第3の宇宙刑事は青き若獅子「宇宙刑事シャイダー」

第3の宇宙刑事は青き若獅子「宇宙刑事シャイダー」

「『宇宙刑事シャイダー』は1984年(昭和59年)3月2日から1985年(昭和60年)3月8日まで毎週金曜日19時30分から20時にテレビ朝日系で放送された全49話と劇場版2本公開の東映制作特撮テレビ映画。「宇宙刑事シリーズ」の第3弾である。では、その詳細を今一度見てみよう」


番組解説

 本作は『宇宙刑事ギャバン』に始まる「宇宙刑事シリーズ」三部作の第3弾であり、現在では「メタルヒーローシリーズ」の第3弾とされる。  シャイダーの名前の由来は映画『ジョーズ』などに出演した俳優ロイ・シャイダーから。  過去の2作品は主演にJACのアクション俳優を起用していたが、『宇宙刑事シャイダー』では前二作と変化をつけるべくパートナーの女宇宙刑事をJACから抜擢することになった。主演のシャイダー=沢村大には円谷プロダクション芸能部からの売り込みで主演オーディションに参加していた円谷浩が、メインライターの上原正三が強く推薦したこともあって選ばれた。  円谷プロで脚本家デビューを果たした上原にとって、円谷プロの社長を務めていた円谷一は恩人でもあり、息子の浩を主演へと推薦することで円谷一の恩に報いたかったのが、最大の推薦理由でもあったという。特撮監督を務めていた矢島信男は、松竹の社員時代における円谷英二や、『ミラーマン』などにおける円谷一、そして本作における円谷浩との出会いを指して、「親子三代に渡る不思議な縁ですね」と当時の感想を述べていた。  円谷浩を主役に推薦したことも手伝って、上原は東映のスタッフに対し『宇宙刑事シャイダー』における全話の脚本を、一人で執筆してみせることすら約束した。そして上原は、同時期に開始された『星雲仮面マシンマン』や『ビデオ戦士レザリオン』『北斗の拳』の脚本も兼ねながら、本作における全49話を一人で執筆し続けることで、東映と円谷への恩返しをも同時に果たしている。  アクション俳優ではないことを逆手に取って「訓練学校を卒業したばかりの、未熟な戦士の成長物語」を課せられた円谷浩も、一年間に渡る過酷な撮影生活を全うすることで、俳優として更なる成長を遂げた。一方でパートナーであるアニー役の森永奈緒美によるミニスカート姿でのアクションも人気となった。  パイロット監督は前作までの小林義明に代わって吉川進プロデューサーの意向により澤井信一郎が登板している。小林と同じく東映の社員監督であった澤井だがこれまで特撮番組に携わった事がなかったため、最初は依頼を固辞した。しかし、前作『宇宙刑事シャリバン』の完成度の高さに感心し、参加を決意したという。「不気味」ではなく「不思議」な世界観作りに拘った澤井監督の意向は、不思議ソングや神官ポーといったイメージやキャラクターにも強く反映され、宇宙刑事シリーズにまた違った新風を吹き込んだ。同時期の『星雲仮面マシンマン』終了後は日笠淳がプロデューサー補として参加。  本作の特徴として、敵組織である不思議界フーマが、人間の心を支配することで侵略を進める戦略をとったことが挙げられる。「地球を傷つけずに征服するため直接的な武力に訴えない」という説得力ある理由づけがなされていたが、このため衣食住や娯楽、教育などが侵略作戦に利用され、身近なところにまで魔手を伸ばし人間の心の闇をえぐるフーマの魔性が強調された。「百点源太の正体」をはじめ、高い社会風刺性を持ったエピソードも多い。また、作戦の性質上しばしば子どもがターゲットとされるため、子どもが絡んだエピソードも増えた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E5%88%91%E4%BA%8B%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC

宇宙刑事シャイダー - Wikipedia

オープニング主題歌「宇宙刑事シャイダー」

あらすじ

 武力だけではなく、精神的な攻撃をも交えて人々を苦しめ堕落させる不思議界フーマの不思議旋風が銀河に吹き荒れる。銀河連邦警察での訓練半ばで各惑星に赴任する宇宙刑事達。太陽系第3惑星・地球を担当するのは地球出身の沢村大。フーマに故郷・マウント惑星を滅ぼされたアニーと共に防衛の任に就く。
 その地球を最重要侵略目標としたフーマが不思議ソングと呼ばれる曲を流す時、それは侵略行動の兆し。その行動を察知して焼結し、コンバットスーツで敵不思議獣を打ち倒す大=シャイダー。アニーもその卓越した身体能力とメカニック操縦テクニックで共に戦う。厳しい戦いを経て成長して行く若き宇宙刑事。
 その中で過去の因縁が浮かび上がる。以前フーマはムー帝国として地球上に君臨していた。それを打ち倒したのが伝説の戦士シャイダー。大は銀河連邦警察の祖とも言える彼の遠い末裔かも知れないのだ。その事実を知ったフーマは、大及びアニーへの攻撃をより激化させる。
 そして全銀河への侵略が開始され、地球以外の惑星が次々と滅ぼされていく。大、アニーと同期の宇宙刑事たちも倒されていく中、勝利の鍵が、大が宇宙刑事になる前に調査した遺跡にある事が判明する。

不思議ソング

キャラクター

演・円谷浩

沢村大(さわむら だい)

「宇宙刑事シャイダー 沢村大」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

 沢村大の激しいアクションシーンは前期はJACスタントマンが担当していたが、中期以降は円谷氏も果敢に挑戦。説得力ある画面を生み出していた。

スーツアクター・柴原孝典
        清水朗
        円谷浩(第49話のみ)
声・円谷浩

シャイダー

宇宙刑事シャイダーの画像集 [1] | 完全無料画像検索のプリ画像!

『宇宙刑事シャイダーは僅か1ミリ秒で焼結を完了する。では、その原理を説明しよう。』「焼結!」『宇宙刑事シャイダーは、バビロス号から発射されたプラズマブルーエネルギーを浴びて、僅か1ミリ秒で焼結を完了するのだ』(焼結時説明ナレーション)

 姿を消した敵等を索敵する透視装置「シャイダースコープ」、高性能銃「ビデオビームガン」、鞭状に変化し敵を絡め捕る機能をも有する剣「レーザーブレード」等を駆使し、不思議時空で4倍のパワーを持つ不思議獣と戦う。必殺技は発光させたレーザーブレードで真一文字に敵を斬る「シャイダーブルーフラッシュ」。
 
 シャイダー後方のマシーンは、超次元マシーン「ブルホーク」。不思議時空発生時にシャイダーが呼んだ後バビロスから発進され、翻弄されるシャイダーを乗せ不思議時空へと運ぶ。
武装はホークレーザー、ホークミサイル。

演・森永奈緒美
左写真・前期コスチューム(1話~15話)
右写真・後期コスチューム(16話~49話)

アニー

「宇宙刑事シャイダー 沢村大 円谷浩」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

コム長官 演・西沢利明
マリーン 演・名代杏子

コム長官(画像右)、マリーン(画像左)

「宇宙刑事 大山小次郎」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

演・鈴木正幸

大山小次郎(おおやま こじろう)

「宇宙刑事 大山小次郎」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

声・飯塚昭三

大帝王クビライ

「宇宙刑事シャイダー クビライ」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

演・吉田淳

神官ポー

「宇宙刑事シャイダー 神官ポー」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

 クビライの側近を務める中性的なイメージの神官。作戦立案・不思議獣の誕生の儀式(実際に生み出すのはクビライその人)および不思議時空の発生を司る。  地球を「宇宙のオパール」と呼び、地球を傷付けることなく美しい状態のままで手に入れることを望んでいる。そのため、地球では武力による制圧よりも人の心の弱味に付け込む形の作戦をとることが多く、前線に出ることはほとんどないが、単体でシャイダーを圧倒するだけの戦闘力を持っている(ただし、シャイダーが別の戦いで体力を消耗した直後を襲う場合が多い)。  いかなる場においても常に沈着冷静な態度で、言葉遣いも礼儀正しく、大帝王クビライに対してはもちろん、自分の部下たちや敵対するシャイダーに対しても丁寧な敬語を使っている。  年齢1万2000歳にして眉目秀麗な顔立ちであるが、美しい姿を維持するには500年に一度美少女のエキスを摂取する必要があり、素顔は醜悪な鬼女である。  実はクビライの孫娘で、本人も知らなかったが、祖父のクビライからエネルギーを供給されていたことが後で明らかになっている。(故に、美女のエキス搾取は、ポーに自分のエネルギー供与している事を悟られない為の、クビライの仕組んだパフォーマンス的側面を持っている事になる)  設定としては女性であるが、演者の吉田は男性である(第18話では女性研究員に変装したことがある)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E5%88%91%E4%BA%8B%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC

宇宙刑事シャイダー - Wikipedia

 当番組のイメージを形成する上で欠かせない名キャラクター。
 ポーを演じた吉田淳は、沢村大役の候補でもあった。撮影の休憩時間に円谷氏と役の入れ替え(吉田氏の沢村大、円谷氏の神官ポー)をして楽しんだとの事。
 本作後、「仮面ライダーBLACK」(1987)で、世紀王候補になり損ねた男・剣聖ビルゲニアを熱演。

演・久保和彦

へスラー指揮官(画像右)

「宇宙刑事シャイダー ヘスラー」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

(画像左より)
ギャル1 演・名和慶子
ギャル2 演・加納綾(1~15話)画像は彼女。
          大内弘子(16~35話)
          矢島有美子(36~48話)
ギャル3 演・川島芳美
ギャル4 演・小島憲子
ギャル5 演・直井理奈

ギャル軍団

「宇宙刑事シャイダー フーマ」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

メカニック

地球の守りたる要塞。シャイダーとアニーの行動拠点でもある。武器は両翼先端から発射される「バビロスビーム」(画像)。特別な装備をしなくても異次元航行が可能。三形態に変形可能。

超次元戦闘母艦バビロス

「宇宙刑事シャイダー バビロス」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

 バビロスが変形した人型形態。
 武装は手の指部分から発射される「バビロスレーザー」、胸部放熱板(赤色部)から発射の「バビロスファイヤー」、放熱板の間から発射する「バビロスミサイル」。
 不思議時空内でも自由に動く事が可能。

 初期話数ではバビロスのプロップ変形後、スーパー戦隊シリーズの巨大ロボの様な着ぐるみで撮影・放送されたが、プロップとの差異が著しかったからか数話で着ぐるみ版は姿を消す。
 間をおいて29話から再登場した時は、劇場版時に撮影したプロップのみのバージョンを使用した。

バトル・フォーメーション

「宇宙刑事シャイダー バビロス バトル」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

 バビロスが変形した銃形態。
 バビロスのサイズに合わせたシャイダーのグラフィックが「ビッグ・マグナム!」の声と共に引き金を引く攻撃。不思議宮殿から発進するフーマ戦闘母艦(日本で言う所の「鬼瓦」)を一撃で破壊する威力を有する。

 『シャイダー』と聞いて、このビジュアルを思い出す人も多いだろう。こういうインパクトのあるケレン味は、この頃の東映制作番組を象徴するものである。
(「星雲仮面マシンマン」(1984)のマシンドルフィンのフレームワーク等。)

シューティング・フォーメーション

「宇宙刑事シャイダー バビロス」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

(画像は玩具)
上部・スカイシャイアン
下部・バトルシャイアン

 スカイシャイアン・分離してアニーが操縦する戦闘機。フーマ戦闘機を一撃で撃墜する「シャイアンビーム」が武器。
 バトルシャイアン・分離してシャイダーが操縦する戦車型マシン。内蔵されたドリルを移動・回転させ地中に侵入、フーマの地下基地を壊滅させた。

シャイアン

「宇宙刑事シャイダー バトルシャイアン」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

第48話「正義・友情・愛」

(実質的な『宇宙刑事シャイダー』最終回)

 ヘスラー、ギャル1及び3、そしてイースター島の〈戦士シャイダーの遺跡〉に封印されていたクビライの甦った胴体をも倒したシャイダーであったが、ポーによって隙を衝かれ、遺跡内に閉じ込められてしまった。
 フーマの猛攻から全銀河を救う鍵は遺跡内の何処にあるのか。
 空気が薄くなって行く中、戦士シャイダーの残したブルホークの原型とも呼べる武器(マシーン)を発見したシャイダーは起動を試みるが反応がない。
 連絡の途絶えたシャイダーの救出に遺跡へと向かったアニー。待ち構えていたフーマと戦闘を繰り広げるが、善戦虚しく遂に捕えられてしまう。同じ頃、各惑星の宇宙刑事達も必死にフーマに抵抗する。しかし戦況は最早、予断を許さない状況となっていった。残る希望はシャイダーのみ!
 遺跡の中、コンバットスーツの酸素量も残り僅かになり、意識朦朧となりかけたシャイダーの耳にアニーの助けを呼ぶ悲痛な声が届いた。気力を振り絞り、立ち上がるシャイダーに応えるかの様にマシーンが起動、それに乗りシャイダーはアニーの待つ不思議宮殿へと向かう。
 アニーを救出したシャイダーとクビライの最後の戦いが始まった。機械の胴体を新たに作り、エネルギー体と化したギャル軍団を吸収、パワーを得て不思議時空で暴れるクビライに苦戦するシャイダーだったが、胴体を破壊し、残る頭部も遺跡に記されていたメッセージによる攻撃で、見事にクビライを倒す。
 残るは神官ポー。だがポーは、祖父であるクビライから自分の若さを保つ為に必要なエネルギーを二度と供給されない事を憂い、珍獣たちと一緒にシャイダー、アニーの前からその姿を消した。シャイダー達の脱出後、大爆発を起こす不思議宮殿。『クビライ死す』の知らせは瞬く間に全銀河に伝わり、残っていたフーマの軍勢は動揺、形勢は一気に逆転しフーマは全滅した。
 平和を取り戻した銀河。コム長官はこれまでのマクー、マドー、そしてフーマとの長き戦いを思い出していた。多くの犠牲を払った戦いにマリーンが呟く。
「もう、戦争はまっぴらです」

 海辺の崖の上。戦いが終わっても帰る故郷の無い寂しげなアニーに、大が優しく語りかける。戦いばかりでじっくりと見る事の出来なかった太陽系第3惑星・地球の美しさ、素晴らしさを案内したいと。新たなる故郷を知る喜びに笑顔を見せるアニー。新しい一歩を踏み出す二人の若者を、美しい夕陽が染め上げる。

3人の宇宙刑事 ギャバン シャリバン シャイダー 大集合!!

『宇宙刑事シャイダー』後日談として放送された特別番組(第49話)。
『ギャバン』『シャリバン』『シャイダー』の総集編と新規撮影分で構成されている。
 新規撮影分は、『シャイダー』では顔を揃えられなかった一条寺烈、伊賀電、沢村大が顔を揃え各々の近況を報告し合う姿、遺跡調査をしているアニーの姿、そして最初で最後の(※1)宇宙刑事コンバットスーツ揃い踏みの姿(※2)。そして、怪しい(?)アクセサリー売りに近づき、怒られて慌てふためく3人の姿。
 これが『宇宙刑事シリーズ』のラストカットとなった。

 新規撮影に(現在なら必ずと言っていい程ある)戦闘シーンは無かったが、それがやっと訪れた平和な世界を表わしているかの様でもある。

※1 ここで言う「最初で最後」は、烈、電、大が3人揃って変身した事を指す。
 異なる揃い踏みなら後に「宇宙刑事シャイダーNEXT GENERATION」(2014)で実現されている。
※2 この時のシャイダーのスーツは円谷氏自らが着用。

エンディング主題歌「ハロー!シャイダー」

スタッフ

原作:八手三郎 連載:テレビマガジン、おともだち、たのしい幼稚園、テレビランド 脚本:上原正三 アクション監督:金田治 ナレーション:大平透 監督:澤井信一郎、田中秀夫、小西通雄、辻理、小林義明、小笠原猛、山田稔 撮影:瀬尾脩、加藤弘章、松村文雄、小泉貴一 照明:吉岡伝吉 美術:井上明、宮国登 キャラクターデザイン:野口竜、神田正宏、渡部昌彦 音楽:渡辺宙明 録音:太田克己 選曲:村田好次 編集:菅野順吉 効果:大泉音映 計測:小泉貴一、三木修二、石山信雄、山賀俊夫、高田勉 操演:羽鳥博幸 記録:宮本衣子、内藤美子、ほか イラスト:赤坂徹朗 プロデューサー補:日笠淳(第24話~ ) 助監督:南晃行、小中肇、石田秀範 進行主任:小迫進 制作担当:桐山勝、沼尾和典 企画協力:企画者104 装置:東映美術センター 美粧:サン・メイク 衣裳:鷹志衣裳 装飾:大晃商会 キャラクター制作:レインボー造型企画 合成:チャンネル16 現像:東映化学 車輌協力:MAZDA オートバイ協力:スズキ自動車 ビデオ合成:東通ecgシステム(山本博司、近藤弘志、前岡良徹、峰沢和夫) (株)特撮研究所 操演:鈴木昶、白熊栄次 美術:大澤哲三 撮影:高橋政千 照明:加藤純弘 特撮監督:矢島信男 プロデューサー:碓氷夕焼(テレビ朝日)         吉川進、折田至(~ 第23話)(東映) 制作:テレビ朝日、東映、旭通信社

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E5%88%91%E4%BA%8B%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC

宇宙刑事シャイダー - Wikipedia

関連書籍

1985年7月15日発行。朝日ソノラマ刊。
カラーグラビアと全話ストーリー紹介が構成されている中で本書が焦点をあてたのは監督。
澤井信一郎、小西通雄、小林義明、田中秀夫各氏の代表作のフィルムストーリーと合わせてインタビューを掲載。各々の撮り方のスタイルが垣間見えて面白い。
イラストは漫画家あさりよしとお、まみ・たくみ(不思議獣)。
円谷浩氏と森永奈緒美氏のインタビューがないのが、今となっては惜しまれる。

ファンタスティックコレクションNo50『宇宙刑事シャイダー』

「宇宙刑事シャイダー」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

 2000年7月1日初版発行。
 双葉社が発行していたアニメ・特撮資料本「大全」シリーズの一冊。キャラクター、メカニック、ストーリー紹介に加え、スタッフ・キャストインタビューも充実の本。
 この中で沢村大役の円谷浩氏は「宇宙刑事シャイダー」について熱く語っている。この後、2001年7月24日、円谷浩氏逝去(享年38)。
 結果的にこれが最後のインタビューとなってしまった。

宇宙刑事大全              ギャバン・シャリバン・シャイダーの世界

暗黒指令の秘密基地

原作・八手三郎、漫画・のなかみのる
2003年9月15日初版発行。発行所スタジオDNA。
「テレビマガジン」(講談社)1984年3月号から1985年3月号に掲載された分を全話収録。
 マンガの他に、亡くなる2か月前の円谷氏の姿を描いたのなか氏のレポート、大葉健二、渡洋史、円谷浩夫人、米田浩二郎(元テレビマガジン編集部)、串田アキラ各氏のコメントも掲載。

コミック単行本『宇宙刑事シャイダー』

宇宙刑事シャイダー / のなかみのる | 中古 | その他コミック | 通販ショップの駿河屋

商品紹介

宇宙刑事シャイダー VOL.1 [DVD]

第1話「不思議界」~第5話「突然!なまけもの」収録。 映画『野菊の墓』(1981年公開、松田聖子初主演)監督・澤井信一郎が宇宙刑事を初演出したパイロット(1、2話)を収録。

宇宙刑事シャイダー VOL.2 [DVD]

第6話「不思議料理の逆襲」~第9話「青ガキ隊大キライ」収録。 不思議ソングにも負けないインパクトの『なんだなんだブギ』が流れる第9話の演出は田中秀夫監督。

宇宙刑事シャイダー VOL.3 [DVD]

第10話「トワイライトの家」~第14話「恋のミュータント」収録。 『宇宙刑事ギャバン』『宇宙刑事シャリバン』でパイロットを担当した小林義明監督の『シャイダー』初登板は第14話。

宇宙刑事シャイダー VOL.4 [DVD]

第15話「渚のマリンブルー」~第19話「アニー危機一髪」収録。 この巻より戦士シャイダーにまつわるストーリーが開始。大の滝修行は第19話。

宇宙刑事シャイダー VOL.5 [DVD]

第20話「不思議ソング」~第24話「美しきポーの仮面」収録。 第21話「ヤーダ!珍獣家族」には『人造人間キカイダー』で名(迷?)探偵・服部半平を演じたうえだ峻が出演。第24話は、メフィスト弟(悪魔くん)、地獄大使(仮面ライダー)等を演じた潮健児の百面相も楽しい小林義明演出作。

宇宙刑事シャイダー VOL.6 [DVD]

第25話「エスパークイーン」~第29話「百面相だよ女刑事」収録。 「エスパークイーン」は、映画『鎌田行進曲』の階段落ちのヤスのモデルであり、『仮面の忍者赤影』『仮面ライダースーパー1』等での悪役を演じた名優・汐路章出演、小林義明演出の1本。

宇宙刑事シャイダー VOL.7 [DVD]

第30話「空を裂く命の交信」~第34話「クビライの秘密」収録。 第32話「僕と君のメロディ」、斎藤晴彦出演の第33話「散歩する腹話術師」と小林義明監督の2本収録巻。

宇宙刑事シャイダー VOL.8 [DVD]

第35話「謎を射る黄金の矢」~第38話「仮面が踊る聖歌隊」収録。 パイロットを手がけた澤井信一郎監督の第37話「魔少女シンデレラ」と第38話収録。 パソコンがまだマイコンと呼ばれていた頃に、ネット社会の恐怖を描いた第36話「ユメコン狂時代だ」も収録。

宇宙刑事シャイダー VOL.9 [DVD]

第40話「バビロス号SOS」~第44話「吹き荒れる大侵略」収録。 仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズを演出されて来た山田稔監督の演出作2本が収録されている。

宇宙刑事シャイダー VOL.10<完> [DVD]

第45話「火を吐く黄金巨像」~第49話「3人の宇宙刑事 ギャバン シャリバン シャイダー大集合!!」収録。  宇宙刑事3部作ラストを飾る最終巻。小西通雄(44話~46話)、小笠原猛(47話~49話)両監督の演出が最終決戦を描き出す。その中での第46話「幻のショータイム」は静かな緊張感をたたえた小西監督の1本。

宇宙刑事シャイダーメモリアル [DVD]

 「メモリアル」の名が示す通り、新規に編集された総集編。  ストーリー紹介の中で、キャラクター、メカニック、作品世界を巧みに紹介しており特に不思議獣は全員上手く収録されている。  第1話(新番組予告)から第49話(最終回)の全予告集も収録。  思い出すにしろ、新たに知るにしろ『宇宙刑事シャイダー』の世界に触れるには最適のソフトである。

宇宙刑事シリーズ ソングコレクション~FOR NEXT GENERATION~ -

作曲者渡辺宙明監修の下リマスターされた、宇宙刑事シリーズ主題歌、挿入歌集アルバム。

宇宙刑事シャイダー オリジナル・サウンドトラック

『宇宙刑事シャイダー』の劇伴アルバムと、本放送終了後に発売されたLPレコード「宇宙刑事グラフィティ」をCD化したアルバムの2枚組。  上記ソングコレクションには未収録の「不思議ソング」のバージョン違い、「なんだなんだブギ」は当盤に収録。

S.H.Figuarts 宇宙刑事シャイダー

玩具メーカーBANDAIが展開する可動フィギュア「S.H.Figuarts」シリーズの一体。それまでの蓄積による可動バランスと、メッキ仕上げの表面が美しい逸品。

関連する投稿


遠くの星から来た男、再び!『ウルトラマン80』のPOPUP STOREが精文館書店汐田橋店(愛知県豊橋市)で開催決定!!

遠くの星から来た男、再び!『ウルトラマン80』のPOPUP STOREが精文館書店汐田橋店(愛知県豊橋市)で開催決定!!

マンガ、アニメ、特撮などを始めとするサブカルチャーをテーマとした企画展を開催・運営しているクレイジーバンプが、精文館書店汐田橋店(愛知県豊橋市)にて『ウルトラマン80 POP UP STORE in 豊橋』を開催します。


「スーパー戦隊シリーズ」がついに50周年!ウイスキー『ロイヤルブラックラ2008』からブラックヒーローのラベルが登場!!

「スーパー戦隊シリーズ」がついに50周年!ウイスキー『ロイヤルブラックラ2008』からブラックヒーローのラベルが登場!!

1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』からスタートした「スーパー戦隊シリーズ」が2025年で50周年を迎えたのを記念し、WHISKY MEWより、「ロイヤルブラックラ」というウイスキーの名を洒落て、スーパー戦隊シリーズに登場する「ブラックヒーロー」をデザインしたラベル・ウイスキーが発売されます。


「ウルトラQ」に登場する人気怪獣『カネゴン』が、完全新規造形のハイクオリティソフビ製フィギュアになって登場!!

「ウルトラQ」に登場する人気怪獣『カネゴン』が、完全新規造形のハイクオリティソフビ製フィギュアになって登場!!

フィギュアメーカーのCCPJAPANより、人気特撮作品『ウルトラQ』に登場する”カネゴン”をソフビ製で再現した『1/6特撮シリーズ Vol.113 コイン怪獣 カネゴン』の発売が決定しました。


ゴジラ生誕70周年記念!ゴジラ(1954)当時の貴重な音源を使用した『ゴジラ音声目覚まし時計』が登場!!

ゴジラ生誕70周年記念!ゴジラ(1954)当時の貴重な音源を使用した『ゴジラ音声目覚まし時計』が登場!!

秀建コーポレーションより、「ゴジラ」の生誕70周年を記念した公式アイテム『ゴジラ音声目覚まし時計』が現在好評発売中となっています。価格は7700円(税込)。


初代ゴジラからシン・ゴジラまで全てのゴジラと怪獣をイラストで解説した大図鑑『ゴジラ大解剖図鑑』が好評発売中!!

初代ゴジラからシン・ゴジラまで全てのゴジラと怪獣をイラストで解説した大図鑑『ゴジラ大解剖図鑑』が好評発売中!!

1989年〜2004年まで、数多くのゴジラ映画の怪獣デザインを手がけた西川伸司(マンガ家/怪獣デザイナー)による、1954年『ゴジラ』1作目から2016年公開『シン・ゴジラ』までのすべてのゴジラと怪獣をイラストで解説した大図鑑『ゴジラ大解剖図鑑』が現在好評発売中となっています。


最新の投稿


世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

葛飾区商店街連合会は、2025年10月10日より『キャプテン翼』とのコラボイベント「シーズン2」を亀有・金町・柴又エリアで開催。キャラクターをイメージした限定メニューやスタンプラリーを展開し、聖地巡礼と地域活性化を促進します。


キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

人気アニメ『キン肉マン』の「完璧超人始祖編」の名言・名場面を題材にした英会話学習書『キン肉マン超人英会話』が、2025年11月29日(土)にKADOKAWAより発売されます。超人たちの熱い言葉を通じて、楽しみながら実用的な英語表現をインプットできます。TOEIC満点保持者やプロレスキャスターなど、豪華プロ集団が監修・翻訳を担当した、ファン必携の英語学習本です。


【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

開催直前!TOKYO MX開局30周年記念「昭和100年スーパーソングブックショウ」が10月16日に迫る。古舘伊知郎と友近がMC、豪華ゲストと共に贈る一夜限りの昭和ベストヒットに期待高まる!


ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂が、『鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブ~Autumn Season~』を11月13日にビルボードライブ大阪、16日にビルボードライブ東京にて開催する。今回は、1975年にリリースされた1stソロアルバム「BAND WAGON」の発売50周年を記念したプレミアム公演となる。


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。