怖い悪女・毒女が印象的な懐かしい映画:岩下志麻主演の『鬼畜』・桃井かおり主演の『疑惑』・『八つ墓村』・『この子の七つのお祝いに』

怖い悪女・毒女が印象的な懐かしい映画:岩下志麻主演の『鬼畜』・桃井かおり主演の『疑惑』・『八つ墓村』・『この子の七つのお祝いに』

松本清張原作の映画『鬼畜』での岩下志麻さんの迫真の演技である鬼嫁の怖さはトラウマレベルでした。また「疑惑」での桃井かおりさんの悪女っぷりも強い印象に残っていますね。『八つ墓村』の小川真由美と『この子の七つのお祝いに』の岸田今日子の怖さも伝説的なトラウマ級レベルですね。


「岩下志麻」主演の映画『鬼畜』(1978年10月7日公開)

『鬼畜』(きちく)は、松本清張の短編小説。『別册文藝春秋』1957年4月号に掲載され、1957年12月に短編集『詐者の舟板』収録の1作として、筑摩書房から刊行された。
1978年に松竹で映画化、2002年にテレビドラマ化されている。

1978年10月7日公開。製作・配給は松竹。監督は野村芳太郎。主演は岩下志麻、緒形拳。英語題名『The Demon』。DVD及びBDがリリースされている。

舞台は埼玉県・川越市。印刷屋を営む宗吉(緒形拳)は、妻・お梅(岩下志麻)に隠れ、料理屋の女中・菊代(小川真由美)を妾として囲い、7年の間に3人の子供を産ませていた。しかし宗吉の印刷屋は火事で設備の大半を失い、再建しようにも得意先の大半を大手の印刷会社に奪われ、融資の都合もつかず火の車。菊代に月々の生活費も渡せなくなっていた。生活に窮し業を煮やした菊代は3人の子を連れ、印刷屋に乗り込んできた。
愛人と隠し子の存在を知ったお梅は激怒し、子供たちの前で菊代と宗吉を攻め立てる。そして翌朝、菊代は印刷屋に子供たちを置き去りにして姿を消した。父として、なんとか子供たちを家に置いてやりたいと思う宗吉だったが、はなから「他人様の子供」など育てる気の無いお梅は、子供たちに鬼のようにつらく当たるのだった。まさに虐待そのものだったが、気弱な宗吉は子供たちに「おばちゃんの傍に行ったらだめだぞ」といい含めるのみだった。
ついに末子である次男・庄二が、お梅による育児放棄の末、衰弱死する。お梅は残りの子供も処分することを宗吉にせまり、宗吉は長女・良子を東京タワーに連れて行き、置き去りにする。さらに長男・利一をも毒殺しようとするものの果たせず、2人で涙に暮れる。
それでもお梅は譲らず、宗吉は息子を連れ、東海道新幹線に乗った。それは利一の死に場所を探すための、あてのない旅だった。やがて能登半島にたどり着き、日本海を臨む岸壁で、宗吉は利一を海に落す。利一は、漁師に助けられ命をとり止めたが、刑事達に事情を聞かれても、黙秘を貫くのだった。しかし利一の持ち物(石版印刷に使用する石材のかけら。利一はこれを石蹴り遊びに使っていた)から足が付き、川越の印刷所に能登の警察が来訪。宗吉は殺人未遂の容疑で警察に拘束される。
刑事に付き添われ、宗吉は北陸の警察を訪れる。自身を崖から突き落とした父を目のあたりにしても、利一は刑事達に宗吉のことを庇い、涙を堪えながら「知らないおじさんだよ!」と否定する。そんな利一にすがりつき、宗吉は後悔と罪悪感で号泣するのだった。
(出典:Wikipedia「鬼畜 (松本清張)」)

「岩下志麻」主演の映画『鬼畜』(1978年10月7日公開)

「お梅(宗吉の妻):岩下志麻」が妾の子供たちを徹底的に虐待する

鬼嫁役だが、岩下志麻さんはさすが綺麗である

「お梅(宗吉の妻):岩下志麻」が妾の子供たちを徹底的に虐待する鬼嫁を演じる

【映画】鬼畜 - いくらおにぎりブログ

印刷屋を営む宗吉(緒形拳)は、妻・お梅(岩下志麻)に隠れ、料理屋の女中・菊代(小川真由美)を妾として囲い、7年の間に3人の子供を産ませていた。

愛人と隠し子の存在を知ったお梅は激怒し、子供たちの前で菊代と宗吉を攻め立てる。そして翌朝、菊代は印刷屋に子供たちを置き去りにして姿を消した。

はなから「他人様の子供」など育てる気の無いお梅は、子供たちに鬼のようにつらく当たるのだった。まさに虐待そのもの。今では絶対撮れないであろう強烈な虐待シーンの連続。

1歳の子供の口に白ご飯を詰め込む炊飯器のシーンの岩下志麻さんは、映画史上最強に怖いんじゃないでしょうか。

竹下宗吉(演:緒形拳)は長女・良子を東京タワーに連れて行き、置き去りにする。

能登半島にたどり着き、日本海を臨む岸壁で、宗吉は利一を海に落す。

刑事に付き添われ、宗吉は北陸の警察を訪れる。自身を崖から突き落とした父を目のあたりにしても、利一は刑事達に宗吉のことを庇い、涙を堪えながら「知らないおじさんだよ!」と否定する。そんな利一にすがりつき、宗吉は後悔と罪悪感で号泣するのだった。

「桃井かおり」主演の映画『疑惑』(1982年9月18日に公開)

『疑惑』(ぎわく)は、松本清張の推理小説。『オール讀物』1982年2月号に、『昇る足音』の題で掲載され(掲載時の挿絵は濱野彰親)、改題の上、同年3月に中編集『疑惑』の表題作として、文藝春秋から発刊された。

1982年に松竹系で映画化され、また4度テレビドラマ化されている。

富山新港湾の岸壁で、鬼塚球磨子(くまこ)と夫・白河福太郎の乗った車が、時速40キロのスピードで海へ突っ込み、夫が死亡する事件が起こった。

球磨子は車から脱出し助かっていたが、保険金狙いの殺人と疑われ警察に逮捕される。新聞記者の秋谷茂一は、球磨子の過去…新宿でのホステス時代、暴力団員とつるんで詐欺・恐喝・傷害事件を起こし、北陸の財産家である福太郎と結婚後はすぐ、夫に巨額の生命保険をかけた…を詳細に報じた上で、球磨子を「北陸一の毒婦」と糾弾する記事を書いた。

秋谷の記事を契機に他のマスコミも追随、日本中が球磨子の犯行を疑わないムードになった。球磨子の弁護人も辞退が続出する中、佐原卓吉が弁護人となる。球磨子の犯行を確信する秋谷は、佐原に状況を覆す力はないと高をくくっていたが……。

1982年9月18日に公開。製作は松竹・霧プロダクション、配給は松竹・富士映画。

原作の焦点は新聞記者・秋谷に当てられているが、映画では、桃井かおり演じる被疑者・球磨子と、岩下志麻演じる女性弁護士・佐原の心理的関係に焦点が当てられている。英語題名『Suspicion』。現在はDVD化されている。
(出典:Wikipedia「疑惑 (松本清張)」)

「桃井かおり」主演の映画『疑惑』(1982年9月18日に公開)

富山県新港湾埠頭で車が転落事故を起こす・・・乗っていた地元の財閥 白河福太郎は死亡したが後妻の球磨子はかすり傷ひとつ負わなかった。

しかも 球磨子は過去に情夫と共謀して犯罪を起こしていたことが判明・・・

球磨子は夫に3億円の保険金をかけており 転落事故も泳げない白河福太郎を殺すための擬装ではないかと誰もが疑った・・・

主人公は前科4犯の主人公:白河(鬼塚)球磨子:桃井かおり。夫殺しの容疑者だ。

白河(鬼塚)球磨子:桃井かおりは、裁判の審議中にちゃちゃを入れたり、証人にからんだり法廷で暴れまくる。どうしようもない毒女・悪女である。

「白河(鬼塚)球磨子:桃井かおり」の法廷での心証は最悪である。弁護士の「佐原律子:岩下志麻」はどう戦うのか?

映画「疑惑」 桃井かおり&岩下志麻 - 映画とライフデザイン

弁護士の佐原律子:岩下志麻は、見事に「事件の真相」を見抜き勝訴する。絶対的に有罪を思われていた「白河(鬼塚)球磨子:桃井かおり」は無罪。

弁護士の佐原律子:岩下志麻「あなたみたいなエゴイストで自分に甘ってれてる人間って大っ嫌いなの」

白河(鬼塚)球磨子:桃井かおり「私だって、あなたみたいな女、嫌いよぉぉぉ」

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