サザンオールスターズにも暗黒時代があった!?

サザンオールスターズにも暗黒時代があった!?

人気絶頂時に「半年間テレビ番組などに一切出ず、楽曲製作やレコーディングに集中し、5ヶ月間毎月1枚ずつシングルを出す」ということではじまった"FIVE ROCK SHOW"。期待したファンも多かったと思いますが、レコードの売り上げは低迷してしまします。サザン初の挫折?!これって暗黒時代だったのでしょうか?"FIVE ROCK SHOW"としてリリースされた楽曲をみていきます。


歌詞には、コニー・フランシス、ドリス・デイ、シュープリームス、フランキー・ヴァリ、ビーチボーイズなど往年のポップスターの名がズラリと出てきて楽しさはこの上ありません。

「いなせなロコモーション」はオリコン週間16位が最高位となっています。

ジャズマン (JAZZ MAN)

「FIVE ROCK SHOW」の第4弾「ジャズマン (JAZZ MAN)」、1980年6月21日のリリースです。「いなせなロコモーション」からきっちり一ヶ月後ですね。
ジャケットは引き続き永井博で、より「A LONG VACATION(ア・ロング・バケイション)」色が強く出ていますね。あ、逆だ。こっちの方が早いんでしたね。

A面:ジャズマン (JAZZ MAN) (4:23)
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ 弦管編曲:八木正生)

B面:ひょうたんからこま (4:25)
(作詞・作曲:関口和之 編曲:サザンオールスターズ 弦管編曲:八木正生)

ジャズマン (JAZZ MAN)

「ジャズマン (JAZZ MAN)」というタイトルが示すように「ROCK SHOW」というよりも、曲調はジャズ。それもスウィング・ジャズです。
良い感じに力が抜けてて心地よい曲なんですが、テレビに出なくなったことに加え、ヒットもしなかったからでしょうか、現時点では「ジャズマン (JAZZ MAN)」の映像が見つかりません……。

「ジャズマン (JAZZ MAN)」はオリコン週間33位が最高位となっています。

わすれじのレイド・バック

「FIVE ROCK SHOW」の最後を飾るのは「わすれじのレイド・バック」。1980年7月リリース。

カワイイ!思わず飾りたくなってしまうジャケットですね。因みにタイトルにあるレイド・バックとは、リラックスしたとか、ゆったりしたという意味です。今ではあまり聞かれなくなりましたが、70年代の前半にはそう呼ばれるサウンドが流行ったんですよ。

A面:わすれじのレイド・バック (4:55)
(作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:サザンオールスターズ)

B面:FIVE ROCK SHOW (4:47)
(作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:サザンオールスターズ)

わすれじのレイド・バック

体調不良のためキーボードプレーヤーの原由子不在で製作された「わすれじのレイド・バック」。病室で「わすれじのレイド・バック」のジャケットを見ながら「私はクレジットされてないんだなぁ」と寂しく眺めていたら、そこには桑田佳祐:Vocal, Guitar、大森隆志:Guitar, Chorusに続いて「原由子:Mind・・・」の文字が!いい話ですなぁ。

「わすれじのレイド・バック」はオリコン週間41位が最高位となっています。

「FIVE ROCK SHOW」に関して桑田佳祐は「曲作りに集中出来たし、何より、地に足がつかない状況の中、お陰で自分達を取り戻すことが出来た」と語る一方で、音楽的にはあまり思ったような効果はなかったといった趣旨の発言もしています。確かに商業的にみても芳しいものではありませんでした。
しかし、人気絶頂だったサザンオールスターズの勢いを止めてでもやらざるを得ない状況だったのでしょう。
「FIVE ROCK SHOW」、ヒットはしなかった。しかし、どれも悪い曲ではない。暗黒時代といってもこのクオリティ!これはやっぱり、さすが桑田佳祐、さすがサザンオールスターズですよねぇ。

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