優柔不断男の代名詞だった!?緒形直人さんの出演ドラマまとめ

優柔不断男の代名詞だった!?緒形直人さんの出演ドラマまとめ

トレンディドラマに数々出演していた緒形直人さん。その役柄から優柔不断男のイメージが付いている方もいるかもしれません。緒形直人さんの出演ドラマをまとめました。


ドラマデビューまで

緒方直人さんは1967年に俳優の緒形拳さんと女優の高倉典江さんとの間に生まれます。兄の緒形幹太さんも俳優なのでまさに俳優一家ですね。

1987年の20歳の時に青年座研究所に入団。1989年に青年座に入団しますが、その間の映画「優駿 ORACIÓN」でデビューしています。しかもいきなりの主演でした。

「優駿 ORACIÓN[」は「優俊」という小説を原作にしていて北海道の小さな牧場で生まれたオラシオンという競走馬が日本ダービーに出場する姿を描いた作品。フジテレビ開局30周年記念作品で240万人を動員するヒット作でした。いきなりこの映画で注目されたんですね。

1988年にはNHKの銀河テレビ小説「新橋烏森口青春篇」に出演しドラマデビューも果たしています。

「北の国から」シリーズ

1989年には「北の国から '89帰郷」に出演。こちらは蛍(中嶋朋子さん)と同じ通学電車に乗っていた浪人生・和久井 勇次役です。

電車の中でお互い気になっていたのですが、勇次が痔をわずらい、蛍が実習している病院にやってきたことをきっかけに話すようになり、交際に発展します。好きな相手に痔を診てもらうのも、診るのもなかなかショッキングですよね。

浪人生だった勇次ですが三浪して帯広畜産大学に合格。蛍との交際も順調で准看護師から正看護師になるように勧めます。

89で登場し、95秘密までは登場していました。「秘密」で蛍は大学の外科医・黒木光彦と不倫関係になり、勇次とは別れてしまいます。そして黒木の子を身ごもり、波乱万丈な人生になってしまう訳です。あのまま勇次と幸せになっていたらまた違う話になっていたと思いますが、なぜ勇次じゃダメだったのかは語られないままでしたね。

「同・級・生」

1989年には月9ドラマ「同・級・生」で安田成美さんと共に主演を務めます。柴門ふみさんの漫画が原作のドラマです。

トレンディドラマ全盛期で、トレンディドラマの象徴のような優淳不断男・鴨居透を演じたことで、緒方さん自身が優柔不断なイメージになってしまったという人もいたのではないでしょうか。

ドラマは広告代理店に勤める鴨居透と大学時代の友人たちの仕事や友情、恋愛などを描いたドラマです。

鴨居は大学時代、安田成美さんさん演じる名取ちなみと付き合っていたのですが、卒業前に別れます。ですが1年後にちなみが忘れられず再び会う約束をするのですがすれ違い、佐倉杏子(菊池桃子さん)と付き合うことになります。

それでもお互い心に残っていて最終回間近で再び付き合うことになるのですが最後にはまた別の人と幸せになるというお話でした。見ていてやきもきした人も多いのではないでしょうか。

「予備校ブギ」

1990年には「予備校ブギ」で主演を務めます。早稲田大学法学部の受験当日日間に間違われ、受験に失敗した上条茂樹(緒方さん)は予備校に通うことに。そこで2人の友人(演者は織田裕二さんと的場浩司さん)ができ、つるむようになります。

そして、講師としてやってきたのは、茂樹を痴漢と間違えた女性・小野雪(田中美佐子さん)でした。

3人の予備校生が受験や恋愛に悩みながら1年後にまた受験を迎えるまでを描いたドラマ。

このドラマでも緒方さんは優柔不断な役を演じていて、雪には浪人生は恋愛をしている暇はないといわれたものの雪と女子大生の堀川めぐみ(渡辺満里奈さん)との間で揺れます。

そして最後までグダグダして受験に失敗し、二浪が決定するというラストでした。昔のドラマはハッピーエンドにならないことも多かったので最後まで気が抜けませんでしたね。

「信長 KING OF ZIPANGU」で大河ドラマ主演!

1992年には大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」で主演の織田信長を演じます。

これまで、優柔不断な男を演じてきた緒方さんですが、イメージが全く逆の織田信長を演じることになったんです。ご本人もオファーを受けた時「強くて豪快な織田信長は、自分が今まで演じてきた役とイメージが違いすぎるのではないか」と考えたそうです。そしてメディアでも役柄への懸念が放送されていました。

ですがかつらと髭をつけると歴代の織田信長の中でも一番本人の肖像画に近かったそうです。

ちなみに、いままで共演経験のある菊池桃子さんや的場浩司さんもこのドラマに出演していました。

そして、父親の緒形拳さんは「太閤記」、「峠の群像」で主演をと詰めていて、親子二代で大河ドラマの主役を演じたのはこれが初でした。お父さんは豊臣秀吉を演じられていたんですね。

「世界の中心で、愛をさけぶ」

2004年には大ヒットした小説を映像化した「世界の中心で 愛を叫ぶ」に出演。この年には別キャストで映画化もされていて、ドラマ版は原作と映画のどちらも取り入れた内容になっています。

ドラマは17年前と現在を行き来するような作りになっていますが、メインは17年前で主演は山田孝之さん。

普通の高校生、松本朔太郎(山田さん)はクラスメイトの廣瀬亜紀(綾瀬はるかさん)と恋に落ちます。亜紀はクラス委員で陸上部という目立つ存在の女の子。

ですが亜紀が白血病にかかってしまい、朔太郎は亜紀を支えていくという物語。

亜紀は高校生で亡くなってしまいますが、17年後の現在でも朔太郎はまだ亜紀を引きずっていました。この17年後の朔太郎を演じたのが緒方さん。大学病院で研究医師として働いているという役柄でした。これはドラマ版オリジナルの設定でしたね。

それまで若者役を演じていた緒方さんでしたがこのドラマあたりから大人の役に変わっていったなと感じます。その後は父親役なども増えていますね。緒形さんの今後のドラマ出演も楽しみですね。

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