【竹之内雅史】死球は通算歴代2位!シーズン最多7回!西鉄や阪神で活躍した強打者

【竹之内雅史】死球は通算歴代2位!シーズン最多7回!西鉄や阪神で活躍した強打者

死球(デッドボール)の通算歴代1位といえば、もちろん清原和博選手。では、歴代2位は誰でしょうか?それが、今回ご紹介する竹之内雅史選手です。ライオンズの変遷期や阪神タイガースの強打者として活躍しました。あの "世紀のトレード" で話題になった選手でもあります。竹之内選手の現役時代の記録を振り返ります。


社会人で活躍し、西鉄ライオンズへ

竹之内雅史は、1945年生まれの神奈川県横須賀市出身。鎌倉学園高から社会人野球を経験し、1967年にドラフト3位指名で西鉄ライオンズに入団します。のちに「トンタケコンビ」として親しまれる相方の東田正義も、同じ年にドラフト2位で入団しています。



1968年、竹之内はプロ1年目から一軍で起用され、8月10日阪急戦で初ヒット、8月13日近鉄戦で初ホームランを放つと、8月14日近鉄戦からは、三塁手のスタメンで出場するようになります。シーズン後半に活躍し、6本塁打を記録する一方、5死球も記録し、早くも死球王(!?)としての片鱗を見せていました。



因みに、竹之内の初ホームランの日には、東田も初ホームランを放っており、トンタケでアベック初ホームランを記録したことになります。

シーズン最多死球7回!

1969年、持ち前の長打力から、2年目にして早くもクリーンナップを任されるようになります。この年、成績は今ひとつでしたが、11死球でシーズン最多死球を記録。1970年には初めて規定打席に到達し、19本塁打を記録する一方、15死球で再びシーズン最多死球を記録しました。特に、5月24日の阪急戦では、1試合3死球のプロ野球新記録を作っています。



1971年、4月は打撃好調で高打率を推移していましたが、5月以降は頻繁に死球を食らうようになり、6月23日阪急戦を最後に故障で戦線離脱。この日までに受けた死球数は14個で、すでにシーズン最多に到達していました。一方、四球数は11個と死球数より少なく、この数字だけでも竹之内の記録の異常さがうかがえます。



この時期のライオンズは、黒い霧事件や球団売却などの影響もあり、成績は低迷。そんな中、竹之内は長打力を発揮し、1974年には100号本塁打を達成。1977年にはチーム最多の26本塁打を記録し、パ・リーグの本塁打王争いに名を連ねます(最終順位は3位)。一方、竹之内の死球数は異常で、なんと、1969〜1971年、1973〜1976年の7回もシーズン最多死球を記録しています。



竹之内の入団時は西鉄ライオンズでしたが、1973年に太平洋クラブライオンズ、1977年にクラウンライターライオンズと、慌ただしく球団が変わっていきました。そして、西武ライオンズへと変わる前年の1978年、節目の時を迎えます。

竹之内雅史

世紀のトレードで阪神タイガースへ

1978年オフ、クラウンから西武への球団売却に伴い、阪神との「世紀のトレード」が敢行されます。阪神からは田淵幸一、古沢憲司の2人クラウンからは竹之内と真弓明信、若菜嘉晴、竹田和史の4人を交換する大トレードで、その経緯は紆余曲折あったものの、のちに両球団にとって実りの多いトレードだったと評価されています。



1979年、開幕の4月7日広島戦では、竹之内はいきなり4番打者に起用されます。そして、この日は、移籍組の3人が大活躍。竹之内、真弓、若菜で7安打を放ち、開幕勝利に貢献しました。その後も竹之内はクリーンナップの一角を担い、前半戦終了時にはすでに17本塁打を記録。結局、その年はシーズンを通して活躍し、打率 .282、25本塁打、66打点のキャリアハイの成績を残しました。注目の死球数はリーグ2位の12個。セ・リーグに環境が変わっても、死球の頻度は変わらずです。



そして、1980年は竹之内が最も派手に活躍したシーズンでした。その最たるものが、竹之内が決めた4度のサヨナラゲーム



4月17日 広島戦 抑えの江夏豊からサヨナラ3ランホームラン

5月24日 巨人戦 エース堀内恒夫からサヨナラヒット

5月27日 中日戦 金井正幸からサヨナラ満塁ホームラン

7月5日 大洋戦 延長10回代打で抑えの遠藤一彦からサヨナラヒット




このようなサヨナラの場面での異様な勝負強さから、竹之内は「サヨナラ男」と呼ばれました。



しかし、その後は徐々に出場機会が減り、1982年に引退。引退後は、そのまま阪神で打撃コーチを務め、1985年には21年ぶりのリーグ優勝に貢献しています。自身の現役時代は優勝経験がなく、自身の育てた選手が活躍しての優勝だったため、竹之内にとっては最高のプロ初優勝だったかもしれません。

通算166死球は歴代2位!

通算166死球は、清原和博に抜かれるまで歴代1位でした。現在は清原に次ぐ歴代2位ですが、死球率(死球数÷打席数)で言えば圧倒的トップです。以下は、通算死球の歴代トップ5の比較で、竹之内の死球率の特異さがよくわかります。



1. 清原和博 9428打席196死球 死球率 .021

2. 竹之内雅史 4873打席166死球 死球率 .034

3. 衣笠祥雄 10634打席161死球 死球率 .015

4. 阿部慎之助 8653打席152死球 死球率 .018

5. 村田修一 7754打席150死球 死球率 .019



その他の通算成績は次の通り。216本塁打は、2023年現在でも歴代トップ100に入る高い実績です。



通算成績 4357打数 1085安打 216本塁打 606打点 打率 .249

関連する投稿


阪神優勝の歓喜を永遠に!天然ダイヤ×黄金の記念腕時計など、限定「黄金グッズ」5種が予約開始

阪神優勝の歓喜を永遠に!天然ダイヤ×黄金の記念腕時計など、限定「黄金グッズ」5種が予約開始

阪神タイガースの2025年JERAセ・リーグ優勝を祝し、天然ダイヤモンドと黄金を贅沢に使用した公式記念グッズ5種が登場。世界限定2025本の電波ソーラー腕時計や、血行を改善する磁気ネックレスなど、藤川新監督のもと頂点に立った虎の威容を象徴する逸品揃い。本日より予約開始、2月2日より順次発送です。


赤ヘル黄金期の伝説が神保町に!髙橋慶彦氏のトーク&サイン会開催、昭和カープの“ヤバい”秘話も解禁

赤ヘル黄金期の伝説が神保町に!髙橋慶彦氏のトーク&サイン会開催、昭和カープの“ヤバい”秘話も解禁

広島東洋カープの黄金期を支えたレジェンド、髙橋慶彦氏の自伝『赤き球団の魂 髙橋慶彦』の発売を記念し、1月29日に神保町・書泉グランデでイベント開催が決定!昭和プロ野球の衝撃的な裏話や、スパルタ指導の真相などが語られる本書。当日はトークショーやサイン会も行われ、ファン必見の一夜となりそうです。


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

ジー・モードより、推理アドベンチャーゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』の世界観を再現したオリジナルグッズが、北海道紋別市のふるさと納税返礼品として提供されます。


【野球選手から俳優!?】板東、長嶋、イチロー・・・人気ドラマに出演した元プロ野球選手!

【野球選手から俳優!?】板東、長嶋、イチロー・・・人気ドラマに出演した元プロ野球選手!

プロ野球選手が引退後、タレントとして新たな道を歩むケースは数多く見られます。その中には、俳優業にまで進出し、映画やドラマで活躍する人も少なくありません。今回は筆者の独断と偏見に基づき、人気ドラマに出演した元プロ野球選手の中から、特に印象に残っている面々をご紹介します。


最新の投稿


樋屋奇応丸の倉庫から幻の音源発見!デューク・エイセスが歌う昭和のCMソングが高音質で蘇る

樋屋奇応丸の倉庫から幻の音源発見!デューク・エイセスが歌う昭和のCMソングが高音質で蘇る

「ひや・きおーがん」のフレーズで親しまれる樋屋製薬の社内倉庫から、長らく歌唱者不明だった過去のCMソング音源が発見された。調査の結果、昭和を代表するコーラスグループ「デューク・エイセス」による歌唱と判明。当時のクリアな歌声を再現した「高音質版」が公開され、昭和歌謡ファンを中心に大きな話題を呼んでいる。


福岡の食のテーマパーク「直方がんだ びっくり市」が50周年!大盛況で幕を閉じた「半世紀祭」をレポ

福岡の食のテーマパーク「直方がんだ びっくり市」が50周年!大盛況で幕を閉じた「半世紀祭」をレポ

1976年の創業から50周年を迎えた福岡県直方市の「直方がんだ びっくり市」にて、2026年4月17日から19日までアニバーサリーイベント「半世紀祭」が開催された。銘柄牛が50%OFFになる「肉袋」や名物セールの復活、地元ヒーローの参戦など、半世紀の感謝を込めた熱気あふれる3日間の模様を振り返る。


『メタルスラッグ』シリーズ30周年記念プロジェクト始動!新作開発や特設サイト、記念映像が一挙公開

『メタルスラッグ』シリーズ30周年記念プロジェクト始動!新作開発や特設サイト、記念映像が一挙公開

アクションゲームの金字塔『メタルスラッグ』が2026年4月19日に誕生30周年を迎えた。株式会社SNKはこれを記念し、シリーズの再燃・リブートを掲げた記念プロジェクトを始動。新作ゲームの開発を含む多彩な企画の推進や、歴史を振り返る記念映像の公開、特設サイトの開設など、世界中のファンへ向けた展開が始まる。


山下達郎ソロ・デビュー50周年記念!JOURNAL STANDARDとコラボした限定Tシャツが発売

山下達郎ソロ・デビュー50周年記念!JOURNAL STANDARDとコラボした限定Tシャツが発売

ソロ・デビュー50周年を迎えた音楽界のレジェンド・山下達郎とJOURNAL STANDARDが特別なコラボレーションを実現。1stアルバム『CIRCUS TOWN』収録の名曲「WINDY LADY」をテーマにしたTEEがリリースされる。音楽史に刻まれた名盤の空気感を纏える、ファン垂涎の記念アイテムが登場だ。


中山美穂の伝説が蘇る!全175曲収録の完全保存版Blu-ray BOXが6月17日発売決定

中山美穂の伝説が蘇る!全175曲収録の完全保存版Blu-ray BOXが6月17日発売決定

中山美穂のコンサート史を凝縮した5枚組Blu-ray BOX『Miho Nakayama Complete Blu-ray BOX~Forever』が2026年6月17日に発売される。1986年の初公演から98年までを網羅し、全編HD・オーディオリマスタリングを敢行。未発表ライブ映像やMVも初収録した、ファン必携の記念碑的作品だ。