「ポンコツ外人」から「サモアの怪人」へ
トニー・ソレイタはアメリカ領サモア出身。サモア出身で初のメジャーリーガー。1965年にヤンキースと契約し、メジャー昇格は1968年9月16日に1打席のみだった。その後マイナーで過ごし1974年ロイヤルズに移籍してからメジャーに定着するようになった。そして、エンゼルス、エクスポス、ブルージェイズと渡り歩いた。メジャーでは7年間525試合に出場し、1316打数336安打、打率.255、50本塁打、203打点だった。タイガース時代に170メートルの本塁打を放ったことが自慢だった。
【4月20日】1980年(昭55) “サモアの怪人”ソレイタ大爆発、1試合4発10打点(野球) — スポニチ Sponichi Annex 野球 日めくりプロ野球4月

【4月20日】1980年(昭55) “サモアの怪人”ソレイタ大爆発、1試合4発10打点(野球) — スポニチ Sponichi Annex 野球 日めくりプロ野球4月
シーズン2度目の4打数連続本塁打
【4月20日】1980年(昭55) “サモアの怪人”ソレイタ大爆発、1試合4発10打点(野球) — スポニチ Sponichi Annex 野球 日めくりプロ野球4月

陽気な怪人
【4月20日】1980年(昭55) “サモアの怪人”ソレイタ大爆発、1試合4発10打点(野球) — スポニチ Sponichi Annex 野球 日めくりプロ野球4月

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悲しい最期
【4月20日】1980年(昭55) “サモアの怪人”ソレイタ大爆発、1試合4発10打点(野球) — スポニチ Sponichi Annex 野球 日めくりプロ野球4月

ソレイタがバットを構えた姿は、まさに金剛杵を振り上げた金剛力士像にそっくりだった。スイングは体全体で豪快に振り回すというよりは、腕っぷしの強さでスイングするというような感じであり、そのスピードはもの凄く早かった。放たれた打球は青空を突き抜け海を越え、ソレイタの故郷はるか南の島サモアまで飛んでいくかのように飛んだ。トミー・クルーズ、柏原純一、ソレイタと組むクリーンナップは最強だった。
筆者は、2015年ラグビーW杯、日本対サモア戦を見て、屈強なサモアのラガーマンの姿からソレイタのことを懐かしく思い起こした。