「関根恵子」と「松坂慶子」が看板女優の大映青春映画『レモンセックスシリーズ』

「関根恵子」と「松坂慶子」が看板女優の大映青春映画『レモンセックスシリーズ』

昭和40年代に突入すると、テレビに主役の座を奪われてしまった映画業界。日活はロマンポルノへ、東映はバイオレンス&異常愛欲(いわゆるエログロ)に活路を求める傍ら、既に風前の灯火と化し、切迫していた大映が打ち出した路線こそ、《レモンセックスシリーズ》でした。このレモンセックスシリーズの看板女優の「関根恵子」さんと「松坂慶子」さんの作品、および映画「いそぎんちゃく」など“軟体動物シリーズ”で有名な「渥美マリ」さんの作品を振り返ってみましょう。


関根恵子(16歳頃)の主演映画『遊び』(1971年)

関根恵子(16歳頃)の主演映画『遊び』(1971年)

松坂慶子の主演映画『夜の診察室』

『夜の診察室』(よるのしんさつしつ)は、1971年の日本映画。製作会社は大映、配給はダイニチ映配であった。公開当時は増村保造監督、高橋惠子(当時は関根恵子)主演の『遊び』と2本立てで上映された。松坂慶子はこの『遊び』にも端役で出演している。

性医学博士の父親の運営するクリニックで手伝いをする女子大生の娘を中心に、様々な悩みを持つ患者と、ヒロインである娘も実は彼氏に問題がありと、ヒロインとカウンセリングに来る患者を通して、セックスのあり方を描くセクシャルコメディ。

主人公の女子大生を演じるのは当時新進女優だった松坂慶子。当初は主演は渥美マリに決まっていたが、諸事情で降板し松坂が代役を務めた。
(出典:Wikipedia「夜の診察室」)
https://ja.wikipedia.org/wiki/夜の診察室

松坂慶子の主演映画『夜の診察室』

新・午後11時の映画祭『夜の診察室』|ナムルの了見

19歳の松坂慶子が可憐な初々しさ

1960年代に流行った性科学映画をコメディにしたような意外に真面目な性のお話。

松坂慶子の主演映画『夜の診察室』

19歳の松坂慶子が抜群のプロポーションで魅せる妖艶な女王様

ハイヒールで男を踏みつける妖艶な女王様(!)をやったり、超ミニスカートでの抜群のプロポーションを披露している。

出典:軽薄短笑 ~新潟県上越・妙高発~「松坂慶子の初主演映画「夜の診察室」」
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-843.html

高校を卒業したばかりで当時19歳という初々しい松坂慶子を観ることができる。

渥美マリの主演映画『裸でだっこ』(1970年)

元祖セクシー女優の一人として活躍した『渥美マリ』

渥美 マリ(あつみ まり、本名:渥美 真理、1950年11月20日 - )は、日本の元女優。

東京都目黒区自由ヶ丘出身。父は大映第2期ニューフェイスの渥美進で船越英二と同期。母も大映女優の若宮れいこ。

大東学園高等学校の2年生だった1967年に、大映東京撮影所演技研究所19期生に合格(同期は八代順子など)。高校を中退し、1968年に大映専属女優となった。

1969年、自身の代名詞ともなる、“軟体動物シリーズ”と呼ばれる映画シリーズの第一作『いそぎんちゃく』が公開される。“和製ブリジット・バルドー”と称賛されながら、元祖セクシー女優の一人として活躍を続け、妖艶な演技と魅惑的な肉体で一世を風靡した。

1971年に大映が倒産すると、「渥美マリ」、「津々見マリ」、「渥美まり恵」の3つの芸名を使い分けながら、東映や東宝が制作する不良物の映画・テレビドラマに出演するようになるが、それも1974年1月を最後に途絶えた。

1975年7月、「渥美まり恵」名義でレコード『愛のかわき』をリリースし、久々に芸能界に復帰したが、その後は、1976年にドラマ『江戸を斬るII』(TBS)へゲスト出演したのみで終わった。
(出典:Wikipedia「渥美マリ」)
https://ja.wikipedia.org/wiki/渥美マリ

渥美マリ

渥美マリは“和製ブリジット・バルドー”と称賛されながら、元祖セクシー女優の一人として活躍を続け、妖艶な演技と魅惑的な肉体で一世を風靡した。

渥美マリ主演の“軟体動物シリーズ”と呼ばれる映画シリーズ「夜のいそぎんちゃく (1970年7月)」

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