1954年の主なできごと
今から70年前の1954年。現在もニュース映像が残るところでは、以下のようなできことがありました。
・結婚したばかりのジョー・ディマジオ、マリリン・モンロー夫妻が来日。
・日本初の国際プロレスリング大会が開催され、街頭テレビでもその生中継を放送。
・第五福竜丸が、米国の水爆実験で被爆。
・東宝映画『ゴジラ』第1作が公開。
・プロ野球は、中日ドラゴンズが日本一(中日の日本一は1954年と2007年の2回)。
1954年生まれの人気俳優たち
このようなできごとのあった1954年。今から70年前に誕生した男性・女性俳優には、どのような人がいるのでしょうか。人気俳優、有名俳優を中心に紹介します。
名前 | 生年月日 |
---|---|
石田純一 | 1954年1月14日 |
小日向文世 | 1954年1月23日 |
六平直政 | 1954年4月10日 |
檀ふみ | 1954年6月5日 |
秋吉久美子 | 1954年7月29日 |
高畑淳子 | 1954年10月11日 |
金田明夫 | 1954年10月13日 |
小倉久寛 | 1954年10月26日 |
水沢アキ | 1954年12月5日 |
片岡鶴太郎 | 1954年12月21日 |
こうして見ると、第一線で活躍する人気俳優が多く、またとても70歳とは思えない若々しい俳優ばかりです。彼らの若かりし頃の活躍、代表作、現在の活躍ぶりを見てみましょう。
石田純一
石田純一は、1979年に俳優としてデビュー。実は、学生時代に最初の妻と結婚しており、その時誕生したのがいしだ壱成です。30代に入った1980年代後半から、トレンディドラマに出演するようになり、一気に人気を確立します。代表作は、『抱きしめたい!』、『君の瞳に恋してる!』、『想い出にかわるまで』など多数。
私生活では、最初の妻と離婚後、1988年に松原千明と再婚。1990年に誕生したのが、すみれです。その松原千明とも、「不倫は文化」のフレーズで知られる不倫騒動をきっかけに離婚。2009年に東尾理子と3度目の結婚をし、今日に至ります。
小日向文世
小日向文世は、1977年に、吉田日出子が在籍する「オンシアター自由劇場」に入団し、活動を開始。1996年の解散まで、19年間在籍し続けました。解散後は、徐々に映画やテレビドラマに出演するようになり、最初にブレイクしたのは、2001年放送の月9ドラマ『HERO』の末次事務官役です。
その後の活躍は周知の通りで、代表作は、映画&テレビドラマ『HERO』シリーズ、映画『アウトレイジ』シリーズ、映画『清須会議』、テレビドラマ『救命病棟24時』第2シリーズなど多数。
六平直政
六平直政は、劇団員当時はノーギャラでバイトで食いつなぐ生活をしていましたが、1990年代に入ると映画・テレビドラマへの出演機会を得るようになります。特徴的な風貌からヤクザ、刑事、コミカルなど様々な役柄をこなす名バイプレイヤーで、これまで数多くの人気ドラマに出演しています。
NHK大河ドラマは『義経』、『八重の桜』など7作、NHK連続テレビ小説は『まんぷく』、『らんまん』に出演。他にも『ハンチョウ〜警視庁安積班〜』、『踊る大捜査線』特番など出演作は多岐に渡ります。
檀ふみ
檀ふみは、1973年に女優デビュー。1974年の映画『青春の蹉跌』で萩原健一、1975年の映画『陽のあたる坂道』で三浦友和の相手役として共演し、人気を集めます。その後も、長身の美人女優として、今日まで数多くの映画・テレビドラマに出演しました。
また、博識であることから、NHKの様々な教養・バラエティ番組にも出演。特に名物クイズ番組『連想ゲーム』では、15年に渡って紅組レギュラー解答者を務めました。教養番組でも、『新日曜美術館』や『N響アワー』で司会を務めています。
秋吉久美子
秋吉久美子は、1972年、映画『旅の重さ』で女優デビュー。1973年に映画『十六歳の戦争』で主演を務めると、以後は、藤田敏八監督の1974年の映画『赤ちょうちん』、『妹』、『バージンブルース』で立て続けに主演を務めます。その後も、脱ぐことも厭わない大胆な演技と、彼女ならではの独特の世界観で、映画やテレビドラマに数多く出演しました。
代表作は、『異人たちとの夏』、『レッスン LESSON』、『男はつらいよ 寅次郎物語』など。他にも、テレビ番組の司会や、作詞家としての楽曲提供など、多彩な活躍を見せています。

秋吉久美子
高畑淳子
高畑淳子は、1976年に女優デビュー。『Gメン'75 』、『スチュワーデス物語』など端役ながら人気ドラマに出演し、30代に入った1980年代後半から本格的な活躍が始まります。その後は、1988年の『仮面ライダーBLACK RX』、1995年の『3年B組金八先生』などにレギュラー出演。今や押しも押されもせぬベテラン女優として、活躍を続けています。
代表作は、『白い巨塔』、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』、『なつぞら』など多数。バラエティ番組のレギュラーや映画の声優としても活躍しています。
金田明夫
金田明夫は、1977年に演劇集団「円」の劇団員として俳優デビュー。当初は、主に日活ロマンポルノに出演していましたが、1980年代から徐々にテレビドラマにも出演するようになります。1990年代に入ると出演が増加し、人気ドラマに数多く出演。現在も、名バイプレイヤーとして第一線で活躍を続けています。
代表作は、『3年B組金八先生』、『スウィート・ホーム』、『風林火山』、『科捜研の女』など多数。また、吹き替えの声優としても活躍しており、『スター・ウォーズ』シリーズが有名です。
小倉久寛
小倉久寛は、三宅裕司が旗揚げした『スーパー・エキセントリック・シアター』(SET)の草創期からのメンバーで、映画やテレビドラマに出演するのは1980年代中頃からです。また、『笑っていいとも!』のレギュラーや、自身のラジオ番組『小倉久寛のオグラでオグラだ!』のパーソナリティーなど俳優業以外にも進出し、知名度を上げていきます。
代表作は、『翔ぶが如く』、『おかしな刑事』シリーズ、『女刑事みずき〜京都洛西署物語〜』シリーズ、『功名が辻』など多数。特に『おかしな刑事』では、22年間全27作で、伊東四朗演じる鴨志田刑事の上司を演じました。
水沢アキ
水沢アキは、1972年、"水沢あき子" の芸名で女優デビュー。1973年には歌手デビューも果たし、その際に現在の芸名 "水沢アキ" に改名しています。その後は、時代劇や2時間サスペンス、連続ドラマなど女優として幅広く活躍。代表作は、『遠山の金さん』第1シリーズ、『太陽にほえろ!』、『走れ!熱血刑事』など多岐に渡ります。
1986年には、グラビアで初ヌードを披露。2011年には、映画『やさしい手』でヌードシーンを演じています。私生活では、国広富之と婚約解消、離婚や多額の借金など波乱含みですが、現在は実業家としても活躍しています。

水沢アキ
片岡鶴太郎
片岡鶴太郎は、1973年に声帯模写の片岡鶴八に弟子入り。当初は、声帯模写で舞台に出演していました。転機が訪れたのは、1981年から始まった『オレたちひょうきん族』で、近藤真彦や小森のおばちゃまなどのモノマネで人気と知名度を得ます。
俳優としては、1980年代後半に放送された『男女7人夏・秋物語』で好演し、以後は様々な映画やテレビドラマに出演しています。代表作は、1996年から2022年まで全38作が放送された2時間サスペンスの『終着駅』シリーズ、2000年から2006年まで7シリーズが放送された『八丁堀の七人』シリーズなどシリーズ物が多数。多芸多才で、画家、書家、ヨガ実践家としても活躍しています。