3年B組金八先生~第4シリーズ~
ストーリー
妻の里美を乳癌で亡くした金八はショックのため学校から離れ、文部省で教材研究をしていました。ですが、桜中学の野村校長に助けを求められて再び桜中学の3年B組担任として復帰します。
3年B組には金八の以前の教え子だった雪乃と保の息子、歩が在籍していました。しかし、クラスからは両親が十五歳で歩を生んだ為嫌がらせを受けます。歩はどうして十五歳で自分を出産したのかと雪乃や金八を悩ませるのです。
また、3年B組では伸也がイジメにあっていました。金八は、イジメを苦に自殺した子どもたちの事件を読み上げイジメのむごさを訴えます。
それでもイジメがなくなることはありません。実はイジメの裏には広島美香がいました。美香の両親は不仲で心は荒れていたのです。さらに受験前日に両親は離婚を切りだし、ショックのあまり自殺を図ろうとします。金八に引き止められ、美香は母親と暮らすことを決めました。一人で抱えないように、よし江や真一も美香の心の支えとなりました。
主な登場人物
第4シリーズでの主要生徒となる雪乃と保の息子『歩』の画像は残念ながら見つけることができませんでした。
宮沢歩(橋本光成)は、誕生のいきさつが有名なため周りからは冷やかされて孤立してしまいます。また、両親や金八を嫌い塞ぎ込んでしまうのです。
第4シリーズでは重要な存在となっています。
第4シリーズの主題歌は海援隊『スタートライン』
歌詞の中にある“一人ぼっちになる為のスタートライン”というフレーズは、とても考えさせられますよね。人によってとらえ方は違うと思いますが、3年B組金八先生のドラマと合わせて聞くとまた違います。
また、“素直な奴ほど傷ついてしまう”というフレーズにとても共感しました。
イジメについて考えさせられる
第1シリーズで妊娠・出産をした雪乃と保。二人の間に生まれた歩が桜中学3年B組に通っています。しかし、両親が若くで歩を生んだことでクラスメイトからはイジメの標的に・・・。
学生のイジメは些細なことで始まってしまいますよね。金八も言うように、歩が何かしたことでイジメが始まってしまったなら話は別です。ですが、イジメの原因は十五歳で歩を生んだこと。
自分さえ生まれなければという歩の気持ちがとても切ないです。
『チクる』という言葉は本当に卑劣な言葉ですよね。