日本のプロレス史において、1976年(昭和51年)はまさに激動の1年でした。今なお語り継がれる「世紀のスーパーファイト」アントニオ猪木vsモハメド・アリ戦が開催されたこの年、日本のマット界では何が起き、人々はどう動いていたのか。
2026年3月25日に発売されるプロレス専門誌『Gスピリッツ』vol.79では、この1976年に焦点を当て、当時の新日本プロレス、全日本プロレス、国際プロレスの3団体が繰り広げた攻防を徹底検証しています。
「猪木vsアリ」をテレビ局の内側から読み解く
今号の目玉は、当時の熱狂をリアルタイムで支えた関係者たちによる深い証言です。新日本プロレス編では、伝説の番組『ワールドプロレスリング』で実況を務めた舟橋慶一氏が登場。猪木vsアリ戦という前代未聞のイベントを前に、テレビ局側がどのような内情を抱えていたのか、当時の緊迫した状況を明かします。また、この一戦が当時の世間にどう受け止められていたのかという「実像」についても、多角的な視点から再考がなされています。
アントニオ猪木vsモハメド・アリ戦の実況アナが当時のテレビ局側の内情を明かす
3団体鼎立時代の覇権争い
1976年は、猪木vsアリ戦以外にも歴史的なトピックが満載の年でした。本誌では、全日本プロレスにおいてなぜジャンボ鶴田が猛烈なプッシュを受けることになったのか、その背景を当時の番組プロデューサーである原章氏が証言。
一方で、国際プロレスに「逆上陸」を果たした上田馬之助が、わずか2シリーズでその活動を終えた理由など、これまで語られることの少なかったミッシングリンクにも鋭く切り込みます。門馬忠雄氏、清水勉氏、小佐野景浩氏による恒例の座談会「三者三様」の拡大版では、「昭和51年の勝者はどの団体だったのか」というテーマで熱い議論が交わされており、後追い世代にとっても非常に興味深い内容となっています。
1976年の全日本プロレスは、なぜジャンボ鶴田を猛プッシュしたのか?
武藤敬司インタビューとレトロファン垂涎の連載陣
本誌発売に先駆け、3月6日に刊行された書籍『Gスピリッツ選集 第三巻 武藤敬司篇』との連動企画も見逃せません。武藤敬司氏本人が「外国人レスラー」と「海外のプロレス」を語るインタビュー(前編)を掲載。日本マット界を牽引したスターの視点から、当時のプロレス文化がどう映っていたのかが紐解かれます。
さらに、80年代の全日本女子プロレスで活躍した山崎五紀氏が本誌に初登場。当時の女子プロレスの過酷さと熱狂を語るほか、ルチャ・リブレの起源を探る考証記事や、ジャマイカ出身の“黒い弾丸”ドレル・ディクソンの独白など、国内外の歴史を網羅する構成となっています。
歴史的事件として語られがちな「流血ショック死事件(1962年)」の再検証や、力道山時代の知られざるエピソードを綴る連載など、プロレスの「深淵」に触れる記事が112ページにわたって凝縮されています。
書籍『Gスピリッツ選集 第三巻 武藤敬司篇』との連動スペシャル企画!
時代を超えて愛される「活字プロレス」の決定版
『Gスピリッツ』は、単なる速報誌ではなく、綿密な取材と検証によって「事実」の裏側にある「真実」を掘り起こす、まさに大人のためのプロレス教養誌です。ネットの情報だけでは辿り着けない、生々しい証言の数々は、プロレスというジャンルの奥深さを改めて教えてくれます。
懐かしの昭和プロレスファンはもちろん、当時の熱気を知らない若い世代のファンにとっても、1976年という特異な1年を理解するための最良のテキストとなるでしょう。全国の書店およびオンラインストアで、その歴史の目撃者となる一冊をぜひ手に取ってみてください。
■【商品概要】
書名: G SPIRITS vol.79(タツミムック)
刊行日: 2026年3月25日(水)
判型/頁数: A4判/112ページ
定価: 1,650円(本体1,500円+税)
発行: 辰巳出版株式会社
詳細: http://gspirits.jp/