千石(せんごく)
最終回
自分が生きる意味を見いだせずにいた男子生徒、中尾が自殺を図ろうとしていました。
紗南は彼をとめるべく狭い隙間からの侵入を試み、意識を失います。
しかし、彼が書いた「遺書」が、「ゲームセンターで問題を起こした」秋人を救うためのアイテムとなりました。
「羽山秋人は危険だ、退学にしよう」会議で熱弁をふるう千石。そこに、生徒たちが現れます。中尾の「遺書」を読み上げながら。
「お前はうちの生徒か?」千石先生にそう言われたことが、自殺の引き金だったのです。
彼の悩みを、千石先生は見抜けず、自身の受け持つクラスの生徒だということすら忘れていたのです。
「子供だってがんばってるんだ、大人もちゃんとしろ!」紗南の叫びで、千石先生をはじめ教師たちは絶句。千石先生は学校を去ることになります。ですが、中尾は先生のおかげで救われたこともある、と去りゆく千石先生に声をかけるのでした。
秋人は風花と別れて、元彼との元鞘に。
しっとりと終わる・・・と思ったら、ダイジェストで語られる「その後」(セリフつき)・・・かなりのインパクトです。詳細に語ってほしいほどに。(麻子さんが映画監督と婚約発表したり、直純の実父が落ちぶれたりなどをギャグっぽく語っていました)
ともあれ2年間にわたり放送された、ハイテンションというオブラートに包んだ重い、だけど愛おしい物語は幕を閉じるのでした。