2001年3月 両国国技館
馬場と猪木の手法論の違いが衝突した形でした
プロレスリングZERO-1両国大会の記憶をほじくる : 駄チワワ:旅と怪獣舎
三沢「お前らの思う通りにはしねえよ、絶対!」
プロレスリングNOAH社長として、自らの団体をまさに立上げる真っ最中だった三沢。
プロレス興行、ファンとの信頼、団体所属選手や社員の生活。
物凄い重圧を背負ったままリングに立っていた男。
一方の橋本も、新日本を辞めまさに死ぬ気でZERO-1旗揚げに臨んだことでしょう。
駆け引き、というよりもそれぞれの切なる思いが、それぞれのスタイルで表現されたのがこの一戦だったかと思います。
「小川の相手は力皇に」 あえて格の違いを表現した試合
両国でのゴタゴタを引きずりながら、一方で小川UFOとの対戦に臨んだ三沢。
ところがこの試合、三沢が生涯でもほとんど例のなかった「交わらない試合」に徹します。
その上で「格の違い」を見せつけることに終始した試合。
対新日本でも対全日本でもあり得なかった、まさに三沢の不機嫌な感情がリングで表現された試合でした。
プロレスが興行とわかった上で、それでもあえて「誰が一番強いのか」論争は止むことがありませんよね。