内海和子とは
内海和子は、おニャン子クラブの元メンバーで、会員番号13番。「ザ・スカウトアイドルを探せ!」の最初の合格者として、1985年4月、河合その子、富川春美とともにおニャン子クラブに加入しました。持ち前の歌唱力から、おニャン子クラブのデビュー曲『セーラー服を脱がさないで』、2曲目の『およしになってねTEACHER』ではフロントに抜擢され、1986年11月には『蒼いメモリーズ』でソロデビューを果たします。会員番号15番の立見里歌と仲が良く、『夕やけニャンニャン』の本番中に、二人がとんねるずと本気でケンカをしたのは有名なエピソードです。
1987年4月におニャン子クラブを卒業し、その後、芸能活動を休止。現在は芸能活動を再開しており、実娘のゆりあんぬもアイドルとして活躍中です。
おニャン子クラブ加入前から子役で活躍
内海和子が、おニャン子クラブ加入前に子役として活動していたことは、ファンの間では有名な話です。児童劇団に所属し、平尾昌晃音楽教室に通い、テレビドラマでも音楽でも顕著な活躍を見せていました。特にテレビドラマでは、主要な役柄を演ずることが多く、純粋にドラマのファンとして、内海のことを覚えているという人も少なくないでしょう。今回は、内海の子役時代の活躍の一部をご紹介します。
『西部警察』第50話のゲスト主人公
内海和子は、子役として多くの著名ドラマに出演しました。中でもゲスト出演した『西部警察』は出演回の主人公を演じており、覚えている人が多いかもしれません。因みに、筆者は当時の西部警察を視聴しており、「ああ、あの女の子、内海だったのかー」と、後になって思い出した口です。
内海の出演は、1980年9月28日放送の第50話『少女の叫び』。彼女が13歳、中学二年生の時の放送です。
内海が演じたのは、宝飾店を営む父親の娘。覆面強盗に父親を殺され、自身は一命を取り留めたものの、事件の恐怖体験から記憶喪失になってしまう悲劇の少女を演じました。
彼女は、父親の殺害の様子を目の当たりにし、また、犯人の素顔も見てしまったことから、その後も犯人に命を狙われます。病室に爆弾を仕掛けられ、間一髪で脱出したことも。。。また、大門軍団の扱いも荒っぽく、記憶喪失にもかかわらず、強制的に犯人を思い出すよう問い詰められます。その後、河口湖の療養所に身を隠しますが、ついに犯人に見つかり、三度命を狙われることに。。。しかも、リュウに拳銃を渡され、「犯人が来たら撃て!」と無茶振りされる散々な扱いでした。最終的には、大門に助けられ、"大門がお姫様抱っこで彼女を救出" というシーンでドラマは終わります。
渡哲也が亡くなった際、内海は自身のブログで当時の思い出を語っていました。

西部警察 第50話『少女の叫び』
『仮面ライダースーパー1』の無料視聴で・・・
『西部警察』以外では、以下のテレビドラマにも出演していました。デビューは、なんと小学校入学前です。
一心太助(1972年)
超人バロム(1972年)
レインボーマン(1973年)
5年3組魔法組(1977年)
特捜最前線(1980年)
仮面ライダースーパー1(1980年)
『仮面ライダースーパー1』では第3話『行け!地の果て ドグマの黄金郷』に、拳法少女・白鳥さゆりとして出演。実は、東映特撮YouTubeチャンネルにて、第1話と第2話が無料公開されており、第2話の次回予告で内海の奇抜な演技が数秒間視聴できます。
沖田浩之『E気持』のコーラスに参加
沖田浩之のデビュー曲といえば、1981年3月21日発売の『E気持』。少し鼻にかかった歌声と意味深な歌詞で、記憶にある人は多いのではないでしょうか。その『E気持』に関して、2021年にSmartFLASHから驚くべき記事が登場しました。なんと、冒頭の女の子たちのコーラスの一人が、内海和子だというのです。
ちょうど内海が平尾昌晃音楽教室に通っていた頃で、その縁で『E気持』のコーラスに抜擢されたようです。
しかし、当時の内海はまだ13歳か14歳。「A!B!C!A!B!C!A!B!C!D!E気持!」と真顔で歌っていたかと思うと、思わずにやけてしまいます。
名曲散歩/沖田浩之『E気持』コーラスに元おニャン子が参加していた | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
母娘の活躍にも注目
内海和子の子役時代の活躍ぶり、いかがでしたでしょうか。
子役デビューから50年以上が経ちましたが、現在は芸能活動を再開・継続しており、娘のゆりあんぬも活躍中です。今後は、母娘での活躍にも注目しましょう。