2011年の箱根駅伝、優勝争いは10区の最後まで目が離せない大激戦に
「山の神童」柏原竜二を擁した東洋大学はこの年、実に第5区・柏原竜二、第8区・千葉優、第9区・田中貴章、第10区・山本憲二と、4つの区間で区間賞。
一方の早稲田大学は第1区・大迫傑のみが区間賞と、まさに総合力でもぎ取った優勝となった。
18年ぶりの総合Vとなった早稲田大学、往路優勝だった東洋大学との27秒差を逆転し、21秒という僅差での優勝
そんな大激戦となった第87回箱根駅伝(2011年)を振り返っていきましょう。
【往路】第1区 早稲田大学がトップに、2位の日本大学とは54秒差
早稲田大学の大迫傑が区間賞、2位の日本大学に54秒差をつける
【往路】第2区 早稲田大学のトップは変わらず2位の日本大学とは13秒差、東洋大学が6位に浮上
東海大学の村澤明伸が17人抜きを達成し、東海大学は3位に浮上
【往路】第3区 早稲田大学のトップは変わらず2位の東海大学とは1分10秒差、東洋大学は7位に後退
山梨学院大学のオンディバ・コスマスが11人抜きで区間賞
【往路】第4区 早稲田大学のトップは変わらず2位の東海大学とは2分17秒差、東洋大学が3位に浮上
帝京大学の西村知修が従来の記録を30秒以上上回る区間新記録を樹立
【往路】第5区 東洋大学がトップに、2位の早稲田大学とは27秒差
「山の神童」と呼ばれた東洋大学の柏原竜二が区間賞の走りで東洋大学が往路優勝
5区で毎年驚異的な走りを見せた東洋大学の柏原竜二、この年もやはりこの人の走りは別格でした。
【往路優勝】東洋大学
5区の逆転で、往路優勝は東洋大学に。
2位の早稲田大学ともども、これまでの往路記録であった第79回箱根駅伝の山梨学院大学の記録を更新しました。