今よりオリジナリティがあった!?昭和時代のお正月番組
テレビ離れが叫ばれている昨今、ネットなど他娯楽が普及したのが主因などと言われていますが、それよりも最近のテレビは内輪ウケばかりで視聴者のほうを向いていないように思えます。それは昭和時代のお正月番組を見ると歴然!今よりオリジナリティ溢れていた当時のお正月番組をプレイバックしてみましょう。

新春スターかくし芸大会

1964年から2010年まで元旦にフジテレビ系で放送されていた大型バラエティ番組。
旬の人気タレントが、この日まで数か月練習を重ねて、本番に臨むなど、今では考えられない程、時間とお金をかけていた。
堺正章のテーブル引きやハナ肇の銅像があまりにも有名。


ビートたけしのお笑いウルトラクイズ

1980~90年の日本テレビ系の定番正月番組が「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」でしょう。
たけし軍団だけでなく、ダチョウ倶楽部や出川哲郎など今も第一線で活躍する芸人を一気にスターダムに押し上げた。リアクション芸人と言う分野を確立したのは、この番組でしょう。
爆破の火薬の量など半端なく、危険度MAXで今では放送コードにひっかかりそうなものばかりだった。
そのなか、女風呂を覗くかなど人間性をテストする「人間性クイズ」も大人気。
新春ワイド時代劇

テレビ東京を代表する正月番組。
1990年代までは、テレ東の12チャンネル(当時)とかけて、なんと12時間時代劇ドラマと言う、超ロングの壮大なものだった。
ある意味、1日で1クール分のドラマを放送するようなものと言う破天荒な時代劇。
定番の忠臣蔵や織田信長や豊臣秀吉などの戦国時代ものが多く、松方弘樹、北大路欣也、高橋英樹など時代劇スターが主演を張っていた。
今も続いているが、放送時間は短縮され3時間ドラマとなっている。
箱根駅伝

今も視聴率30%近くを獲得する正月定番のスポーツ。
1月2日に往路、3日に復路が行われる。
関東に所属する大学のみにもかかわらず、今も昔も大学駅伝を代表する大会となっている。
母校の大学が出場している人はもちろん、そうではない人も、繰り上げスタートや途中リタイアなど巻き起こるアクシデントで一喜一憂したものです。
当時は順天堂大が黄金時代だが、黄緑のユニフォームがインパクトあった大東文化大を思い出す人も多いのでは!?
サッカー天皇杯&高校サッカー

Jリーグが始まる前の当時、サッカーはそこまで話題になる事が少なかったが、元旦の天皇杯決勝、そして年末年始から始まる高校サッカーと正月のサッカーは盛り上がっていた。
天皇杯は、元旦の在宅率が高い日ということもあり、ルールも知らないご年配の方なども視聴している人が多かった。
初詣!爆笑ヒットパレード

今も続いている元旦、フジテレビ系で朝から昼まで長時間にわたり、次々と漫才師が登場してネタを披露すると言う正月らしいおめでたい番組。
現在は、ナインティナインが司会を務めているが、明石家さんまやビートたけし、ダウンタウンなどが司会を務めたことも。
特に関東圏は、日頃テレビではお目にかかりづらい、関西の大物芸人なども登場して、毎年楽しみな人も少なくなかった。
初笑い東西寄席

毎年1月3日に放送されている東京と大阪を中継で結び「に漫才師だけでなく落語家など、まさにお笑い界の総合格闘技的番組。
現在も爆笑問題がMCで番組は継続している。
スポーツ選手の歌合戦

ある意味、歌と言うジャンルでは素人のプロ野球選手や力士が、歌声を披露すると言う、今では考えられない番組。
やはり、当時はプロ野球選手や力士のカリスマ性があったのだと思う。

いかがでしたでしょうか?やはりお正月と言えば、お笑いかスポーツと言うのも今と変わらないですよね。
ただ、今はどの局も似たり寄ったりの番組をやっているイメージですが、当時は各局オリジナリティを競って切磋琢磨していた感じがします。