『タイムボカンシリーズ 』といえばヤッターマンが実写化されたりと、色々と注目されがちです。
でも、ちょっとまって!!
『オタスケマン』は、悪玉が四人組になったり、キャラクターの過去や因縁といったものが描かれるようになったりと、実は隠れた名作なんですよ!
タイムボカンシリーズ第4弾『タイムパトロール隊オタスケマン』

『タイムパトロール隊オタスケマン』
あらすじ
地球から数万キロ彼方の宇宙に浮かぶ、宇宙ステーション。
そこは、正常な歴史を守るタイムパトロール隊の司令本部であった。
タイムパトロール隊には、世界中から選び抜かれた頭脳優秀、体力抜群、地球を愛し、友を愛し、明日に希望の光を灯すべく、正義の若者が集まっている・・・はずであったが、アターシャ、セコビッチ、ドワルスキーの三人は、タイムパトロール隊の中にあっても、うだつの上がらない日々を過ごしていた。
そこにトンマノマントからの通信が届く。
トンマノマントは、自らが書いた歴史書の通りに歴史を改ざんしてしまおうと企む大悪人。
アターシャら三人は実力ではなく、トンマノマントの力によって歴史に名を残すべく、タイムパトロール隊を裏切りトンマノマントの手下――オジャママンとなっていたのだ。
そして、トンマノマントの命令に従って、歴史を改変しようと悪事を企むのであった。
一方、正義のタイムパトロール隊であるヒカルとナナは、正義のヒーロー『オタスケマン』に変身し、トンマノマントの悪の企みを阻むべく、立ちふさがる・・・
・・・と、いつもの『タイムボカンシリーズ』の展開に加えて、今回は、途中からゲキガスキーという容姿端麗な謎の金髪青年が、三悪人の仲間に加わるなど、一筋縄ではいかない様子。
トンマノマントの正体とは?
ゲキガスキーの目的とは?
意外に深遠な(?)謎を組み込みながら、けれども基本はゆる〜いギャグ路線で展開する、観ていて安心、安定の勧善懲悪ストーリー。
主な登場人物

オタスケマン(変身前)

オタスケマン(変身後)

オジャママン(変身前)

オジャママン(変身後)

ゲキガスキー

トンマノマント
懐かしのオープニング&エンディング
twitterでは・・・
最終回のネタバレ
オジャママンの最後の歴史改変は、東南長官の両親の結婚を邪魔して、東南長官がこの世に生まれなかったことにすることだった。
東南長官の両親の結婚式当日にタイムスリップしたオジャママンは、両親を誘拐して、結婚を妨害しようと企むが、結局はいつものようにオタスケマンに撃退されてしまう。
結婚式は無事に行われ、東南長官の存在は消えずにすんだのだが、その頃、司令本部は、オジャママンの攻撃を受け半壊していた。
本部に戻った長官は、タイムパトロール隊を招集する。と、まるで見計らったかのようなタイミングでトンマノマントから通信が入る。
トンマノマントは言う。
「我がしもべオジャママンよ、よく聞け、お前らの正体は全てバレてしまったのだ。今からでも遅くない、東南長官に全てを白状し、犯した罪を償うのだ」
と。
うなだれるアターシャたち。
だが、ゲキガスキーだけが反発する。
「嘘だ!騙されるな!今のトンマノマントは偽者だ!!」
「ほお、どうして偽者だと分かるんじゃ?」
東南長官の質問に、ゲキガスキーは答えることが出来なかった。
実は、トンマノマントの正体はプログラムによって作られた仮想人格であった。
それが、ヒネボットを通して、オジャママンに通信されていたことが、ドクター笹ヤブの手で解明されていたのだ。
そして、そのプログラムを作った張本人こそ、ゲキガスキーであった。
逃げ出すゲキガスキー。
だが格納庫でヒカルとナナに追いつかれると、なぜ自分がトンマノマントを作り、歴史を改変しようとしたのかを語り出す。
「自分たちの利益のために自然を破壊し、他人のことなどお構いなしになってしまった人間・・・この人間の誤った流れを変えるには、過去の歴史を変えてしまうしかないと考えた。だから、俺はオジャママンを使って歴史を変えようとしたんだ」
全ては人類のためだったというゲキガスキー。
しかし、ヒカルもナナも納得しない。
過去を変えても、人類そのものが考え方を変えなければ意味が無いのだ、と。
そして、ゲキガスキーは、遅れてきたタイムパトロール隊によって身柄を拘束されてしまうのだった。
これで一件落着・・・と思えたが、状況は突如として一転する。
ブラックホールから吐き出されたオーボラー彗星が、地球に向かっていることが確認されたのだ。
このままでは、地球は大惨事に見舞われてしまう。
混乱に乗じて、拘置所から脱走した三悪人とゲキガスキーは、アンドロメダマ号に乗り込み、指令本部から飛びだす。
三悪人は当然、このまま逃亡するものと思っていたのだが・・・ゲキガスキーには別の思惑があった。
ゲキガスキーはアンドロメダマ号を彗星にぶつけてることで、爆破するつもりだったのだ。
もちろん三悪人は、反対する。
しかし、「これで間違いなく、みなさんは地球を救った英雄として歴史に名前が残るでしょう」とゲキガスキーに言われて、態度を変え・・・たりなんかしない。そんなそんな殊勝な三人ではない。
三人はゲキガスキーの前では、覚悟を決めたかのように見せながら、影でこっそりと、何かを企むように、うなづき合うのだった。
アンドロメダマ号と共に爆発する彗星。
その数瞬前には、アンドロメダマ号から飛び出す四つのカプセルが見えたのだった・・・。
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