人(演: 岩下志麻)」と「ふぶき」は実は二重人格の同一人物。「巴御寮人」の男狂いの人格が「ふぶき」

おさげの似合う若いころの巴御寮人(演: 岩下志麻)は越智竜平と愛し合っていたが・・・

大膳の手で、越智竜平とムリに別れさせられた巴御寮人は、そのショックから二重人格に。

清楚で美しく控えめな女性「巴御寮人」の男狂いの人格「ふぶき」が出現し、オナニーにふける

巴御寮人「ねえ、早よう抱いてーん」 越智竜平「巴さん!」
洞窟内の真の刑部神社には巴御寮人(岩下志麻)がいる

刑部大膳(佐分利信)「そんなに秘密が知りたいか!」と言い放って、 金田一を洞窟の奥へ誘うシーンです。刑部大膳(佐分利信)の後について、金田一耕助(鹿賀丈史)が、 橋を渡る。

腰と腰がくっついた双子(シャム双生児)の太郎丸・次郎丸
淫乱化した巴御寮人(岩下志麻)は契った男を殺しまくった。洞窟にゴロゴロ転がっている白骨が殺された男たち。

洞窟内で巴御寮人(岩下志麻)が現れた。

巴御寮人 / ふぶき(演: 岩下志麻)「太郎丸と次郎丸。私らの子供よぉ♪」

巴御寮人 / ふぶき(演: 岩下志麻)は穴の中に落下していく・・・
【映画】悪霊島 - いくらおにぎりブログ

穴の中に落ちていく・・・巴御寮人 / ふぶき(演: 岩下志麻)