神谷元:加藤健一
斉藤佳代:佳那晃子
主題歌は「風に吹かれて」
不倫ドラマの代表として未だに話題にのぼる
最終回のネタバレ!
隆正との離婚後、鎌倉でアパートを借りて一人で暮らしていた英子は、フランス・パリに料理の修行へ行くことを決心する。そして中原家で英子のお別れ会が開催されている最中、突然、佳代から久子へ電話が入る。
佳代は、想いを寄せていた宏と英子が不倫関係にあることを偶然目撃し、嫉妬心に燃えていた。自分のことは相手にしてくれない宏への当てつけに、宏の妻久子に不倫のことをバラしてしまうのだ。
これまで信頼していた夫と親友の裏切りを知った久子は、怒りを抑えることができず子どもを連れて家を出る。
しかし宏の懸命な説得の末、久子は子どもと一緒に家に帰り、やがて中原家は日常を取り戻す。
夫と不倫関係になっていた英子のことを強く非難した久子だったが、泣いて謝罪する英子の姿を見て、次第に仲直りしてゆく。
一方、英子の元夫である隆正と不倫関係の末結婚した玲子は、おなかに新しい命を授かっていた。
また、中原家を混乱させた張本人の佳代は、宏の後輩である神谷からの一方的な想いからズルズルと関係をつづけていたが、最終的には別れることとなる。
そしてクライマックス。いよいよ英子が日本を発つ日、中原家ではいつものように3家族が集まり、華やかで楽しい食卓を囲んでいる。
空港で出国手続きを終えた英子は、搭乗手続き開始のアナウンスを聞くと意を決した様子で中原家へ電話をかける。そして最後に一人一人と別れの挨拶を交わし、英子は一人パリへと旅立ってゆくのだった。
色々あったけれど、空港で真新しい人生を歩みはじめようとしている英子と、これまでどおりの幸せを育み続けようとしている3家族の夫婦たちが対照的に描かれている。
夫婦関係、親子関係、恋人関係、友人関係・・・これまで問題なく温められてきた各関係のなかに恋愛が生まれ、やがて不倫へと発展し、友だちや親子の間にもひびが入るなど、複雑なしがらみが膨れ上がる、ハラハラドキドキの連続だった物語のラストは、みんなが笑顔の爽やかなハッピーエンドだった。